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一人で戦った夜は
どれだけ蒸し暑くても 体は火照ることはなく
ただ、冷たいままで
涙で濡れた袖
ぼやけて見えない視界
「大丈夫」っていう一言 それが欲しかった
気付いて欲しかった・・・
別にやめたいわけじゃないし
逃げたいわけでもない
ちょっと疲れたから
一呼吸 置きたいの
悲しみの叫びよ
空高く飛ばなくてもいい
そのまま
その代わり、聞いて
自分が大切にしてる人のもとへ
飛ばしてゆけ
集団の声が心を叩く
どれだけ暗く静かでも 体は熱く燃えていて
ただ、暑いだけで
汗で濡れた額
ぼやけて滲(にじ)んでゆく世界
「助けて」っていう一言 それを言いたかった
気付いてもらえないかな・・?
別に諦めたいわけじゃないし
止まりたいわけでもない
ちょっと限界だから
一呼吸 つきたいの
苦痛の嘆きよ
空高く舞い上がらずに
そのまま
その代わり、聞いて
自分が思う所まで
落ちてゆけ
どれだけ闇深くても
どれだけ深刻だったとしても
一言で終わらせないで!
心配、してよ・・・
あぁ 皮肉にも響かぬ声よ
どうか、どうか 説いてくれ!!
その代わり、捧げるから
未来を奏でていってほしい
伝えよう、”生きる”ということ