この作品はいかがでしたか?
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注意事項↓↓↓
★兎黒【R15有】
★木兎さんと黒尾さんがイチャイチャしてるだけ
★赤葦&月島が酔いつぶれ
⤴お酒に弱いお二人様です
★月山要素あり
★成人済み
★なんでも大丈夫って方だけ
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俺は黒尾鉄朗。
今は仕事に没頭中である。
実は今、今朝に木兎光太郎という自慢の彼氏から飲み会のお誘いがあり、定時には自分の今目の前にある仕事を全て完璧に終わらせようと必死な最中である。自慢の彼氏は日本代表バレーボールのプロ選手で、毎日が忙しい。同棲をしていて会える日はあるけど、Vリーグや試合が近づくにつれて家に帰ってくることは滅多にない。今の時期はそれだ。
とにかく、飲み会に行きたいし、久しぶりに恋人に会いたいし、しかも月島と赤葦も来るらしい。これは絶対に行かなくては。
「おぉ、黒尾ー!今日用事あるかー?渡辺さんと一緒に居酒屋行くんだけど黒尾いく?」
「あ、今日は無理っす」
「そうか!それは残念だ、また誘うからその時は絶対来いよ!」
バシッと肩を叩かれる。
地味に痛いよ、うん。
あのお誘いマンな先輩を回避し、荷物を鞄へと放り込み、タイムレコーダーにタイムカードを差し込んだ。
「お先でーす」
「お疲れ様でしたー」
そう挨拶すればあとは木兎と待ち合わせの居酒屋へ向かうだけ。
カラーン…
「しゃいませー!おぉ!黒尾じゃないか!木兎ならあっちの奥に居るぞー」
「あぁ、いつもすみません」
「いいっていいって!」
この居酒屋はよく木兎と行くので店主には顔を覚えられている。店主が言ってた通り、奥の席へと足を動かした。
「おー、、、月島、これって?」
目の前に広がる光景は、赤葦が正座している木兎に説教をしていてそれを月島は見ている。
「赤葦さんが酔ってるんです。てか来るの遅いですよ」
「すみませんねぇー、おい赤葦、なに木兎にキレてんだよ」
そう声をかければ今にも殺されそうなほどの目でこちらを凝視する赤葦。すると、俺の存在に気づいた木兎が抱きついてきた。
「黒尾ぉー、あかーしが俺のこと、りふじんに怒ってくるー!!」
「はいはい、わかったから座らせてくんね?」
腰をガッチリ木兎の腕でホールドされお腹にぐりぐりと頭をこすりつけてくる。でかい赤ちゃんか。とりあえずそれをやめさせて、木兎の隣へと座る。向かい席に月島と赤葦が座った。
「んぅー、、、月島ぁー木兎さんは?」
「今赤葦さんの目の前にいますよ…怯えた姿で」
烏龍茶を片手に月島は言う。
「なにをそんなに木兎にキレてんのさ」
赤葦に聞こうとするけど、がんに答えてくれない。だから木兎に聞いてみた。
「赤葦はなんでそんなにお前のこと怒ってるんだよ」
「それが俺にもわかんねぇーんだよ!だれだ!赤葦に酒飲ませたやつ!!」
「木兎さんじゃないですか…」
と、月島は顔を歪ませ烏龍茶を一口。
時間が経つと次第に赤葦は酒の酔いで深い眠りへと入っていった。そして月島は俺と木兎の方へと顔を向ける。
「黒尾さんと木兎さんって同棲してるんですよね、、、同棲ってどんな感じですか?」
「ブフッー…けほゲホッ、なに急に」
「汚いですよ」
「いやだって、急に変な質問するから悪ぃんじゃねぇか、死ぬかと思った…」
「ツッキー!それが知りたいのか!?俺にはようわからねぇから黒尾に聞いて〜!」
全部俺かよ!
でもまぁ、月島にもお相手さんがいるしな。悩んでんだな。
「んー、木兎はな選手だから会えないときが多かったんだけど同棲してなかった時と比べたら、会える時間が全然違う!本当に違う!朝起きたらいつの間にか隣で寝てるときあるし、深夜に帰ってきてもお互いに顔見れるし。他にも家に帰る途中、木兎の仕事が休みで自分の好きな人が家で待ってるって思える瞬間も最高なんだよな」
「そうなんですね」
「なんだよ、人に教えてあげてるのに」
先輩からのアドバイスに関しての感想薄い!やけくそにグビっとビールを飲む。そして少し隣へと視線を移す。隣に座っていた木兎が小刻みに震えていた。それに俺は声をかけた。
「どうした?木兎(((」
「黒尾ぉぉぉおおっ!可愛いなぁーお前ってやつは〜!!」
と、言われながら抱きつかれ頭をグシャグシャ撫でられる。
なにこれ…。
てか月島が見てんだけど、、、あ、ほら、スゴイ顔でこっち見てる。まるで「なに人の前でイチャイチャしてるんですか?家でしろ」と言いたげそうな顔をしてつまみを食ってる。そしてほんのり頬が赤かった。ん?赤かった?もしかして。
「…木兎、月島に酒を飲ませたか?」
「…」
「おい黙るなよ!赤葦もそうだけどよー月島たちに酒を飲ませるな!後々面倒臭いんだぞ!ったくー」
「だってだって〜!!」
「お前のだってはただの言い訳だ!」
そんな不貞腐れた顔をしても俺には効かねぇからな。はぁ、そばかすくんに連絡しとかねぇと月島このまま寝ちまう。赤葦はあとで自宅まで送るか。
そう思い鞄の中から携帯を取り出す。
「なになに?何してんの?」
「お前のせいで山口くんに連絡だよ」
「えぇー、そんなのあとでいいじゃん!」
「あとでじゃ遅いんだわ!」
「あ、黒尾さん…僕、自分で連絡…するので、」
そう月島が言うので俺は携帯を鞄にしまった。連絡したあとの月島は赤葦と同じ酔いつぶれてしまった。残ったのは木兎だけ。また俺はグビっとビールを一口。木兎はつまみを食べだした。そしてふと思い出したことを木兎に話した。
「そういや木兎ってさ、試合の方はいけんの?今こんなふうに飲みまくってっけど」
「んー、多分大丈夫ー!日向たちにちゃんと明後日帰るって伝えてるし!!監督にもちゃんとオッケーもらったしー!!!」
「え、明後日?お前休みもらったのか?」
「?おう!」
なんとも変わらない笑顔でこちらを見た。そして俺は考える。
明日休みってことは一日中木兎と一緒に入れるというわけ。なんだ最高じゃん。でも試合は近づいてるのに。
そっちのほうが大事なんじゃ…。
「んもー、変なこと考えてるだろ!心配すんな黒尾!!」
と俺の考えていることがわかっているかのように言う木兎に少し驚いた。
数時間後、月島と一緒に暮らしている山口くんが到着し、月島を連れて帰って行った。赤葦はというと一応目は覚ましたもののまだ夢の中で、歩いて帰るという赤葦に木兎が珍しく「流石に歩いて帰るには無理がある」と説得して最終的に赤葦はタクシーで帰っていく。そして木兎と俺は徒歩で家まで向かった。
家に着くと俺はすぐに風呂に入った。そのあとに木兎も入り、お互いにドライヤーで髪の毛を乾かした。風呂上がりの木兎は少しだけ雰囲気が変わる。毎朝セットしている髪型とは違い、下ろしている状態だからか。俺はそれが好きだ。
ソファに座っている木兎の前にココアの入ったコップを二杯テーブルの上に置く。そして、俺は木兎の隣へと座った。
「あかーし、無事帰れたかな〜?」
「さぁな、心配ならあとで連絡入れたら?」
「うん、そうする!!」
木兎が話したあとココアを一口。
口の中でとろけるほど美味しい。ミルクを入れたためさらに甘さが広がった。そしてなんといっても温かい。お腹の中から温めてくれそうだ。
そんなとき、俺は無意識にふとこう口にした。
「木兎…もしさ、俺が急にいなくなったらどうする?……あっ、、、違う、今のは…忘れてくれ…」
俺は急いで発言の撤回を木兎に頼む。俺は木兎の顔が見れない。いや、怖いのか。
「黒尾、俺さ…黒尾がいなくなっちゃうとか考えられないよ」
「え、?」
そう木兎は俺の目をじっと見つめる。その金色のような輝く瞳に吸い込まれるように俺も目を合わせる。
「てか、考えない。だって黒尾ー、俺のこと好きだろ?愛してるだろ?それは俺も同じこと!だから黒尾が急に俺の元から消えるとか、死ぬとか、ありえない」
「…どっから湧いてんだよ、その自信っ…」
「だって、黒尾は俺のこと好きなんでしょ?好きだから俺と一緒にいてくれてるんでしょ?ならそれはもう十分な愛だよ。そしてもし、なにかが黒尾のことを不安にさせているなら俺はそれから守ってやる!だから泣くなよ!」
と、ぎゅっと抱きしめられる。
別に不安があるわけじゃない、木兎にも違う誤解をさせてしまっている。けど、この暖かい温もりを手放したくなかった。だから俺は木兎の背中へと手を回した。
「おぉー、黒尾からぎゅっとしてくれる日が来るとは!!」
「うっせ…」
「ははっ、照れてる黒尾かわいぃー!」
そういってぷにぷに頬をつまんでくる。
「あのさ、、、俺、別に不安ってもんはないと思うんだよ。今だって考えても分かんねぇし」
「そっか、、、ならその不安が見つかったら俺にすぐ言うこと!そしたら俺が黒尾に引っ付いてる不安を取り除いてやる!」
「…そうか、木兎なら安心すっかも…」
「おう!なら良かった!!明日せっかく休みだし早く寝てどこかデートでも行こうぜ!」
「あぁ、そうだな」
そして俺は木兎と寝室に向かった。寝室にあるベッドは大きく成人男性が二人寝れるスペースがある。そこへと横になる。
「木兎、ありがとな…あとおやすみ」
「あぁ、おやすみ…あと_」
ちゅっ_。
そっと木兎は口付けをした。
咄嗟のことに俺は顔を真っ赤にし布団の中へと丸まった。心臓がバクバクして破裂しそうだ。当の本人は「おーい、何隠れてんだー?照れてんのかー?」とか呑気なことを聞いてくる。
「ばーか、、、」
「…え、なにこれ…突然罵倒されてる???最高!!!可愛い!!!」
隣でワァーワァー騒ぐ木兎を無視して恥ずかしいのもあり、俺は寝た。
END
🌟【〜リクエスト受け付け中〜】
〇〇くんの怪我・体調不良・幼児化とかそんな感じの詳しい内容を書いてください!!
⇩⇩⇩⇩
CPの場合はちゃんと二人の名前を書くこと︎︎!!内容は上記と同じ👆
コメント
2件
リクエスト受け付けてマース🙋♀️
黒尾さん受け最高✨✨ 誰か共感者いない?