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fwak
「話せるわけない……ふわっちに、話せるわけがない!!」
「こんな俺の話を聞いて理解してくれる人なんて、いないから!」
「いるわけないから!」
『そんなの話してみないとわからんやろ!』
「なんで!?なんで俺を止めたの!?あのまま終わらせてくれれば俺は幸せだったのに!!!」
そういったあきなの顔……
『…!あき…ッ』
「なんで、止めるんだよ!なんでそういうこと察しがいいんだよ!」
「そういうふわっちのことが、俺は大ッ嫌いだ!!」
…大嫌い、と言われたはずなのに
俺はあきなを抱き締めていた
「…は、?」
『ごめん、あきな』
「…んだよ、今さら、もう遅いって、」
『いいや、まだ間に合う、そのために俺は戻ってきたんやから』
「何…いってんの?もうこんなんになっちゃったんだよ?俺らの関係も、もう…」
そうかもしれない
俺らの関係はこれを機に断ち切ることにもなるかもしれない
『だってあきな…』
例え君に大嫌いだと言われても、
それでも…
『…だってあきな、泣いとるやんか』
その瞳から流れる涙だけは本物だって、思いたかったから
泣いてるあきなをみたくないから
君を助けたいから
それを聞いた瞬間あきなははっとして、自分の目をこする
『話してくれる?』
「…ッ、」
そのとき、あきなの瞳から、あふれでてくるくらいの雫が頬をつたった
「…ッわかんなかったの!小さい頃からずっと、ずっとッ!!」
あきなからでた言葉は、一つ一つが重かった
「思いでも、大切な約束も…ッ全部忘れちゃうから…全部明日になったらなかったことになっちゃうから!!」
『うん』
「どれだけ思い出を振り返っても、俺は、なんとも思わない」
「それが楽しいのか、うれしかったとか、そういう感情もわかんなくて…!!」
「前は愛せてたはずなのに…ッ、これからも愛していけるって思ってたのに、なのにッ!」
力の抜けたような声で言う
「俺は…ッどこで間違っちゃったのかな…ぁッ…?」
…俺の胸に顔を埋め、泣いている、このことをもっと早くに知りたかった
でもまぁ、それほど話しずらかったんだろう
きっと、記憶障害的なものをあきなはもってる…それに、一人で戦ってきたんだ
『……ごめんな…話してくれてありがとう…』
『俺さ、後悔してるんよ…あきなこともっと知って上げられんかったかなぁって』
『早くから寄り添って上げられたらなぁって』
俺は、あきなを抱き締め、頭を撫でた
『頑張ったな、あきな、もう一人にはさせんから…一人で戦わんでいいから』
「でも…ッでも…ッ!!」
「人を愛せないんだよ?ふわっちのことも、すぐ忘れちゃうんだよ?こんな俺がふわっちの傍にいていいわけない
愛されていいわけがない…」
『なにいうとるん?』
『あきながどんな人だろうが関係あらへんよ、忘れたっていい、何度だって思い出させてやるし、支えてやるし』
『あきなは俺の光なんよ』
『いつも太陽みたいに場を明るくして……でもな、無理せんでいいんだよ、
光だって、ずっと光続けとかんでいい、誰かに寄り添わんと自分が壊れる』
『だから俺はあきなを支える』
『光続けとかんでいいから、つらくなったらよりそってええから、』
「俺、ふわっちにひどいこと言ったんだよ?嫌いだって」
『だから?あれ嘘やってすぐ気づいたもん』
「え?」
『だってあきな泣いとるし、噓つくときの癖がでとるし、』
『俺のことちゃんと好きなんやなって』
「んな…ッ!?」
少し頬を赤らめるあきな
シンプル可愛い
『…なぁあきな? 』
「ん?」
『記憶がなくなるのは、やっぱ辛い?』
「…あたりまえ、起きたらなんもわかんなくなってる」
「治しかたもわからない、とにかく医療の力じゃどうにもならないってこと」
『ってことは…運命とかってこと?』
「なにそれ…?まぁ、そんな感じなんじゃない?」
『俺とあきなやな!』
「え?全然ちがくない?」
『いや?一緒だよ』
『俺が記憶を取り戻す
あきなが、明日が楽しみって、思えるような生活になるよう頑張るからさ!』
『あきなはまだ、生きとってくれる?』
「…ふッ w何その質問w」
少し微笑んで君が言った
「だって、ふわっちが傍にいてくれるんやろ?
それ以上の幸せなんてこの世にないって!」
コメント
1件
全然寝れない時にあなたが書いた物語を読んだんですけど、、とても感動しました。