照💛『新年一発目かますぞ!』
⛄️『しゃあっー!』
新しい年の幕開けは名古屋から。初の年跨ぎでのライブに身体の休息はなく連日ジムで鍛えては帰宅する翔太に些か不満を持ちつつも、自宅で軽く身体のメンテナンスをする俺に、翔太は〝付き合うよ〟と言って俺の背中に触れた。
亮平💚『ねぇ折角ライブまでオフなんだから二人きり家で過ごそうよ?』
つまりはジムに行くなよと言いたい。毎日ジムで汗を流しては照とその後ランチしてから帰ってくる…面白いわけない。俺はと言うとゆっくりと朝起床すると一人寂しくカップ麺を啜っている。
疲れ切って帰ってきた翔太はなかなかスキンシップをしてくれず、帰る時間帯を見計らって始めたストレッチに漸く触れた翔太の手は外気に晒され冷たかった。
翔太💙『亮平も一緒にジム行こうよ?そしたら解決するぞ』
昔からジムで身体を鍛えるのは好きじゃない。ムキムキな身体より程よい筋肉が俺の好みだ。ゴツゴツと寝心地の悪い俺の胸板も擦り寄ってくれる翔太が居るならそれでいいんだけど…しかし背に腹は代えられない。ジムで鍛えた身体に二人で掻いた汗をイチャイチャと流し合ってシャワールームで北叟笑む新年も楽しそうじゃないか!!!
亮平💚『よしっ!明日は俺も行く』
翔太💙『ホント?やったぁ〜専属のトレーナーしてあげるよ♡』
亮平💚『無理無理……ホント無理だから!』
新年早々筋トレだなんて…重い腰を上げて訪ねた翔太行きつけのジムへ彼の運転でやってきた名古屋ライブ前日。
迸る汗パンプアップされた翔太の胸筋をうっとり見つめると、急に視界を遮られタンクトップ姿の腕橈骨筋を見せびらかすように佇む目の前の男は〝ほらもうワンセット頑張れ呼吸忘れんなよ!〟なんて言って俺の可愛子ちゃんどこ行った?
亮平💚『……って何でお前なんだよ?』
照💛『ん?何が?』
翔太とラブラブ新春筋肉デートの筈がトレーナーとして待ち受けていたのは照だった。すっかり明日のライブへの準備が完成し切ったその身体は日々の鍛錬の賜物だろう。俺のトレーニングを見ながらも照はダンベル片手に余念がなかった。
亮平💚『照流石!カッコいいねぇ〜』
…なんて言えば少しは手加減してくれるだろうか?淡い期待を抱きつつ吐いた言葉に反応したのは奥でベンチプレスを持ち上げる翔太だった。
翔太💙『俺は?俺にも言ってよ!』
てっきり二人きりだと思っていたのに、少し面白くない俺は悪戯心に火がついた。〝照に比べたらまだまだね〟なんて頰を膨らませて見てろよと言いながら意地を張る翔太が可愛っくってこれはこれで楽しかった。暫くすると 照は用事があるからと言って足早にジムを後にすると念願のラブラブ筋肉デートの始まりを告げた。
亮平💚『ねぇ翔太重た〜いもう無理!』
翔太💙『しょうがない奴だなこれくらい持ち上げろよ?』
亮平💚『翔太の身体なら簡単に持ち上げちゃうけどね?』
マットに横たわる俺に近づいた翔太の腕を掴むとバランスを崩した翔太は俺に跨るように上に乗ると 額の汗が薄っすらと光って見えた。
翔太💙『亮平ちゃんとやったか?あまり汗掻いてないなっ?』
亮平💚『もっと効率のいい鍛え方知ってる?いっぱい汗も掻くよ?』
〝んっ?〟いつもよりちょっとばかり男らしい翔太の姿にまたドキドキと胸がうるさい。汗で張り付くタンクトップを乱暴に握りしめ俺に引き寄せるように引っ張ると重なった唇からすぐさま離れた翔太は俺の胸を強く押して抵抗した。
翔太💙『真面目にやれよな💢』
下唇を噛んで身体を起こすと〝ごめんなさい〟と言って立ち上がり〝先に帰るね〟と言って荷物を慌てて取ると逃げるようにジムを飛び出した。
…悪ふざけが過ぎちゃった。でもあんなに怒らなくてもいいのに。汗も拭かずに出てきてしまって後悔する。
冬型の気圧配置、西高東低の北風吹き荒れる東京都内。真っ昼間から翔太に盛った男の末路は独りぼっちの帰り道だった。
人差し指でなぞる自身の唇に翔太の薄い口唇の感触が残る。何度も重ねたその唇に嫌悪感を抱くように離れて行った光景が蘇りちょっぴり涙が溢れた。少しだけね…ほんの少しだけ。
亮平📩『歩いて帰るね!これもトレーニング♡さっきはごめんなさい。悪ふざけが過ぎました』
着て来たパーカーを羽織りフードを被ると颯爽と街を歩く。新春セール中の街は賑わいを見せ家族連れが多く目立った。否応無しに飛び込んでくる仲睦まじい光景に胸がチクリと痛んだ。
足早に通り過ぎると歩道橋に差し掛かり歩みを緩めた。一歩ずつ階段を登ると自転車を引きながら歩く男性とそれに寄り添いながら歩く女性の姿があった。歩幅を合わせながら歩く二人にまたチクリと胸が痛む。
気にするなって言う方が無理だ。街を歩けば当たり前の幸せが転がっていて、勝手に疎外感を感じている俺は随分と醜い生き物のように思えた。
照💛『あれ阿部?翔太は?お前ひとりで帰ってんの?』
どうやらジム終わりランニングをしていたらしい照と出会した。俺とは違って至って健全にトレーニングをしている照が眩し過ぎて、下心だけでジムに行った俺は恥ずかしくて顔に熱が集まるとフードを目深に被ってまた逃げるように足を速めた。
照💛『おいおいちょい待ち!少し話あるんだけどいいか?』
亮平💚『嫌だって言ったら?』
照💛『反抗期かよ?いいから付き合えよ』
公園のベンチに座って差し出されたのは暖かいブラックコーヒーだった。〝プロテインじゃなくて安心した〟と言う俺に、大してトレーニングしてねえだろと言われて益々落ち込む俺は肩を落として項垂れた。
照💛『喧嘩でもした翔太と?』
亮平💚『襲おうと思ったら怒られただけだよ…不謹慎な理由でトレーニングしてました。ごめんなさい!じゃっまた明日』
照💛『おいおい勝手に解決するなよ?』
〝放っておいて…泣いちゃいそうだから〟言った側から蹲ると堰を切ったようにと目処なく溢れた涙が地面を濡らし、添えられた照の大きな手が優しく背中を撫でた。
照💛『俺らの話するけど…ふっかとの事』
亮平💚『へっ?誰と誰?』
照は知っているものとばかり思っていたようで驚く俺を見て顔を赤らめ片手で口元を覆って恥ずかしそうだ。〝えっと…いつから?〟そう言った俺に〝翔太とまぁ色々あったその後だな…だから半年前くらいかな?〟色々って何でしょうか?あぁ怪しげな雰囲気の時かお仕置きしてもなかなか吐かなかった奴だ。二人して散々黙っていたくせに時効とでも言うのか?ここまで黙っていたのだ墓場まで持って行けよ💢と言いたい気持ちを抑えつつ仏の心で無尽蔵に湧き上がる沸々と煮えたぎる想いを収めると、にっこりと微笑んだ俺の目にもう涙はなかった。
亮平💚『で💢それで何か?ふっかとラブラブだって話かしら?照に優しく出来るほど人間ができていないんだけど?』
照💛『いや…その俺らはねちゃんと二人で今後の話してるよ?亮平もちゃんと話し合えばと思って。翔太も悩んでるようだったから』
亮平💚『その話なら解決済みだから…でもありがとう心配してくれて。もう大丈夫だから』
俺が誰にも相談できない事を翔太は話したんだ。それだけ翔太にとってはきっとなんて事ないくだらない悩みなのだ。
そう俺一人だけのくだらない悩み事だ。
亮平📩『やっぱり実家に帰ります…お正月まだ顔出してないから。そこから名古屋に向かいます』
翔太💙『嘘つき』
ライブ終わり楽屋に冷たく響いた翔太の声は思いの外大きかった。結局実家には帰らずに昨日のうちに名古屋に一人で飛び立った俺はホテルで一夜を明かした。何も持たずに出てきた俺は、気を紛らわすように出掛けたショッピングで家族連れに紛れて雑踏の中を過ごした。カフェに立ち寄り寒空の下で飲むコーヒーに翔太を思い起こしながら街を行き交う人を眺めては自分がいかに小さな人間か思い知らされる。
沢山の人が行き交う群れの中に腕に寄り添う男性カップルが堂々と歩き幸せそうに頰を寄せていた。翔太のような可愛らしい姿につい頰が緩んだ。小さな男の子がぬいぐるみを片手に小走りで走る姿に翔太を重ねた。屈託なく笑う彼の笑顔に不安が嘘のように消えた年明けの日を思い出しカフェテラスで一人泣きながら啜ったコーヒーは苦かった。
胸にドスッと投げつけられた俺の荷物は、いつものライブ用の遠征バックだった。翔太が見繕い準備したものだった。
亮平💚『ありが……』
言い終わる前にズカズカと不機嫌を鳴らしながら帰っていった翔太の足音を追いかけ愛しい人の肩を掴むと〝触らないで〟と再び拒絶され寂しく残された右手が宙を掻くとどんどん小さくなる翔太の背中が涙で霞んだ。
亮平💚『ごめんなさい!翔太…許してよ……』
膝から崩れ落ちた無様な俺は冷たい廊下にぺたんと尻餅をつくと、目の前に現れた白くて小さな手が〝バカ〟と言って俺の腕を取り立ち上がらせると〝せぇーの〟と気合を入れお姫様抱っこした。
翔太💙『見て俺だって亮平持てちゃうよ力持ちでしょ?照より凄いでしょどうかっこいい?泣き虫の亮平さん?』
亮平💚『このままそこの部屋に入って』
近くの部屋を指差し抱っこされたまま入ると、蹌踉めきながら電気を付けるとバランスを崩して二人床に転げ落ちた。
翔太💙『痛ててっ……おわっ…ンンンンッ!』
唇を押し当てて頰にキスして離れると手を差し出して身体を起こすと頰を両手で包み込みもう一度唇にキスをした。
亮平💚『今すぐ抱かせろ!翔太を感じたい』
翔太💙『はい?』
廊下を手を繋いで駆け抜ける。途中、照とふっかの横を通り過ぎ驚いた様子のふっかを他所に〝廊下走るな〟と照に怒られると立ち止まった翔太は〝今から抱かれてきます♡えへっ〟だなんて大きな声で言って前を行く蓮がお腹を抱えて笑っていた。
ホテルの部屋の入り口の冷たい壁に押し当ててどちらのものかも分からない程乱雑に脱ぎ捨てた服が廊下を塞いだ。
獣のように互いを貪り合い生まれてきた時のままの姿で立ち尽くす二人は静かな一室で二人の愛し合う音だけを響かせながらゆっくりとベットに横になった。互いのモノを含みながら愛し合い、ビクビクと快感に悶える翔太の蜜口から溢れる愛液を掬い取るように舐めとれば止めどなく溢れるそこは終わりを知らない。そのまま隘路に舌を這わすと彷徨う手を取り絡めた指に力を込める。
翔太💙『リョウヘイ……っ…』
きっといつかこの窮屈な世界も変わる時が来る。堂々と胸を張って愛する人を〝愛してる〟と言える世の中が。当たり前に転がっている愛と何ら違わないんだと。
目合を重ね愛する人の吐息に息吹を感じその柔らかな鳴き声に、重ねた身体の温もりに翔太への深い愛情と安心感を感じる。忙しい中での性交に生を感じ慈しむこの時間はただ快楽を求め合う為だけの行為ではない。
亮平💚『翔太…愛してる』
隘路に挿し込まれた俺の指が翔太の中を掻き乱す。時折舌で舐めとると腰を反って快感に震える翔太はベットに着いた手を握りしめシーツを手繰り寄せた。同時に胸の蕾を摘むと肩を窄めた翔太は白濁をシーツの上に放った。
亮平💚『指でイっちゃったね?』
翔太💙『ヤダ……っ見ないで…恥ずかしい///』
亮平💚『可愛すぎて目が離せそうにない…キスしてショウ』
キスした分だけ俺たちの物語を綴ろう。繋がった数だけ未来の話をしよう。きっと思い悩んで流した涙の数は俺たちを強くするから明日に繋がると信じてる。
震える手で優しく頰を撫でた翔太の手を上から優しく触れるとニコッと笑い触れた唇から伸びた舌を抱き合わせると深く翔太の中へと熱茎を押し込んだ。
翔太💙『ンンンンッ……っはっ……リョウ//』
初めての時を覚えてる?受けだった俺が繋がる事の恐怖に打ち拉がれている時にリードしたのは翔太だった。いつだって君は俺を限界値まで押し上げてくれる。ニコイチだなんて言って甲斐性の無い男の言い訳に君はいつまでも付き合ってくれる。
翔太💙『リョウヘイもっと奥に来て』
より深い結合を求めて中に埋め込まれた熱茎が一段と硬さを増し反り返った熱茎の先が臍の裏の壁を何度も抉る。 最奥の硬い壁に何度も叩きつけると得も言えぬ快感が生まれより快感を得ようと律動を繰り返した。
俺の突き上げに同調するかのように自らも腰を揺らし押し付けるようにして男根を咥えた翔太は〝顔が見たい///〟と言って仰向けになろうとすると〝抜かないでよ〟と怒る翔太を〝は?どうしろって言うんだよ〟と言ってゆっくりと繋がったまま向き合った。
翔太💙『あんっ///んっ…やっ気持ちイイ//』
亮平💚『どうしようもない子だねまったく』
〝だってぇ//〟何て言いながら二人は今までにないほどの快楽の高みへと駆け上がっていく。キスを繰り返し、顔の横で結んだ二人の手が湿り気を帯びると、上気した肌からは汗が滴った。
翔太💙『んっまたイっちゃう……』
亮平💚『いいよ一緒にイこう翔太』
翔太💙『うん///中に頂戴リョウヘイ…』
激しい絶頂の波に呑まれながら甘美な刺激に堪らずに口唇を開いたまま奇声にも似た短い呻き声を上げた翔太は残滓を放つと自身の奥に放たれた熱い飛沫を感じとりうっとりと瞳を細めて笑った。
空腹が朝を告げた。夕食を食べずに抱き合った二人は裸で朝を迎えた。ピタッと俺の背中に張り付いたままの翔太は〝腹減ったよ〟と言って足を擦り寄せた。多くの人が仕事始めの朝を迎え正月休みから一気に日常が戻る。二人で訪れた喫茶店でモーニングを食べると温かいコーヒーを啜った。
亮平💚『うん…今日は苦くない』
不思議そうに首を傾げた翔太の口の端に残るケチャップを取ろうと腕を伸ばすと〝なに?〟と言って身動いだ。〝ケチャップ付いてるよココ〟とジェスチャーすると〝んっ〟と言って顔を差し出した翔太の頰を掴んで舌で舐め取りキスをした。
翔太💙『ばっ…バカ!見られたらどうするんだよ』
店内には俺たち二人だけ。通路奥のレジから死角になる二人のテーブルは〝誰にも見えない…〟メニューを取り広げた翔太は〝これでもっと盤石だよ?もっといっぱいキスして///〟重ねた唇に舌を這わして上唇を舐めとるとうっとり蕩けた顔の翔太は耳まで真っ赤だった。
亮平💚『これ以上はダメだね?その顔誰にも見せたくない////』
翔太💙『俺は大手を振って歩きたい///こんなにカッコいい彼氏見せびらかしたいよ♡』
朝からバカなこと言い合って朝靄の中を二人で歩いた。〝もっと霧が濃ければいいのにね〟なんて彷徨わせた手を何の躊躇いもなく繋いだ翔太は〝迷子になっちゃうから握ってて〟と言って、来た方向とは逆に歩き出した。
亮平💚『そっちじゃないよ?』
〝いいのいいの〟なんて言ってグイグイ俺を引っ張り先導すると、とある建物の中に入っていく。仕事始めのその建物には人はまばらで慌てて帽子を目深に被った俺を見て真似するように翔太もニット帽を深く被り、その上からフードで覆った。
ズカズカと大股でカウンターに近づいた翔太は小さな手をカウンターに勢いよく叩きつけると、
翔太💙『婚姻届一枚ください!』
と言ってあまりの勢いに驚く職員は何の躊躇いもなく一枚の紙を差し出した。〝どうぞ…おっお幸せに?〟ありがとうございますと丁寧に頭を下げた翔太の手はしっかりと俺の手を握り締めたままだった。
翔太💙『行くぞ!泣くなよ…見っともない//』
亮平💚『ありがとう///』
〝まだ出せないけど…いつかね二人で出そうな!〟腕にしがみ付く俺に歩き辛いだの皆んな見てるだの悪態を付く翔太の事なんかどうでも良かった。隙間なく離れがたい。風の通り道にすら嫉妬してしまいそうな程ずっとくっ付いて居たい……あっ!
亮平💚『おい着いて来い!』
踵を返し再びカウンターに詰め寄る俺を困惑顔で見つめる職員に、不安そうな翔太の顔が面白可笑しい。
亮平💚『書き損じ用にもう一枚頂けますか?』
翔太💙『はあ?』
カウンター越しに笑い合う翔太と市役所職員を脇目に笑われている意味が理解できない俺は、ゆっくりと頭を垂れお礼を言うと役所を後にする。〝亮平らしい〟だなんて言ってずっと腹を抱えて笑う翔太に些か苛立ちながらも歩道橋の上で立ち止まった二人はどちらからともなくキスを交わした。
翔太💙『いつか来るかな?出せる日が』
亮平💚『さぁね…でもそれを待つ時間もきっと最高に素敵な時間になる//そうでしょ?』
翔太💙『ウザッ♡』
亮平💚『いつか……俺の大切な家族にもあって欲しいな〜///』
翔太💙『ん?会ったぞ?亮平と付き合ってるって言ったらお母さん喜んでたぞ?』
亮平💚『はあ?今なんて言った?』
翔太💙『ん?…お前が嘘つくからいけないんだぞ!実家に帰るって言ったから迎えに行ったんだよ?』
漸く昨日〝嘘つき〟と言われた理由が分かると特大のゲンコツを翔太にお見舞いした。
ほらねコイツにとっては俺の悩みなんてくだらないちっぽけなものだ。〝痛ってぇ〟と言いながら涙目になって頭を摩る翔太の隣で嬉し泣きをする俺に気付くと目一杯踵を上げて頭を撫でる翔太は〝屈めよ〟と言って可愛かった。
亮平💚『ありがとう///愛してます』
翔太💙『知ってるよ』
涙の数だけ強くなる?そうじゃない…二人が流した涙は葛藤した二人の勲章だ。いつかを夢見る二人の家の玄関には証人欄にメンバー全員分の名前が記載された婚姻届が飾られている。
亮平💚『じゃっ行ってくるね♡』
毎朝金曜日の薄暗い朝3時過ぎ、玄関ホールで期待に胸を膨らませわざとらしく少しだけ腰を屈めた男は踵を上げて近付く可愛らしいお尻に手を添えた。
♡ 完 ♡







