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帰りは雨だった。朝は晴れだったのに。
『一ノ瀬さん!傘ある?』ないよっと言うと俺もないんだよねー!と言った。
『蓮ー俺の傘はいる?
『あー、いいわ!』
『…私、傘買う』と言うと、『分かった!傘無しで帰るわ』と蓮くん
『え、あ、蓮くん!』
『ん?』
『…一緒に買いに行かない?』私は何を言っているんだろう。
『おっけ!』蓮くんはいつも通り笑顔。
お店に着く。
『これでいいや。』か手に取ろうとし傘がたまたま他の人と被ってしまい手が当たった。
『あ、ごめんなさい!』
そう言ってくれたのは学年1可愛いと噂ののるるかちゃんだった。
るるかちゃんは『女の子』っていう言葉がとても似合う。言葉で伝えるのは難しいけどとにかく可愛い。
『いえいえ、!あ、これどうぞ』
『でもあなたが濡れちゃいますよ!』心まで優しいるるかちゃん。
まぁ濡れるのは嫌だけどここでじゃあ貰いますって言うのもちょっと…
迷ってるうちに雨は止んでいた。
『あ…止みましたね!』
『そうですね』
『あれ?あ!もしかして一ノ瀬さん?』
『そうです!』
『え!あの、連絡先交換してもいいですか?』
『いいですよ!』
『一ノ瀬さん、俺もいい?』
『あ、いいよ!』
なんか初めてのことでニヤケが止まらなかった。美男美女に連絡先聞かれるって、滅多にないことだし。
『ありがとう!』
『いえいえ』
じゃあ私はこれで!とるるかちゃんはさっていった。
『一ノ瀬さん、一緒に帰ろ』今日も蓮くんは誘ってくれた。
『いいよ!』
『一ノ瀬さんってさ~』『~だったよね!一ノ瀬さん』
一ノ瀬さん呼びが何故か慣れなくてついに言ってしまった。
『あの…出来れば下の名前で呼んで欲しい…!』
『わかった!呼び捨てでいい?』
『…うん』
『おっけー!ばいばい一ノ瀬さ…華!』