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ハンター試験会場へ行くための、船が島から出た。



一応私は年頃の女の子なので、荷物はめちゃくちゃ多くて困る……。



ドスン……


と大きなリュックを置き、腰を下ろす。



ついに、この日が来たんだな……


島を出るのは初めてで、船も乗るのも初めてなので風に当たろうと貴重品だけ持って風の当たる場所へ向かう。



ザザッ………


波が____



ヒュォ〜〜………


風が_______




『わぁ〜〜〜〜広〜〜い!気持ちいい〜〜!!』




ものすごく爽快な気分で、思わず大きな声を出すと、



「ぷはっ!声が大きいよお姉さん!確かにものすごく風も気持ちいし気分が良くなるのも分かるけど!」



そう言って笑うのは、オールバックのツンツン頭の____


『きっ……聞こえてたの?!』


恥ずかしい///


独り言にしては確かに大きすぎた………


「うん!丸聞こえ〜〜」


そう言ってニシ〜と笑う男の子。


私より年下……?けど身長はあまり変わらないが、どこか幼さが残るような顔つきだ。


名前を聞こうとすると


「お姉さんも、ハンター試験会場に行くの?」


と。


『うん!そうだよ』


「そっか!なら仲間だね!俺はゴン!ゴンフリークス!歳は12歳!」


そう言って握手を求めてくるゴンくん。


『私はシルク。シルクウィストン。

16歳です、よろしくね』


「あは!やっぱりお姉さんだ!こちらこそよろしくね」


ギュッと握手をした。


『うん!シルクや、シルでいいよ!歳近いし』


私がそう言うと


ゴン「じゃあ…シル姉でもいい?」とゴンくんが。


ズキュン!


か……可愛い。

ありがたや……弟がいたらこんな感じなのかな……


『いいよ!私はゴンくんって呼ぶね』


「うん!シル姉さん!」


ニコニコ笑顔を向けてくれるゴンくんだったが、


「やっぱり!!!」急に声を上げる。


『えっ何!?』


私は驚きながら言うと


「シル姉さんのシルクって名前さ!

髪からきてるよきっと!

だって……こんなに綺麗だから」

そう言って私の髪をサラッ…と撫でるゴンくん。


『へぁッ!?///』


男性耐性ない私は変な声を上げたじろぐ。


「あはは!シル姉さん照れてる!かーわいい〜」



『なっな〜〜!?!?!?!?!?///』



なんなのこの手馴れた感じはぁ〜!?!?



「あはは!驚きすぎだってば!変なの〜」


いやいやいやまってよ、www


あはははとめちゃくちゃ笑うゴンくんと、『えっ……もうほんとやめて///』と照れる私の図、


なんだこれは?w



一頻り笑ったゴンくんだったが、



急に表情が曇る。



『どしたの?ゴンくん』


ゴンくんは、鼻をこすりながら言う。


「シル姉、下の部屋に戻って。 」

『どうして?』



「嵐が来る」



ゴンくんはそう言い、空を見上げた____


みんなで一緒に。

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