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啓祐side
美登里を何とか巻いて逃げ校門を潜ると後ろからオレを呼ぶ声が、、
???「啓祐、、おはよう」
振り返るといつもと違う誠がいた。
いつもなら真っ先にオレの肩に腕を絡めてくるのに、、
それよりももっと驚いたのは
「誠?髪の毛どうしたんだ?」
髪の毛が赤毛から黒毛になっていたからで
誠「別にどうもしねえけど、、ただ元の色に戻しただけだぞ、、それより、、啓祐、、お願いがある、、頼む、、お前の従妹の啓子ちゃんの連絡先教えてくれないか」
改めて聞かれると動揺してしまい久々に見る、誠の清楚《せいそ》な爽《さわ》やかな笑顔に見とれてしまったせいか動悸《どうき》も激しくなり直ぐには言葉が出ずに固まり顔が火照《ほて》って来るのを感じた。
「、、、、」
誠「啓祐?どうした?具合でも悪いのか?」
「、、////別に、、なんでもないよ、、」
誠の顔を直視出来ず照れ隠しに言うと
誠「、、熱でもあるのか?顔赤いし、いつもより話し方ぎこちねえぞ」
そう言ってオレのオデコを触ろうとしたので咄嗟《とっさ》に手で払い避《よ》けると
誠「そういや田辺から聞いたけどお前、悩み事なんてあるのか、、なんで言わねえんだよ。もしかして俺を避《さ》けてる?それになんでそっぽ向いてるんだ?」
「別に悩み事なんてないし、、」
誠の気持ちわかってるから余計に、、駄目だ、、変に意識し過ぎて誠がオレ、、いや、啓子が好きだとわかってるからこそ平常心でいられない。
こんな動揺するなんて、、こんなに心臓がバクバクいって、、
「、、公美子から聞いてる、、啓子が好きなの?////」
何とか誠の顔を見て話すように試みる。
誠「////ああ、、ひとめぼれってやつかな」
照れ臭そうに返答する誠を見て思わず全身で嬉しさが込み上げてきてハッキリ言われると余計動揺するじゃんか
「そうなんだ、、////lineのアカウントなら知ってるからあとで教えてやるよ////」
動揺を何とか抑《おさ》えつつもオレもつられて照れ臭そうに微笑んで言葉を返す。
すると誠は不思議そうにオレの顔を覗き込むので思わず、今度は身体ごと避けてしまった。
お願いだからあんまりオレのそばに寄らないで、、
誠「、、しかし従妹とは言えよく似てるよな、、わりーわりー覗き込んで、、だけどお前も感じわりーぞ、、人と話をするときは目を合わせろよな、、」
「ごめん、、ご免なさい。ボクも悪かったよ」
誠「?、、啓祐?マジどうした?しゃべり方が、、」
「別に、、////じゃあ先に教室行ってるから、、誠はゆっくり来いよ、、じゃなくて来てね。」
そう言うと誠から距離をとり逃げるように教室へ入ると自分の席に座った。
教室にはまだ公美子の姿はなくて、女装姿の秀は既に席に着いていた。
みんな学校来るの早いな。
朝のホームルーム始まるまであと一時間余りあるのに、、
今頃、部室では三谷和馬が主将として仕切っているんだろうな。
オレは学生鞄からノートとペンケースを取り出すと机の上に開いて置き退部届を書きはじめた。
教室の外側の廊下を走る音が響き教室内がその震動で揺れる。
ものすごい勢いで教壇側のドアが開き顔だけ入れて中を覗き込む女子生徒がオレを呼んでいる。
???「、、いた、、啓、、神条先輩!ここでなにやってたんですか?三谷先輩に探してこいって言われて来ました。部活サボる気ですか」
その生徒の容姿は癖っ毛のないストレートな茶毛のショートヘア、前髪には黒いヘアピンで止めており一重瞼の大きな瞳、身長160で小柄の弓道着姿の今朝追いかけ回した美登里だった。
何故か学校内では口調が変わりしおらしくなる美登里
恐らくオレ達が幼馴染みなんて知ってる奴は誰もいないだろう。
「どうせ、辞めるんだから行く必要ないと思うけど」
オレのひとことで教室内が急にざわめきはじめた。
???「啓祐、部活辞めるの?公美子は知ってるの?」
と真っ先に反応してこちらにきたのは坂出楓で、、
「そうだよ。公美子も辞めるけどね」
楓「え?そんな事、わたし、聞いてないよ。どうしていつの間にそうなったの?」
「それは、公美子がいるときに追々話すよ」
美登里「へ?どういう事?どういう事ですか?啓、、神条先輩!辞めるってマジ?ほんとうなの、、なんですか?」
美登里も驚きのあまりしゃべり方がおかしくなっていて
つい先程書き終えた退部届を美登里の前につき出して見せると四つに小さく畳み上着の右内ポケットにしまった。
美登里「!なんで?啓くん?どういう事?」
急に小声になりオレの机に両手をつけて身を乗り出して訊ねるので、このままじゃいつもと同じことの繰返しが起きそうな嫌な予感がし、折角、公美子も秀も協力的なのに、、
そう思うとこの状況なんとかしないと駄目だ、自分に言い聞かせると段々心の奥底から勇気が湧いてきて楓と美登里にはホントの事を打ち明ける決心が漸くついた。
いずれにしてもいつかは言わなきゃとは思ってたし、
楓には公美子と一緒の時にすることにしよう
「美登里、あとで大事な話があるから、、」
オレも小声で伝えると
美登里「え!?大事な話?期待してもいいの?じゃなくて良いですか」
折角、気遣って小声でしゃべってあげてるのに急に声が大きくなるなよなっと思いながらも引き続き小声で話かけると
「なんで、お前って学校だとそんなしゃべり方なんだ?」
美登里「だってみんなに幼馴染みだって知られたくないんだもん」
オレが指摘したからなのか再び小声で話す美登里に対して
「ああ、、そうですか(棒読み)、、今後、執拗以上に追いかけ回すの止めてくれないか、、正直迷惑だ。」
オレは練習の成果を発揮したくて出きるだけキレイな話方を再び試みる、誠はそんなオレをまた不思議そうに首を傾げているようだけど
美登里「なんでよ?好きなんだからしょうがないじゃん」
「オレは他に好きなやついるから追いかけ回されるとそいつに近づきにくくなるから、、迷惑なんだ。」
美登里「好きな人ってだれよ」
「、、、ここでは、、言えない」
言えるわけないだろ、、心の中で呟いていると
楓「ふたりとも?なにこそこそしゃべってるの?」
美登里「えっと、、なんでもないですよ。先輩」
「そうだ!ふたりとも、学校終わったら公美子ん家、来て欲しい。話があるから」
楓「え?なんで公美子ん家?それになんでこの子も一緒なの?」
「詳しい事はここでは話せない。それにこいつにも聞いて貰わないと困るし」
楓「啓祐?ただの先輩、後輩の関係じゃないでしょ?」
美登里「啓くん?田代先輩の家知らないんだけど、、もしかして?啓くんの好きな人ってこの人?」
そう言うなり楓を指差す、、人を指差すなんて失礼じゃないのか、、朝倉おばさん、娘にちゃんと教育してんのかな、、と思いつつも
「、、それは問題ないからあとで従妹が迎えにくるし、、それに違うし、親友の親友だよ。そんなじゃないし」
楓「啓祐?なんかしゃべり方、、いつもとちがくない?なんか意識してしゃべり方変えてるでしょ?なんで?」
楓は指差される事は気にならないようでそれよりもオレのしゃべり方の方が気になるようで
美登里「ですよね、、先輩もそう思います?啓くん可笑しいですよね、、、それになんで啓子ちゃん、田代先輩の家知ってんの?
親友の親友って?どういう意味?まさか田代先輩って親友ってこと?異性なのに?」
楓「啓くん?って、、貴女もしゃべり方がさっきより馴れ馴れしくなってない?」
美登里「は!間違えちゃった。もう、白状します。誰にも言わないで下さいね。あたし啓くんと幼馴染みなんです。キャー言っちゃった。恥ずかしい」
なんかわざとらしいリアクションで恥じらっている美登里に対して楓は、、
楓「貴女も啓祐の幼馴染みなの?」
美登里「貴女もってどういう意味ですか」
楓「あそこに座ってる彼女も啓祐と幼馴染みだそうよ」
楓はそう言うなり然《さ》り気無《げな》く目線を秀の方向に向けて話すと美登里はその目線の先を追っていき秀を見つけるなり
美登里「もしかして啓くんが好きな人ってあの人?凄いきれいな人、、」
と言い出すので
「違うし、幼馴染みではあるけど」
とオレは否定するが
楓、美登里「じゃあ誰よ」
ふたりにまるで責められるように同時に訊ねられた。
「ここでは言いたくないし、絶対にここで言っては不味いから勘弁して」
何とか話をそらそうともがいていたら
???「なんのお話ですの?」
秀(栞)が話にいつの間にか割り込んでいた。
え?いつの間に、こっちに来たんだ?正直助かったけど
楓「金堂さん、啓祐の好きな人は誰かって話だよ」
栞「わたくし知ってますの。でも此処では言えませんの、、ですから啓祐くんの事そっとして頂けませんかしら?いずれはわかりますわ」
楓「栞さんは、なんで知っているのに嫌じゃないの?婚約者なんでしょ?」
栞「、、婚約者って話は実をいうと嘘です。でも啓祐くんが好きなのは本当ですわ。、、わたくしも啓祐くんも誰にも言えない秘密があります。それに啓祐くんが幸せならわたくしは身を引くつもりですし。啓祐くんもわたくしも貴女達を信じて秘密を打ち明けるってことです。因みにわたくしと啓祐くんどのようにみえますか」
楓「どういう意味?此処では話せないってこと?なんで婚約者って嘘なんかついたの?そのせいで公美子がどんな気持ちだったか貴女にわかるの?」
突然取り乱し怒り出す楓を見て、秀(栞)は眉間《みけん》に皺《しわ》を寄せて困惑して
栞「、、参ったな、、公美子ちゃんも僕たちの秘密を知ってるよ、、おっとあぶないあぶない、、(小声)」
つい地が出てしまって慌てて黙り込んだが、もう既に遅し、ふたりは栞の変わりぶりに仰天していた。
楓、美登里「!」
楓「え?今、しゃべってたの金堂さん?三人とも、おかしくない?しゃべり方が変わりすぎでしょ」
美登里「先輩!このふたりと一緒にしないで下さい。ただ、あたしはみんなに幼馴染みだって知られたくないだけです。それに小さい頃から啓くんのお嫁さんになるって決めてて、他の女子に取られたくないから大人しくしてたのに、、田代先輩や先輩の親友の確か、、坂出先輩と金堂先輩、、啓くんの周りは何故か女の子が多いし、この気持ちは誰にも負けないんだから」
「だから迷惑なんだってば、それに結婚なんてできるわけないしだってオレは、ホントは、、お、、」
美登里「お?」
ヤバイ、、ここ学校だった。
「とにかく無理だから、、はっきりさせるためにも公美子ん家で会おう。」
???「おい、、四人でなんの話?俺も混ぜて」
振り替えると誠だった。
楓「飛騨くん、、どういう風の吹き回し?なんかみんなおかしくない?飛騨くんはなんだかチャラさがなくなってるし、、え?啓祐?顔赤いけど」
ヤバイ、、楓って鋭いからな、、
「////、、、あとで話すからホントに勘弁して」
楓「まさか啓祐の好きな人って」
美登里「先輩?もしかしてあたしと同じこと想像してませんか」
「それより美登里、部活戻らないと不味くないか、、」
焦るオレに対して容赦ない美登里
美登里「なんか誤魔化された感じ、、啓くんあとでじっくり話聞かせてよ、、」
「わかったから早く戻れよ」
オレがそう言うと美登里は風のように去っていった。
誠「、、、話が見えねえ、、啓祐、、なんか俺に言うことあるだろ、、まさか忘れたって事はねえよな」
途中から話に入って来たせいか幸いにも話の内容には気づかれてないようで安堵するオレに焦《じ》れったそうに問い詰める誠、、
「ご免なさい、、////啓子の連絡先だよね、、もちろん覚えてるよ、、」
オレはと言うと再び心臓がバクバクいって段々顔が紅潮して身体が固まっていた。
楓「ははーん、、なるほどね、、そう言うことか」
少なくとも鋭い楓の事だからバレバレだろうな、、オレの秘密までは気づかないとしても、、ってもしかして?ホモだと思われてる?
誠「、、なるほどって、、」
楓「うふふ、、啓祐の悩み事気づいたってこと、、それより啓子って誰?」
誠「、、公美子の親友なのに知らねえのな、、啓祐の従妹で啓子ちゃんっていうんだ、、このあいだ偶然出会って、ひとめぼれってやつ、、////、、それが啓祐に激似でさあ、、はじめはびっくりしたけど、、」
楓「激似?、、へえ、、そんなに似てるんだ、、」
栞「啓祐くんが困ってますわ。ふたりとも察してあげて下さい。」
「秀、、色々とありがとう。公美子から聞いたよ」
小声で秀にお礼を言うと楓と誠ふたりは不審な眼差しでこちらを見ている。
栞「ふたりともなんて顔で見てるのですか?わたくしも田辺さんのお宅にご一緒してもいいかしら?と訊いただけですのに」
誠「じゃ、俺も、、」
栞「駄目ですわ。」
誠「なんで俺だけ?」
栞「なんででもです、、それより啓祐くんに訊きたいことがあったのでしょ?」
誠「あ、、そうだった、、啓祐、、啓子ちゃんの連絡先教えてくれって言ってんのになに焦らしてんだよ、、」
「別に、、////焦らしてねえし、、はい、啓子のlineのアカウントだよ」
あ!折角公美子ん家で散々しゃべり方直す練習したのに、、水の泡じゃんか、、ハア、、また公美子に至極かれるのか、、何だかガックリ、、教える約束だから仕方ない。
誠にQRコードスクショした画像を見せてやった。
誠は自分のスマホでコードを読み取ると
誠「サンキュウ、、早速、啓子ちゃんにメッセ送ろう、、そういやしゃべり方いつもの啓祐に戻ってんじゃねえの、、なんか心配してそんした」
「////どういう意味だ、、人の気も知らないくせに」
誠「ん?なんか言ったか?」
もうスマホに気をとられてオレの話に聞く耳持たないらしい。
え?まさかlineしてるんじゃ?ヤバイ、、オレのスマホ、マナーモードになってたっけ?
微かに通知を知らせる着信音が鳴り出した。
スマホを見るとlineに新着メッセがきているようで差出人アカウント名がそのまんまフルネームで飛騨誠になっていた。
流石に今は、見るのは不味い状況なのでlineはあとで見ることにした。
幸いにも誠は通知音に気づいてないようで良かった。
楓「それにしても、、公美子、、遅くない?」
「そう言われて見れば、、具合でも悪いのかな?」
栞「それでしたら大丈夫ですわ。今朝メールが着ましたの。きっと遅れてくるんじゃありませんかしら」
完璧過ぎる女の子らしいしゃべり方にただただ凄いと感心していると教室のドアが開き
???「はぁはぁ、、良かった~間に合ったよ」
楓、オレ「公美子!」
声が同時に重なってハモってしまった。
楓「え?なんで?啓祐と一緒に公美子って呼んでる感じになってるわけ?、、何だか恥ずかしいんだけど、、啓祐、わざと私と合わせた?」
「そんなわけないし、、たんなる偶然だよ」
誠「啓子ちゃん、忙しいのかな、、まだ既読になってねえし、、」
「////きっと忙しいんだよ。、、そのうち来るって」
誠「また、お前しゃべり方が変じゃね?」
公美子「何の話?それより啓祐?退部届書いた?」
「書いたよ。公美子は?」
公美子「ごめん、、まだ書いてないけど今から書く時間なさそうだから先生には辞めることだけは伝えるよ」
誠「え?弓道部お前ら辞めんの?なんで?」
公美子「えっと、、急に忙しくなったから部活どころじゃなくなったのよ」
誠「で、、啓祐はなんで?」
「ちょっと家の都合かな」
誠「じゃあ今年こそは体育祭出れるな!最後の中学生活の思い出作ろうぜ」
「悪い、、今年も無理だよ」
誠「なんでだよ、、中学最後の体育祭なんだぞ、、あとで絶対後悔しても知らねえぞ」
「此方だって大事な家の都合があるんだよ。そう残念がるな」
教室の黒板の上にかけている壁時計を見るとまだ20分程余裕があったので
「じゃあ公美子と部室行って来るよ」
楓「公美子って焦ると良く怪我するから啓祐、ちゃんと見張ってあげてね」
「わかった。」
公美子「さ、行こう」
部室に着き一つ目のドアを開けて中に入ると顧問の矢吹桃先生がこちらを向き立ったままそこにいた。
部室は三部屋ありそれぞれ扉がついている。
その内の一つ目の部屋にはソファーが二脚無人のまま、その前には長方形のガラス張りテーブルが置かれていた。
周囲には今までの試合の痕跡としてトロフィーなどが飾られたコレクションケースや壁には額に入った過去現在に活躍した選手の集合写真(おそらく何かの大会の記念写真だろう)が年月日毎にかけられていた。
桃先生「朝倉さんから話は聞いてるわ。退部届もって来てくれたのね。、、、確かに神条くんの事を考えれば部活どころではないのはわかってはいるけど田代さんまで辞めることないんじゃないの?」
公美子「先生、啓祐にはわたしが必要なんです。正確に言えば母の力がどうしても必要なんです。啓祐にはもうほとんど時間がないんです。あと1ヶ月で徹底的に今までの癖を直さないと完璧には戻れない。どうしてもちゃんと女の子として幸せになって欲しいんです。お願いです。わたしも退部させて下さい。あとで改めて退部届持って来ますから」
桃先生「そこまで考えてくれてたのね。先生は教え子として誇りに思うわ。わかったわ。二人とも退部認めましょう。そのかわり嫌かも知れないけどもう呼んであるから必ず三谷くんにもちゃんと報告すること。いいわね?」
「わかりました。伝えます。」
数分後機嫌悪そうに三谷和馬が部屋に入って来て
三谷「先生に呼ばれて来てみれば、、朝倉からも聞かされたが、、これほどまでとはな、、以前から思っていたが弓道に於ける誠心誠意が欠けてる、、正直辞めるって聞かされてせいせいする、、神条がいると後輩たちに悪影響を及ぼし兼ねないしな、、」
バッシン、、物凄い音が部屋全体に響いた。
公美子「何も知らない癖に、、(怒)、、ふざけるのも大概にして(怒)、、啓祐が今までどんな気持ちで弓道に向き合ってたか知らない癖に、、その言いぐさひどいんじゃない?、、啓祐に謝りなさいよ(泣)」
公美子が三谷の頬を思い切り右手で叩いたのだ。
三谷「神条が辞めるのはわかるけど田代まで辞める糸がわからないが、、噂通り、、君たち付き合ってんのかな、、まあいい、、そこまで詮索するつもりはないし、、引き止めるつもりもない、、勝手に二人とも辞めればいいさ、、先生?もう良いですか?俺、自主練に戻りたいんですが、、」
桃先生「練習してるところ呼んでご免なさいね。戻っていいわよ。」
三谷「、、、」
無言でお辞儀をすると二つ目の練習部屋へ戻っていった。
公美子「ホントにムカつく、、何様だと思ってるのかしら」
「公美子、、オレの代わりに三谷に色々言ってくれてありがとう。本当なら自分で言うべきことなのに、、何だかごめん」
桃先生「三谷くんは、あんなこと言ってたけど、先生は神条くんはハンデを乗りきり充分すぎるほど頑張ってたと思うわ。三谷くんに最後に文句言いたかっただろうにグッと堪えて、代わりに田代さんが代弁してあげてたけどね。二人とも今までお疲れ様でした。田代さん!神条くんを宜しくね。」
公美子「ハイ!責任持って、、先生がびっくりするくらいに変身させますね(笑)」
桃先生「楽しみだわ」
「先生、あまり期待しないで下さい。あとでガッカリさせたくないし、公美子のお陰で少しずつですが話し方なれるよう日頃から意識して練習してます。だから周りからみたら不自然に見えるのかも知れないけどオレ、、イヤわたし頑張ります。」
桃先生「神条くん、、あ、、もうすぐ神条さんって呼べる日が来るのよね。先生嬉しいわ」
そう言う先生の目から一筋の涙が出始めていた。
コメント
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第25話、むちゃくちゃ面白かったです!啓祐の照れまくってる感じがすごく伝わってきて、こっちまでドキドキしました。誠の黒髪ギャップも可愛いし、美登里の学校内と外での口調の違いとかもキャラ立ってて好き。楓の鋭さも怖いけど面白い。公美子が三谷をビンタしたシーンはまじでスカッとしたし、桃先生の涙にはグッときました。次が楽しみすぎる🔥
天使好きな天使 テスト期間中
58
雪
54
#なつこさ
かは
1,609
朝晴ももか/新作出した✌️
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