私の夢は自分のお店を持つことです。
私は人と話すのが好きなので
料理を通して多くの人とコミュニケーションを楽しみたい!と思うようになりました。
だから
どんな人でも気軽に入ってこれる
長く通いたいと思ってもらえるお店を
持つことが夢になりました。
調理師を目指しはじめた数年前は
将来自分のお店が持ちたいという欲もなく
ただただ料理を極めたいとしか
思っていませんでした。
フリースクールに通うようになって
そこでたまご焼きを振る舞ったり
スコーンやクッキーを振る舞ったり
文化祭で「ティラミス」という
私の意見が通ったりするようになって
人と人とが繋がれるお店を持ちたいと
いつからか思うようになりました。
母が早めに料理を教えてくれたこともあって
料理が好きになりました。
(実は母のお父さん、料理人だったそうです)
母から母のお父さんの話を聞く度
少し世代を跨いで
その血を継いでるんだと思って
私は嬉しくなります。
「お父さんがいたら」と母が話す度
母のお父さんの跡継ぎみたいなこと
出来たのかな、と考えます。
中学生の時
兄が野球部だったこともあり
試合で家を空けることが多々ありました。
私は私で部活があるので
その家を空ける日
自分でお昼ごはんを作ることが増えました。
そんな中で
友だちと部活終わりそのまま私の家に来て
一緒にお昼ごはんを食べることも
増えていきました。
いつもの簡単に作れるチャーハンと
冷蔵庫にある余り物の野菜やハムを使った
味違いのスープを振る舞うようになって
他人からの「おいしい」に
喜びを感じるようになって
調理師を目指しました。
でもそこまでは
ずっと獣医師を目指していました。
犬や猫を助けるだけじゃなく
その他の野生で生活する動物たちも
みんな平等な命だから
少しでも多くの動物たちを助けたい。
少しでもいいから殺処分をなくしたい。
減らしたい。
助けてあげたい。
命を守りたい。
そんな単純な動機です。
小学校2年生の夏休み
祖母の知人が
罠に子ガモがかかっていた、と
連れてきました。
動物大好きな私は
祖母がいいと断っているのにも関わらず
「私がお世話するから!!」と言い張って
その子を引き取りました。
その子は罠にかかった衝撃で
足を痛めていて歩けませんでした。
段ボール箱に新聞紙を敷き詰めて
そこに子ガモを寝かせてあげて
トレイに牛乳と水をいれて
何がいいんだろう?と考えていました。
今思うと
カモに人間用の牛乳ってどうなん?って
感じなんですけど、笑
あと、キャベツとかレタスとか
葉っぱ系のお野菜も
あげればよかったなーって
今更ながら思います。
当時小学校2年生
動物大好きで動物に関する知識は
まぁなんとなくは入っていたけど
水草や苔の代わりに野菜なんて
これっぽっちも思いつきませんでした…。
その日から私の1日は
子ガモ中心になりました。
たぶん、名前はなくて
「カモさん」って呼んでたような…。
夏休み
朝起きて身支度を整えて 一番にすることは
子ガモのベッドメイキング。
水と牛乳をいれたトレイをよけて
かもさんを目の届くところに寝かせて
(室内禁止で玄関先に置かれてた)
新聞紙を新しいものに取り替えます。
その間
おはよう
今日も暑いね、夏だよー
今日水浴びする?涼しくなるよ?
眠たい?
ナデナデするね
今日もかわいいね
とにかく話しかけてました。
友だちと夏休みの宿題を終わらしつつ
飽きたらかもさんに癒しを求めたり
宿題疲れた!って愚痴ったり。
友だちと話す感覚でかもさんと話して
水の中でなら立てる!ことを発見したとき
浮力ってすごい!と感動しました。
毎日楽しくて
楽しくて
とにかく楽しくて。
友だち、というか
妹か弟ができたような感覚で
見る度かわいくて
ついつい世話を焼きたくなる。
本音で話せて
沢山遊んで笑って
本当に楽しくて。
こんな日が毎日続けばいいなと
ずっと願っていたけど
ある日突然終わりが来てしまいました。
朝いつもように
おはよー!とかもさんを覗けば
猫よけにと被せられていたカゴが動いていて
母に動かした?と聞いても知らない、と。
嫌な予感がして
寝ているだけかもなんて考えも吹き飛んで
段ボール箱からかもさんを抱き上げると
一瞬、少しだけ目を開けて
そのまま天国へと旅立っていきました。
後悔でいっぱいでした。
夜くらい
玄関の中にくらい
いれてあげていれば
この子は死なずに済んだかもしれない。
それがあったから
私は獣医師を目指しました。
でも 「おいしい」と言われる喜びに
調理師に路線変更して
高校の進路ガイダンスでもそれは揺らがず
周りの子たちが製菓を選ぶなか
私は調理を選びました。
調理師になりたい。
周りが製菓なだけあって
専門学校の先生も
少し驚かれていました。
実は「料理を極めたい」と言いつつ
男社会な料理人の世界に嫉妬してました。
女でも
女の私でも
和食料理人になってみせる。
心の片隅でずっと思ってました。
でも結局高校でつまずいて
中退して通信制に転入することになりました。
そこで進路を
進学から就職に変えました。
理由は単純
親の負担を減らしたいから。
フリースクールのスタッフさんたちにも
沢山のことを聞いてもらいました。
将来に対する不安も
人に言えないような家庭事情も
昔されてきたことも。
まぁ
父に母と間違われて寝込みを襲われたとか
(挿入はなし)
間違われて胸を触られたとか
キスされたとかは流石にね
言えなかったけど、。
それで色々あって
今の職場に出会い
パンの計量を任されてます。
とりあえず
調理に関することできてます。
フリースクールに通うようになって
お菓子作りに目覚めた結果
アットホームなカフェにしよう!と
計画がたてられました。
テイクアウトメニューもあって
モーニング、ランチやってて
軽食から定食ものまであって
デザートの種類も豊富で
ケーキたちの販売もしてるカフェ。
どんな人が来ても
居心地がいいって言ってもらえる
そんなお店がいいなぁーという
私の夢の話です。(願望かな?)
コメント
4件
素敵な夢ですね!その夢頑張って叶えてください!応援してます!