『おにぃ、ちゃん?』
「そう。お前のお兄ちゃん。とっとと出てけ。こっちもいい迷惑なんだよ。」
溜息を吐きながら私にそう告げたのは施設の所長だ
あの時は理解しきって無かったけど今なら言っていた意味が分かる。
どう考えても3歳にも満たない子供に対する扱いではない。
正直あの所長のことは大っ嫌いだった。
唯一感謝した点はあのクソみたいな施設から抜け出せたことだろうか。
ま、そこからが本当の悲劇なんだけど、…
『おにいちゃん?』
真「おう。兄ちゃんだ」
『しんいちろー、にてなぃね』
真「…なにがだ?」
『かおるたち』
真「カオル…か」
『かおるね』
『なまえかたかな、?なの!』
『いーでしょ!!』
真「あぁカッケぇ、笑」
真「よし、カオル」
真「暫くはここで過ごしてもらっていいか?」
『なんで!?』
『またすてるの!?』
『やだよぉ泣』
『なんで泣』
真「安心しろ。カオル」
真「ここにはカオルのお兄ちゃんがもう1人いる」
真「イザナだ」
真「仲良くしろよ?笑」
当時3歳の私と6歳のイザナでは体格差はもちろん頭脳も
…勝てるものは1つも無かった
それが悔しかったのだろう
必死に努力をした
イザナの夢は自分の国を作ること。
当時の私は憧れしか抱いてなかった
だからこそ、
イザナの下僕として、鶴蝶と一緒にイザナを支える道を選んだ
幼少期から見るとかなり色々あったがイザナが高2になるころには私も随分成長していた
とはいえ中2だ出来ることは少ない
私は他の人に比べて小柄で体重も軽かった
戦闘ではなんの役にも立たない
ずっとずっと自分の存在意義が分からなかった
戦闘向きの体格や技術を持ち、付き人的存在である鶴蝶の隣に、なによりも主人であるイザナの隣に居るのが恥ずかしかった
兄とはいえ尊敬している人の役に立たないと知った時はどうしようも無い虚無感に囚われていた
そんな時イザナが言った
「オマエ頭良いんだからよ
あんま難しく考えんな?
黙って俺の役に立っとけ」
『……私、ニィの役に立ててる?泣』
「なんで泣いてんだよ笑
十分すぎるくらい役に立ってるぞ
敵チームの弱点探るのはオマエの仕事だろ
カオル。」
『…ありがとう!笑』
「こちらこそ、な?笑」
最っ高に幸せだった
だったのに、私の目の前にある少女が現れた
見た目は美少女のくせして訳の分からないことをキャンキャンキャンキャン…
うるさすぎる
甘美な容姿にあの性格、
まるで悪魔みたいだ__
また、新連載増やしちゃったよ…
今回の話はイザナの妹(血縁関係あり)の話です!
⚠️年齢操作とか色々やっちゃってるかも…
⚠️あと真一郎がどうたらこうたら的な部分書いてません。
⚠️書いてないだけでこの世界線の真一郎は亡くなってます。
イザナ妹目線なんでイザナ、鶴蝶(、天竺)以外は基本クズに見えてます
キャラ批難は✕でお願い!!
下手だけど見ててくれたら嬉しい〜
あと途中まで題名と作品内容一致しないかも
最終的には合うようにするから!
んじゃまた!
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新 連 載 来 た っ 、 し か も 推 し っ 、 最 高 で す … ! ! ! ス ト ー リ ー 神 す ぎ る 、 イ ザ ナ 優 し す ぎ な ? 笑 あ る 少 女 が 気 に な る な 、