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春
294
しろもち
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「第10話 同期(後編)」
一ノ瀬 さて
一ノ瀬 こんな所で駄弁っている暇はあるの?
中島 あっ
中島 では!
中島 囚人の管理、よろしくお願いしますっ!
一ノ瀬 うん
一ノ瀬 …さてと
僕は、命日に用事が出来て
行けない事になった川上の墓参りに
ひと足先に行った中島の代わりに
キャトル刑務所を管理しに来たのだ
こんな所で暇している場合では無いね
一ノ瀬 ……やるかぁー
ー 一方その頃、エルフ刑務所 小林 ー
…。
……。
………。
こしぞー。いっちー。
………。
『こしぞーもいっちーも、仕事があって
忙しいんだ。迷惑かけちゃ駄目だ』
そんなの分かってるさ
実際、僕も忙しかったしね
ねぇ
『…』
話さないなら良いよ
どうせ、話してくれても分からない
一体貴方はいつから居るんだろうね
こう言うのは違うかな?
それすらも分からないけど
『キミは、もう少し大人になれないか?
俺を見習ってさー』
急になんだよー
まぁでも大人になるのは
貴方の二倍遅いよ
仕方ないと言えば、仕方ないんだろうけど
『それをこう…もう少し縮めようとは
思わないのか?
早く大人になって、
みんなの期待に応えるために』
ない
そんなの端からないよ
僕になんて……
いや
俺になんて
小林? 誰も期待していないんだから
コメント
1件
うわぁ…第10話、めっちゃ重くて苦しい…😢 小林の独白が切なすぎるよ。「誰も期待していない」って自分を否定するところ、胸がギュってなった…。一ノ瀬と中島がいるキャトル刑務所の場面から、ひとりぽつんとエルフ刑務所にいる小林への切り替えが対照的で、孤独感がすごく伝わってきた。同期なのにすれ違ってる感じがもどかしい…次の展開が気になるよ!