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皆様こんにちは。主です。
今回はたつじゃぱを書いていきたいと思います。注意書きの前にひとつ、
ほんっっとうにありがとうございます!今後も頑張って書きます!
注意⚠️
この作品にはBL,nmmnが含まれます。苦手な人は閉じてもらってかまいません。
tt→攻、jp→受です。
では、どうぞ!
〜jp side〜
静かな昼休み、俺は友達と机を囲みながらお昼ご飯を食べていた。
tt「なぁなぁ?じゃぱぱ聞いてる?」
jp「聞いてるよ!たっつんが魔王倒したって話だろ?」
tt「それはちょっと前に終わった話や!」
jp「あ、あれ?そうだっけ?」
sv「じゃぱぱさん大丈夫か?」
jp「大丈夫!ちょっと考え事が…」
tt「考え事もほどほどにしいや」
jp「うん。気をつけるわ」
考え事をしているのはうそじゃない、だって、俺はたっつんが好きだ。こんな楽しそうに話してるんだもん。太陽のように笑う眩しい笑顔に目を奪われて話なんて入ってこなかった。
ーキーンコーンカーンコーン
sv「あ、やべ。じゃ俺教室戻るわ」
tt「おう!またな!」
たっつんは振り返り
tt「ほな、俺も席戻るわ」
jo「おう。じゃ…」
自分の席に戻っていくたっつんの背中を見つめていると、寂しさが込み上げてきて、辛くなる。先生。早く席替えしてくれん?何で俺ずっと1番前なん?1番後ろのたっつんの隣に行きたいです!
先生「はーい、席つけぇ、授業やるぞぉ」
だるい。俺は先生の声を子守唄に寝ようとする。
先生「おい!じゃぱぱぁっ!」べシッ
jp「痛ってぇ?!何ですか?!」
先生「なんですか?じゃねぇーよ!寝るな!授業聞けぇ!」
jp「はいはーい」
先生「…お前なぁ…」
教室が笑いに満ち溢れる。さりげなく後ろを見るとたっつんも笑っていた。その笑顔にドキッとする。熱い顔を前に戻した。
先生「じゃぁ、授業続けるぞぉ」
と、何事もなく授業を終えた俺はバカでかい欠伸をカマしながら伸びをした。
tt「じゃぱぱ何してんねん!授業寝るなや俺笑ってまうやろ!」
jp「眠いから仕方ない。」
tt「お前なぁ…まぁ、それがじゃぱぱやな!」
jp「へへっ」
女子生徒「あ!たっつんくん!ちょっと来てぇ!」
tt「おう!なんやー?」
jp「ぁ…」
行っちゃった…まだ話してたのに…
人の良さから女子にも人気のたっつんは色んなところから引っ張りだこである。
女子に囲まれながら太陽のように笑うたっつんの横顔を見てると辛くなってきてしまう。俺は居心地の悪さを覚えて荷物を持って静かに飛び出した。
放課後のため、廊下は混みあっていた。帰りたい俺を押し戻すかのようにたむろしてる人達にうんざりする。
jp「…はぁ」
誰にもバレないようにため息をつき、なんとか人のいない階段までたどり着く。後ろからたっつんが脅かしてくるのを少し期待しながら一段一段ゆっくり降りていく。気づいた時には既に階段を降りきっていた。
ーザァァァァァァッ
下駄箱で嫌な音を耳が拾ってしまい、外を見る。案の定、雨だ。俺が傘なんて持ってるはずもないのに…お構い無しに振り続ける雨が俺の心を表しているかのようで苦笑を顔に浮かべる。外に出て少し待ってみるも、止むようすなど一欠片もないので、仕方なくカバンを前に背負い直して抱えるように持ち、歩き出す。降りしきる雨は俺の制服と髪を濡らしながら突き刺さる。歩く度にパシャリと水の音がして、靴が重くなっていく。ほんっと何してんだろ…とぼとぼと全身を濡らしながら歩いていく。
jp「っ…」ーポロポロ
あ…やばい…なんでだろ…
わけも分からず涙が溢れてくる。…いや、これは雨だ。涙なんかじゃない。泣く要素などひとつもないじゃないか。それでも、俺は歩みを止めてしまう。カバンをギュッと握りしめその場にしゃがみこむ。なんで、こんなに胸が苦しいんだ…しばらく雨に濡れたい。ゆっくりと目を瞑った時。ふっと自分の周りに影が出来上がった。
jp「…っえ?」
わけも分からず下を見る。雨が自分に当たってる感じがしない。顔を上げながら振り返ると傘を持ったたっつんがいた。
jp「た、たっつん?!な、なんで…」
tt「なんでって、教室見たらじゃぱぱおれへんから、探したんや。」
と、当たり前だという顔をしながら言う。
jp「え…だ、だって、たっつんは…」
tt「ん?」
jp「て、てっきり女子と帰るのかな…って、だから…」
tt「だから、邪魔にならへんよう先に帰ったと?」
jp「っ…」ーコクリ
そうだよ。たっつんみたいな優しくていい人が、俺なんかと肩を並べちゃいけないんだ。もっと、美人の彼女とか、スポーツ万能のイケメンとか…もっと…
tt「はァァァァァ〜」
数秒の沈黙の後、たっつんはバカでかいため息をついた。その顔はどこか不機嫌で、母親が子供を見るような目だった。
tt「あんな?俺はじゃぱぱを邪魔だと思ったことあらへんし、無理にじゃぱぱといる訳でもないで?」
jp「…ぇ?」
tt「変な話。俺は美男美女グループに混ざるよりもじゃぱぱといた方がたのしいねん。」
jp「な、なん…」
言いたいことは山とあるのに口から出てくるのは動揺を隠しきれない
tt「なぁ。じゃぱぱ。嫌なら殴ってくれてかまへんから」ーチュッ
jp「?!」
わけも分からずあたふたしていると、唇に生暖かいものが当たり呼吸が止まる。視界にはきれいな肌が移り、黄色い髪がゆらゆらと揺れていた。唇の温度がゆっくりと離れていき、赤くしたたっつんの顔が映る。
jp「ッ?!い、今っ///なにっ…した?
え…き、キス?」
tt「っ////お、俺っじゃぱぱのこと…ずっと好きやった///絶対順番おかしいけど…俺とっ…つ、付き合ってくれへんか?」
たっつんが真っ直ぐな目で俺を見てハッキリとそう告げた。俺は嬉しくて雨だというのに眩しすぎて顔を上げられない…
tt「っ…お、男を好きになるってやっぱ俺…おかしいよな。ごめん…やっぱりわす…」
jp「そんなことないっ!」
俺が返事をしないのを拒絶だと思ってしまったたっつんは、俺から離れていこうとした。咄嗟にたっつんの腕を掴み顔を見る。
jp「お、俺もっ///たっつんが好きだった。その…じょ、女子と話してるたっつんにし、嫉妬…して…」
tt「?!ほ、ほんまに?」
jp「真剣に告白してくれたんだもん。嘘なんて付けないよ…」
涙の溜まっためでたっつんを見る。たっつんは目を見開きびっくりしたものの俺の涙を拭いながら微笑んだ。
tt「そう…だったんだ…俺ら両思い…だったんだね。」
jp「た、確かに!へへっ嬉しい///」
tt「…じゃぱぱ。その顔反則。」
突然たっつんがハグをしてくる。
tt「絶対寂しい思いさせへん。俺がじゃぱぱを幸せにしたる!」
jp「っ///うん!」
雨の中立ち上がった俺らは、見つめ合い、相合傘をして帰り道を歩き出した。見つめ合う俺らは固く恋人繋ぎをして、校門をくぐり抜けた。
最後まで読んで頂きありがとうござました!
実は元々、じゃぱたつで書く予定だったんですが、書いてる最中に逆になってしまいこうなりました。自分では駄作だと思っております。後、そろそろ学園もの以外も書きたいですね。頑張ります!では、ばいばい!