テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
#生きてるだけで花丸満点❕
💮
3,685
ゆと 。
291
“百鬼夜行”
夜に徘徊をする鬼や妖怪の群れ、および、彼らの行進。
百鬼夜行が出現する「百鬼夜行日」というものがある。
また、「百鬼夜行に出逢ったら呪われる・死ぬ」と言われている。
exsk / nmmn
上記の言葉に見覚えのない方は🔙してください
cp:💛🩵
妖怪パロ
⚠️独自の設定があります⚠️
⚠️ご本人様に一切関係ありません⚠️
俺は一人で、薬草を摘みに行こうと夜の村を歩いていた。
昼間のうちに行こうと思っていたのだが、忙しくてすっかり忘れてしまっていた。
それにしても、今夜は誰にも会わない。誰かが歩いている様子すら見えない。
少し不気味に思いながらも足を進めた。
🩵「……ん?」
遠くに行列のようなものが見える。
距離があるのではっきりとは分からないのだが、子犬ほどの大きさで跳ねているものや、かなり背の高いものもいる。
とりあえす少し近づいてみようと思った。
もしかしたら、行商団の人かもしれない。遠くから来た人たちなら、俺が今まで見たことのない容姿をしていることもあったから。
それに、今日は村に誰もいないので困りごとがあったら大変だと思った。
だが、様子が少しおかしかった。
近づいて見ても、人とは思えないものが多い。やけに背が大きかったり、小さかったり。
そして、行列が異常に長い。長い割に足音が全くしないのだ。
今まで誰とも会わなかった村や、いつもとは違う様子の行列に違和感を覚え、妙な寒気を感じた。
ふと行列の方を向くと、一つの人影と目が合った。
鋭い目に、村では見ないような着物を着ている。
その人影は行列を外れ、俺の方に近づいてきた。
「……お前、人間か?」
角が生えている。人間ではない、まるで鬼のような容姿。
今思い出した。
今日は水無月の巳日だった。“百鬼夜行日”とされ、誰もが夜の外出を控える日。
だから誰もいなかったのだ。だから、人ならざる者たちの行列に出逢ってしまったのだ。
そんな日の夜に、俺は外に出てしまったのだ。
🩵「っ…… (カタカタ…」
「…何をそんなに震えている」
動きたいのに、逃げたいのに脚が震えて力が入らなかった。
「…まぁ、これも何かの縁だ」
その鬼に手を掴まれる。
「着いて来い」
🩵「ぇッ…、?」
「喰いも殺しもしないから」
力が強く、したくても抵抗できない。
俺は手を引かれ、大人しく着いて行くことしかできなかった。
「……〇〇〇、」
「…うん、仕留めなければいけないかもね」
コメント
1件
第1話、拝読しました……! 夜の村で誰にも会わない不気味さから、まさか百鬼夜行に出逢ってしまう展開、一気に引き込まれました。特に鬼に手を掴まれたときの震えと抵抗できないもどかしさが伝わってきて、ぞわっとしました。最後の「仕留めなければいけないかもね」がすごく気になる……続きが待ち遠しいです。