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フライギですえいちゃん!!イラコン参加・リクエストありがとう✨💕ダイスコ((
書きます…今ちょっとスランプ気味なのでうまく書けるか…😭それでも良ければ、です…
地雷さんさよならまた今度。不快に思われた方はブラウザバック。良ければ読んでいってくださいな。
「 もし、世界が終わるなら、君ならどうする?」
「……どんな世界かによりますね」
隣で紅茶を飲んでいたイギリスに、ふと投げかけた在り来りな問い。
どうでもいいようなそれに、きちんと答えようとしているのは彼らしい。
「どんな世界、かぁ……」
思い浮かべていなかった僕は少々詰まる。
確かに、世界が終わるというのは具体性に欠けている。
そもそも、世界が終わるとはどう定義付けるべきか?
悩んでいると、イギリスの顔にちらりと笑みがほころんだ。
「まぁ、とりあえず私たち国以外の人類が生活することができなくなって、そのうち私たちも生きていけなくなる世界だと仮定しましょうか」
面白がった声がそう助け舟を出す。それまで悩んでいた僕はそうだね、と反射的に頷いた。
「そうですね……」
少しの逡巡。
「私は、いつも通り過ごすのではないか、と」
今はそう思います、と彼は言う。
「紅茶を飲んで、残った執務を片付けて、あまりの時間で読書でもする。それだけ過ごして、あとは天命に従いますよ」
達観した人なのだなぁ、とフランスが彼に対していつも思うのはこういうところだった。
「フランスはどうなのです?」
ティーカップを揺らしながら、彼がそう問い返す。
彼のその、白手袋に覆われた、細く繊細な指先を眺めつつ考えてみる。
僕も君と一緒かな、と言おうとしたが、同じはつまらないか、と留まった。
……イギリスがいつもと変わらぬ生活を送るというのなら……
「僕が、君のいつもと変わらない生活を壊しに行こうかな?」
冗談半分、本心半分で答えてみた。
本心半分、というのは。
……どうせ最後なら、イギリスと過ごしたい。
なんていう、ただの自己満足であるのだが。
そう思いつつイギリスを見ていると、暫く固まっていたイギリスの顔に、普段の彼からは考えられぬような大きな笑みが広がった。
繊細で優雅で、それでいて大胆な彼の微笑み。それはどうしようもなく美しく、僕の胸を打つものだった。
「貴方らしいですね」
そんな顔でそんなことを言うのだから、僕はたまったもんじゃない。
「……どうしてそんな笑顔なのさ」
大したことを言っていないはずなのにそんな顔をされたのが何故か悔しくて、少しむくれてイギリスを見つめる。
「……いえ……」
おかしそうに、されど嬉しそうに微笑む彼は、そっと小指を差し出した。
「では、約束してください。世界が終わる前の日、貴方は私の生活に変化をもたらしに来ると。」
約束……そんな言葉を、彼の口から聞けるとは思わなかった。それも、僕自身の言葉で。
……この問いかけの何がイギリスに刺さったのか分からないけど、質問して良かったや。
そんな最早煩悩にも似た思いを振り払いながらも、唇から笑みが零れる。
「……ふふっ、もちろん」
小指と小指が絡まって、きゅっと力が入る。ほんの少しの触れ合いなのに、相手のぬくもりが伝わってきて、なんとなく気恥しいような気持ちにかられた。
──それが、本当にこうなってしまうとは……
イギリスは紅茶を片手に読書をしつつ彼を待っていた。
執務をこなし終えた後の有閑。達成感に浸りながら嗜む午後のティータイムは、イギリスにとって変わり映えのない時間であり、日々生きるにおいて最も重要な時間でもあった。
だから本当に“今日”でさえも全く変わらぬ時間を過ごしているのである。
……さて、そろそろ来る頃合いでしょうか。
ふと顔を上げ、ちらりと時計を見る。幸い、今日は執務がいつもより早い時間に終わっていたため、自由な時間が多くとれそうだ。
時刻は午後の五時半。秒針は留まることなく動き、時の流れをしめしている。
……これすら見れなくなる日が来る、と。
これから起こることを知っていようと、未だ実感が湧かない。
そんなことを思っていたら、玄関からコンコンというノックの音が響いてきた。答える間もなくがちゃりと錠が外れる音がし、聞き馴染んだ声がイギリスの耳を打った。
「やぁ、失礼するよ」
……鍵は開けていなかったのですが。
「フランス……いつの間に合鍵を……?」
「あぁ、前ここにお邪魔したときにね」
あっけらかんと恐ろしいことをぬかしながら、彼は微笑む。
「じゃ、とりあえずどっか行こうか! 」
どこへ行こうか、とイギリスの隣に並び地図を持ってはしゃぐ彼の横顔を見つめる。
整ったその顔には、心の底から楽しそうな笑みが浮かんでいて。高揚がにじむ彼の声につられ、こちらまで気分が昂ってきた気がする。
なんとなく、いつもより幼くあどけなく見えるのは、はしゃいでいるからか。はたまた、これから起きる出来事に対する不安の表れか。どちらともつかないが、とにかく今は楽しもう。そんな気概は感じられた。
彼の勢いに流され、財布以外何も用意せずに出てきてしまったがこれで良かったのだろうか。
「……ところで、どこへ向かっているのです?」
「え?もちろん俗世からいちばん遠いところ! 」
それは結局どこなのか。分かりはしないが、彼が言うならきっと大丈夫だろう。
そこから、歩いて、歩いて、歩いて、歩いて。日はとうに来れ、街頭すらなく、辺りはまっくら。月のない夜で、少々曇っているのか星は少なかった。お互いの顔すら見えず、フランスが持ってきていた小さな懐中電灯が辛うじて足元を照らす程度であった。
危ないから手繋いどこ、と言われ繋いだ彼の手は温かく、日が落ちるにつれ寒くなってきて冷たくなった己の手にはとても心地よく落ち着いていた。
「……もうじき、海が見える。……はず」
息のあがった彼の声には疲れと、確かな喜色が滲んでいた。
「……海……?」
暗がりを歩いてばかりで何も分かっていなかったが、意識してみれば確かに塩っぽい風が吹いている。
「ここから先は崖っぽいから気をつけて」
了承の返事をして、もう少しだと疲れた足を叱咤し歩く。
「……ついた、かな」
海。はっきりと全貌を把握することは出来ずとも、やはりその存在感は絶大である。夜の海はその巨軀を横たえ、静かに眠っているようであった。
私とフランスはその辺の地面に直に腰を降ろした。はぁ、と二人同時に大きな息をつく。
下の方から微かに、波の音が聞こえてくる。漂う空気は、二人の沈黙に寄り添うように、ただ静かであった。
「ほんとにここまで、来ちゃったね。」
彼の声は穏やかで、この大きすぎる静寂を突き破るにはあまりにも小さかった。
「えぇ。私も本当にこうなるとは思っていませんでしたし」
彼の表情はよく見えない。だが、小さく微笑んだような気配は感じられる。
……まさか、
「世界が終わるだなんて」
私の独りごちた声は、静寂に広がり、霧のように溶けていく。
「ねぇ、フランス」
「どしたの」
「これは……本当、でしょうか」
自分の声があまりにも細く、頼りない。ここまで来て今更何を、と自分でも思うが、明日世界が終わるのだ。少しくらいは許されるだろう。
「本当、なんだろうね」
「……明白としませんね」
「だね」
彼の声は穏やかで、どこまでも優しかった。もうすぐ全てが終わるのに。いや、終わるからだろうか。
世界は私たちにとって、大きすぎるしがらみだった。そこから解き放たれるのならば、緊張や不安を抱える理由は無いのかもしれない。でもそれは、世界を達観している彼だからこそできる芸当なのだろうとイギリスは思う。
真偽は定かではない。知りたいが、ここで聞くのは粋ではないようだ。
「……あ」
若干、東の空が明るいような気がして小さく声をあげる。
「朝焼け……」
その声を皮切りに、だんだんと空が白み始めてくる。辺りの暗がりは光を含み、ゆっくりと空気に馴染んでいく。海は力強さを取り戻し、今にも朝日に手を伸ばさんとし波を作っている。
「本当に、これが世界の終わり……?」
零れた声はどちらのものか分からないほどに、この空気に飲まれていた。
「日が、昇りきったら。」
光の中、フランスはそっとイギリスの手をとる。
「僕達は……存在、しなくなるからさ。」
だから、と彼は言う。
「今から付き合おうよ。恋人同士、なろ。」
きっと、特大の思いをともなって発されたのであろうその言葉は、あたたかな重さを持ち、二人を包み込む。
そして、イギリスは。
「……えぇ!もちろん!」
自分が今できる、最上級の笑顔を浮かべ、フランスを見つめた。
ラベンダーの瞳は、安心したように細められ、これまでに見たことないような──やさしい、やさしい輝きを放っていた。
嗚呼──もうすぐ日が昇り切る。
それでも、二人は。
手を取り合って、離れることはない。
世界の終わり、そこがどれだけ暗がりに満ちようとも──二人にとっては、輝かしい、幸せな未来に過ぎないのだ──
《𝑭𝒊𝒏》
はいお疲れ様でございます……これで良かったのか……
景品として成り立ちますかねこれ()
まぁでも頑張ったので褒めてやってください。では。
コメント
6件
ゎぁぁぁぁ…!!?まってありがとう好きすぎるよっ!!!🥹🥹💞 あのまず世界線っていうのかなすっごく好きですありがとうどタイプだ😭💕(変質者)私は!こういう!!ふらいぎが!!だいすきだから!!!!!(だまろう) 丁度ね数時間前までねっ、こういうお二人の妄想をしてたんだけどね。…心読まれてる!!!つうんちゃんはエスパーだった!!!!🥹✨️(※ちがいます)つまり好きです💞 ▼
(静かにページを閉じて、ひと息つく) ……はあ。なんか、胸がいっぱいになったよ。 世界が終わるっていうのに、二人で海辺に行って、小指の約束を果たしに行くとか…美しすぎて泣きそう。 「今から恋人同士になろ」ってフライが言ったところ、頭の中で何度も再生された。 最後まで手を離さない二人の温度が、このお話を包んでたね。好きだなあ、こういう終わり方。
#フライギ
桜
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まっちゃ
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