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14 - 第14話

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2025年05月02日

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《エッセイ》

私の実家は零細建設業で、潰れた。

潰れるには様々な原因が有るが、個人的な超常現象について書いてみたい。


先ず父親は戦前に数代続いた宮大工の家に、子供が居ないので、養子に来た。父親は祖父とともに一緒に仕事をやっていたが、性格的にソリが合わず、母親と結婚後家を出て個人自営主となり、請負をやっていた。後日、家は自分で建てた。

私はカトリックの幼稚園に行き、その後、神父から父親に教会の改築工事の仕事が入った。教会は新しくなった。(思い出したので更新追記すると、工事代金はチェース・マンハッタン銀行から振り込まれた。いなかの信用金庫しか取引が無い実家の母親は驚愕をした。)


昔、神前の仕事や城の工事をやった者は殺されたらしい。何処まで本当かわから無いが設計と工法は門外不出にしなければならず、工事人はその後実質的に無職に等しくなる。


教会の仕事の後、どの仕事からも不払いや、延期が不思議と多かった。


母親がガンで死にその後、父親は不動産屋と組んで建て売り等をやったがバブル景気後、借金倒れした。自費で建てたがそれを借り入れで作る為、売れなければ返済出来なかった。


思うに、教会の施工と自宅の施工者は登記簿上名前が一緒で有り、用途は違うが、氏名で同格となってしまう。自分より対象物が大きいものを請けたら、やはり何もやってはいけなかったのだろう。


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