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『双子の名探偵は今日も嗤う』〜謎あるところに闇は生まれる〜
最終章 『狙われた名探偵の妹』〜名前に付けられた本当の意味〜
第1話 縁日は危険がいっぱい!?
※あくねこの2023年の夏のイベントを参考にしました。台詞含める。
グロバナー家 フィンレイ様の部屋。
『憲兵。今すぐ悪魔執事を呼べ。』
『はっ。』
『…面倒なことになりそうだな。』
グロバナー家
『急にお呼び出しとは何かありましたか?フィンレイ様。』
『済まないな。ルカス、ベリアン。』
『いつになく深刻な顔をしてますね。』
『君達宛に手紙が届いた。』
『手紙ですか?』
『あぁ。ただの手紙じゃない。脅迫状だ。』
『『脅迫状!?』』
フィンレイ様からその手紙を受け取る。
『悪魔執事へ私はお前達、そして主達に恨みを持つ者だ。明日から東の大地で行われる縁日で親善使節として東の大地に来い。さもなければグロバナー家当主。フィンレイ・グロバナーの命はない。 』
『なっ!フィンレイ様が狙われるということですか?』
『いや、あくまで君たちを東の大地に、来させる為の脅し文句だろう。この手紙の持ち主は主に恨みがあると思う。』
『でも、どちらにせよ主様とフィンレイ様が危ないということですよね?』
『あぁ。』
『…分かりました。引き受けましょう。』
『ありがとう、ルカス。ちなみにこの手紙の内容は伏せておいた方がいいだろう。とくに主には。』
『えぇ。もちろん。主様達のことは我々が守ります。』
『くれぐれも気をつけてくれ。東の大地に入った瞬間から既に狙われているかもしれないからな。君達に限って失敗なんてことはないと思うが…。』
『もちろんです。フィンレイ様。』
『要らぬ心配だったな。では君達にお願いしよう。私からは主達に休暇と言っておこう。』
『はい。お願いいたします、フィンレイ様。』
こうして、東の大地フガヤマに出向くことに。
『お祭り楽しみだなぁ〜!お姉ちゃんとみんなと過ごせるなんて最高ー!』
『私もよ、百合菜。フルーレ、浴衣仕立ててくれてありがとう。』
『いえいえ。着心地はどうですか?』
『動きやすくて涼しいわ。ありがとね。』
『ふふ、どういたしまして。』
『主様達馬車の長旅で疲れてるんじゃない?祭りに行くまで時間あるし部屋で休んでたら?』
『いいの?』
『みんなはいいの?休まなくて。』
『我々は親善使節としてやることがあるんですよ、面倒なことは全部お任せ下さい。』
『そう、分かったわ。ありがとう、ルカス。』
パタンっ。
私は障子を閉める。
『東の大地に入った瞬間沢山の殺気を感じましたね。主に主様に。』
『はい、フィンレイ様の言ってた通りですね。』
『主様を狙うなんて許せないな…。』
『にしても誰なんだ?俺達と主様に恨みを持つものって…。』
『俺達のことを忌み嫌う人なら何となくわかるけど…主様のことを恨む人ってつまり…。』
『麻里衣のことを恨む奴だな。主様の仕事は慕われることもあれば恨まれることもある。』
『探偵は疑うのが仕事っすからね。でも逆恨みもいいとこっすよ。』
『フィンレイ様が仰るには脅し文句としてフィンレイ様の名前を挙げただけであって、本命は主様だと仰ってた。今分かってることはこの手紙の持ち主の目的は主様だ。』
『主様を攫うことで我々の戦力を削ぎ得をするものと言ったら貴族しか思いつきませんね。』
『主様を、攫う…。そんなことさせない、僕達で主様を守らなきゃ。』
『そうだね。我々にとって主様は人類の希望の光でもある。失う訳にはいかない。』
『えぇ。私は主様がいなければダメになってしまいます。主様を傷つける人はみんな壊さないといけませんね。』
『俺達で主様を守りましょう。』
『あぁ。主様には指一本触れさせねぇ。』
『この命に変えても、お守りすると約束しましたから。』
『はい。俺も必ず守ります。』
『主様にはお祭りを楽しんでもらいたいもんね。』
『休暇に水を差す輩など許されないからな。』
『ボクも、主様の執事として頑張ります!!』
数時間後――。
『みなさんこちらにいらっしゃいましたか。私は皆さんのお世話役を仰せつかったミヤビと申します。何なりとお申し付け下さいね。』
『えぇ。ありがとうございます。でも、主様のお世話は我々執事のお仕事ですから、いくら旅先でもそれは譲れません。もしもの時にだけお願いしますね。』
『さ、さようですか…分かりました。では何かあればいつでも仰せつかってください。』
ミヤビさんは頭を下げて部屋を去る。
『これで主様と暫く自由な時間を過ごせるね!』
『あぁ。つまり少しは羽目を外しても誰も怒らねぇな。』
『我々は主様の執事ですよ、いつ何時でも羽目は外しては行けません。』
『真面目だねぇほんとに。』
ガラッ。
『お陰様でゆっくり休めたわ。ありがとう。』
『何の話してたの?』
『ハナマルさんが羽目を外してもいいかとおっしゃるので注意してたところです。』
『ユーハンちゃん全部言ったね。』
『私達はあくまで親善使節であり、主様の執事ということを忘れてはいけませんよ。』
『そうですね、主様が不十分なさらないよう常に誰かがそばに着いていなくては。』
『じゃあ主様の世話役をやりたい人〜。』
と、ハナマルが声を発した途端みんな手を挙げた。
『お前ら仕事大好きかよ。』
『俺達が好きなのは主様といることっすよ〜。』
『なんか照れるね…お姉ちゃん。』
『そ、そうね。』
『拉致があかねぇな。こうなったら…
主様に決めてもらうか?』
『『え?』』
『…ボスキ。主様を困らせるようなことを言うな。』
『フッ。冗談だ。じゃあ、担当執事ごとに分かれてくじ引きすればいいんじゃないか?滞在予定は3日もあることだし。』
『そうだね。お祭りは1週間以上長く続くみたいだし。』
『賑やかになりそうですね!』
『では公平にくじで決めましょうか。』
『ここにサイコロがある。これで決めようぜ。』
『なんでそんなもの持ち歩いてるんですか。』
厳正なるくじの結果。
私たちと過ごす執事の順番は。
1日目の昼を百合菜・バスティン、テディ、ハウレス…。
1日目の夜を麻里衣・フェネス、ルカス、シロ…。
2日目の朝を百合菜・ボスキ、ナック、ラト…。
2日目の昼を麻里衣・ベリアン・アモン、ミヤジ…。
2日目の夜を百合菜・ラムリ・フルーレ・ベレン…。
3日目の朝を麻里衣・ロノ、ハナマル、ユーハン…。
ムーちゃんはそれぞれ日毎に主様のそばに居ることに。
そして、3日目の昼に出立と…そのように決まった。
『ん?でも私達と過ごしてる執事以外は何するの?』
『親善使節としてのお仕事ですよ♪』
『そっかァ、大変だね…。』
『じゃあ早速行こう。主様。』
『お祭り楽しみです!』
『2人ともはしゃぎすぎるなよ。』
『行ってらっしゃい、みんな。』
『主様は夜まで何するんですか?』
『そうね…旅館の探検でもしようかしら。』
『いいですね、では行きましょう♪』
回想。
事前に話し合った通り、主様と過ごしてる執事以外は周りの護衛です。遠巻きから主様を狙ってくるかもしれませんからね。
次回
第2話 楽しい時間