テラーノベル
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※今回の話割と暗めなので注意※
まなみ「なぁ、コピュタ なんでお前浄化の能力が使えたんだ?」コピュタ「長い事使っていなかったのでまなみさん達の役に立ってよかったです」
ひかり「もしかして…クピュタさんも浄化の能力も使えるのかな?」
コピュタ「それはないでしょう」
ひかり「え?どうしてですか?」
コピュタ「彼は…チカラを持っていません」
ひかり「え?クピュタさんはチカラを持っていない?なんで分かるんですか?」
コピュタ「彼は、”私と似ている”だけで特に共通点はありません」
まなみ「そ、そうか?最初にあった時はびっくりしたぐらい似てたぞ」
コピュタ「フっ そうですか」
いつか「みなさん!お手伝いをお願いします!」
まなみ「わかった!後でな!コピュタ!」
コピュタ「はい クピュタさんはまなみさん達を」
クピュタ「コクリ」
ひかり達とクピュタは去っていく
コピュタ「……」
コピュタは片手の手袋を取り 生まれつき付けられた手を見る
コピュタ「…」
コピュタの左手にはNo.3とかかれていた
コピュタ『思えば…あの時…』
――――――28年前―――――
俺は兄さんたちとは違い…俺を嫌う奴らもいた だけどあの2人はちがう まるで神様のように優しかった 赤はNo.1 青はNo.2 緑はこの俺 No.3 それ以外の俺たちの名前には”人間ではない”名前をつけられた
愚かな人間達はいつも俺と兄さんたちに懺悔をしてくる くだらなくて終わって欲しいと思った
だって全員みんな騙されてるのだから 兄さんも含めて
俺がまだ小さい頃…ある従業員達が話をしていた それで俺は気づいた この宗教は嘘で愚かな罪を犯した人間達が許し求めてくるだけの宗教だった 小さかった俺はショックだった そして俺に刺してくる言葉があった 俺は…ある少年のクローンだと。 俺はその少年はないが ある日行方不明になり両親も探したが もう何年後か○くなったと言っていた あれから胸苦しくなったのもそれ以来だ なんせ兄さん達と俺は三つ子ではなく その少年のクローン達なのだから でも俺はそんなことが言えなかった なぜなら
No.1「3(さん)。」
No.2「おーい!」
いつも八つ当たりしてくる俺を優しく接してくれた俺の兄達だった
No.1「今日はなにかいやなことでもあったのか?」
No.3「うるせぇしゃべりかけんな」
No.2「もう…またキツイこという…従業員さんも言ってただろ?みんな精神が参ってるから優しく接しなさいって」
No.3「それは俺の勝手だろ」
俺は…口が悪く いつも兄さん達に八つ当たりしていた 今でも本当に申し訳なく思っている
No.2「なぁ3(さん) もうちょっとでも思いやりを持ったらどうなんだ?そんなんだと誰からも嫌われちゃうぞ?」
No.1「2(に)の言う通りだ 3(さん) 少しだけでもあの人たちのことを良く思ってやって欲しい。」
兄さんたちはまだ気づいてもなかった 気づいてるのは俺だけ だからその分も胸苦しく 毎日がいやだった 純粋である兄さん達が俺たちを造ったあの気まぐれな博士や従業員に騙されてるのだから
No.3「てめぇらはいつも綺麗ごとばかり見てんだからそうなるんだよ!!!」
そういい 俺は去った
2人は綺麗ごとばかり言っていた いつもいつも
優しくしろ 思いやりを持て そう言っていた
だけど唯一信じられたのは小さな女の子 ももちゃん 狐のぬいぐるみを持ち まなみさんによく似ていた子だった
もも「神様ー!」
No.3「…」
ももはいつも俺とよく遊んでいた 両親は事故で他界してしまい 俺がその子の面倒係だったし折り紙や色んなものも遊んでいた
もも「ねぇ!ねぇ!神様!」
No.3「どした」
もも「いつか!私!ゲーム・ワールドっていうのを作ってみたい!」
No.3「げーむわーるど?なんだそれ」
もも「私ね!みんながよく遊んでるゲーム?ってのがあって!前からよく遊んでるの!私の友達 みんな笑顔になってて楽しかった!だから私!いつかゲーム・ワールドを作ってみたーいっ!」
No.3「あのよ…ここは宗教だぞ?お前が成人になるまでここから出られないんだぞ?」
もも「また!そういうこと言う!ぜったい!ぜったい!私!ゲーム・ワールドを作ってみんなを笑顔にするもん!(💢`Д´)」
No.3「フっやれるもんならやってみろ」
もも「もーっ!( ー̀εー́ )💢!罰としてこれから神様はゲーム・ワールドを作るために私と協力してよね!」
No.3「なんでそうなるんだよ」
もも「いいから!ぜったいに!!」
No.3「はぁ…」
それから…ももと協力した後 宗教のみんなからは評価が上がっていた ももと触れ合うところを見ていた影響なのか兄さんたちより評価どんどん上がっていった それを見た2人はすごく喜んでいた
No.2「おまえーーー!!よくやったぞー!!!」
兄さんは嬉しさのあまりを俺の頭がボサボサになるくらい撫でた
No.1「本当によかった…こんなに立派になって偉いぞ」
No.3「…」
No.2「あっ言い忘れてたことがあった 俺たちこの宗教から離れなきゃいけなくなったんだ」
No.3「…は?」
No.1「残念だが…俺たち評価が変わらないらしく ちょうど従業員が別の所に移動するらしいんだ また宗教らしいし変わらないだろう」
No.3「ふ…ふざけんなよ!?俺だけ差し置いて逃げるつもりか!」
No.2「だから 別の宗教に行くんだって 大丈夫!お前ならやれるよ!」
No.2はNo.3の方に勇気づけるようにポンっと叩いた
No.3「まっ待ってくれ!」
No.2「それじゃ 元気でやれよ」
No.1「また会えるさ」
そういいって兄さん達は暖かい笑顔をして 宗教から去っていった
あれから1年後…
俺は立派な神様になったらしい 評価も抜群だったらしいがそんなこと俺にはどうでもよかった
俺にはももがいる もうすぐで6歳になり誕生日が近いらしい それで俺はそのためにゲーム・ワールドを作った ももに喜んでもらうために いつの間にか俺の心境は変わっていた
もも「明明後日で私の誕生日ー!」
No.3「相変わらず 元気だな」
もも「うん!だって私の誕生日なんだもん!もーう!待ちきれないよ!」
No.3「ふふっ(*´∇`*)」
すると従業員が俺に声を掛けてきた
従業員「緑色 向こうの基地に行くぞ」
No.3「基地…?なんの事だ?」
従業員「はぁ…何にもしらないのか」
何にもしらない?なんの事だ思っていた
No.3「それじゃあ…もも 俺は用事が出来たからいい子にするんだぞ」
もも「うん!」
俺は向こうの基地に呼ばれた あるやつらが俺のことをどうしても呼んで欲しいと頼んできたらしい
No.3『一体誰が俺を呼んでいるんだ?』
そこに黒いカーテンがありそのカーテンが開くと
恐ろしい光景だった
頭が2つあり 体がボロボロな 変わり果てた俺の兄さん達がガラスの向こうにいたのだから
No.3「ッ…!?」
2人は俺に気づいたのか
No.2「さん…?さんっ!!!!」
するとガラスにドンと大きな音がなりながら俺に近づいてきた
No.2「あいたかった!!あいたかった!!どれほどあいたかったか!!!」
No.1「…」
No.2は喜んでいるがNo.1はボーッとしているだけだった
俺はほんとに俺の兄さん達なのかと思った 髪の毛が長く 2人の片目も怪我していて 体も手術した線だらけで 俺は思い出す度にこわかった
No.2「なぁ!!さん!!さん!!」
兄さんは落ち着きがなく 俺を呼んでいた
No.2「俺たち ここからでたいんだ!!いっしょににげだそう!!いっしょ!いっしょに!!」
ガラスを何度もどんどんと叩きながら俺に問いかけてくる
No.2「俺たちがまちがってた!!だから!!いっしににげだそう!!いっしょににげだそう!!」
No.3「っ…!」
俺は怖さのあまり 逃げてしまった
No.2「さん?さん?さん?さん!?さん!!さん!!!にげないで!!!おれもうここやだ!!おねがい!!!いかないで!!!」
俺はその言葉を聞かなくし すぐに早く帰りたいと思ってしまった すぐに宗教に戻った俺は頭の整理をした
No.3『兄さん達は…一体なにを…されたんだ?あれは…俺が知っている兄さん達なのか?』
そう思ったまま…ももの誕生日が来てしまった
もも「よーし!誕生日の準備するぞ!」
No.3「お、おう」
もも「どしたの?」
No.3『もう先に…ゲーム・ワールドを完成したことを話そうか』
すると従業員が
従業員『おい あそこの基地に行くぞ』
No.3「っ…」
『いいとこだったのに』
だけどタイミングが悪くゲーム・ワールドを完成したことを報告できなかった
もも「どしたの?」
No.3「もも 俺が帰ってきたら飛びっきりなプレゼントをあげるからな だから いい子にできるか?」
もも「うん!きいろちゃんといっしょに待ってるよ!」
ももは狐のぬいぐるみのことをきいろちゃんと呼んでいた
もも「行ってらっしゃい!」
No.3「…いってくるな」
俺はまたその基地に行き…またあの兄さん達の変わり果ての姿を見ないと行けないのか…そう思うと胸が複雑だった
そして黒いカーテンにつき カーテンが開けた瞬間
兄さん達はいなかった
従業員「っ!?おい!奴らはどこいった!」
兵隊「なに!おかしいぞ!さっきまでここに」
すると向こうの建物の爆発音がした
兵隊「向こうから音がしたぞ!」
そこにはNo.3の宗教が爆発で燃やされていたのだ
No.3「っ!!!」
もも!!
俺は思いっきり飛びだし 急いで宗教の中に入った でも もう遅かった
中はバグだらけで酷く人々はバグに飲み込まれ もう息が無くなっていた
No.3「もも!!もも!!」
探していくと狐のぬいぐるみが燃やされていた ももは近くに居る ももの足を辿った瞬間
変わり果てた兄さん達がもものことをバグに飲み込ませていた
ももの息の音も聞こえなかった
No.3「….兄さん?」
兄さん達が振り返ると体がバグのノイズだらけで正気じゃなかった
No.1「さん…みろ ようやくおれらはあのくるったしゅうきょにかいほうされたんだ」
No.2「これでみんな!おわりだ!!」
No.3「兄さん…?その子になにをしたんだ?まさか…そうじゃないよな?」
No.2「さん よくきいてくれ!おれたちはせかいをしはいできるちからをてにいれたんだ!!」
No.1「あぁ…ぜつぼうでおわるものがこんなに…ゾクゾクするとは…」
No.1はゾクゾクとした笑いを見せた
No.3「兄さん…うそだろ?」
No.2「さん!!もうおわらせよう!!」
No.3「え?」
No.1「こんなせかい けしてしまえばいい」
2人は恐ろしいチカラを空に飛ばさせようとしていた
そのことに気づいた俺は兄さん達を強力なチカラで封印して他の世界に飛ばした
No.1とNo.2「っ!?」
俺は…正気でいられなくなりそうだった
No.3「もも…?もも…?」
俺は震える足でももに近づく
No.3「もも…!もも…!もも…!!ももおおおおお!!」
俺は泣き叫んだ
No.3「神様!神様!頼む!嘘だといってくれぇぇぇぇ!!!」
俺はももを抱きしめた 胸が張り裂けた
するとなにか爆薬の物がしかけられていた
泣き叫んでいた 俺は思いっきり飛ばされももやみんなは骨も残らず粉々になって消えた
それから俺の心の深い闇は大きくなった
そしたら…白い妖精が現れた その方はシャインニングだった
シャインニング「…」
まるで何があったのか刺したように俺を拾った
拾われた俺は現実を見たくないほど引きこもっていたらしいが 1年後…ある男が現れた 耳が尖っていて 赤い目をしていた
???「お前のゲーム・ワールドってやつ色々と修正しておいたからな」
その男は去っていった
あぁ ももに誕生の日にゲーム・ワールドを見せてあげたかった
それから数日後
ゲーム・ワールドにきたときあるロボットの女の人がいた
ロボット「こんにちは!」
その人は人の心を持っているかのように輝きの笑顔をしていた
ロボット「私!ロボットっていのう!あなたは?」
No.3「さん…」
ロボット「さんって言うの?よろしくね!」
No.3「…」
1週間後
ロボット「はいこれ!お花!」
No.3「?」
ロボット「その花をあなたにあげる!」
No.3「あ…ありがとう」
そのロボットと触れ合っていくうちに
だんだん心境が変わっていった でもその1年後
ロボットさんは壊され また守れなかった
No.3「なんで」
そこから俺の深い闇はどんどん広がっていった
もう俺はなにも守る価値は無いと
その間まなみさんと出会うまでなにがあったかおぼえてはいないが
まなみさん達と出会いのおかげでの間で心の回復はできた
でも…俺はあることを思った
家族が欲しい
俺は家族が欲しい その少年には幸せな家庭だったらしい 俺はその写真を見た時 羨ましくてたまらなかった 俺にも家族がほしいと…それから1 年後…ひかりさんが連れてきた私と似ているある黒い子…その子の手に見た瞬間でわかった 左手に数字がかかれていないということは
この子が”本物のあい”なのだと
別に俺は本物に憎いとか邪魔とかそんな邪悪なものはなかった
むしろ家族というものを知れるチャンスが来たのだから もし本当の意味で家族になれるのであればそれでいい それでいいんだ この子を幸せにできるのは俺だけかもしれない
ももを守れなかったあのロボットの人も守れなかった だけど今度はぜったいに守る まなみさん達に迷惑かけないように自分でなんとかしてみせる ぜったいに
――――――――――――――――――
コピュタは片手に手袋をつける
するとクピュタがコピュタに声をかける
クピュタ「コピュタ?」
そしてコピュタは振り返り クピュタの手をぎゅっと握りしめた
そしてコピュタはこういった
クピュタ「…?」
コピュタ「クピュタさん 私たちが化け物やなにを言われようが構いません あなたを分かっているのはわたしだけ だから十分に私に弱音を吐いてもいいですからね ね?」
クピュタ「…!?」
コピュタの目は心の深い闇があられていた目をしていた
次回へ続く
▅▅▅「みーつけた」
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コピュタさんの過去…。あの宗教達がコピュタさんのクローン達だったとは…。そして最後の言葉は一体…!?次回のノベル版第24話も楽しみにしてます!!✨️