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どーも、こんぺーとーです!
今回はばじふゆ!!
注意
・BL
・ばじふゆ
・場地さん死んでます。
誤字・脱字は許してくれ!
それでもいい方はどーぞー
場地さんが死んだ。
誰かに殺された訳でも、何かに殺された訳で
も無く、自分で死んだ。
あの瞬間から、時が経つのが遅い。
味も、音も、色も、なんにも感じない。
俺にとって場地さんは
人生で唯一尊敬できる人だった。
太陽みたいな人だった。
一生ついていこうと思える人だった。
それでも、神様は俺が場地さんといることを
許してはくれなかった…
場地さんが死んでから
外には出る気にもなれず、ずっとベッドの上
で、ただ、ひたすらにぼーっとしていた。
部屋にいるペケJもアルバムも
特攻服もほのかに残るペヤングの匂いも
なにもかもが場地さんを思い出させる。
決して、忘れたいわけではない。
だけど、思い出を思い返すたびに
俺は…
後悔する。自分に絶望する。
場地さんがバルハラに行くと言った時から
何かを企んでることくらい
一番近くにいた自分が一番わかっていたのに…
東卍のことも
真一郎君のことも一虎君のことも
全部、全部背負っていた場地さんを
俺は救えなかった。
今頃、こんなことを言っても遅いのはわかっ
てる。だけど、それでも俺は
場地さんとまだまだ一緒にいたかった。
それからしばらくして
やっとの思いで、外に出た。
と言っても場地さんの墓参りに…
(墓の前)
「場地さん、お久しぶりです。
お葬式行けなくてごめんなさい。
帰ってきてくださいよ…
あれから、ペヤングも味がしなくて、
あんまり好きじゃ、無くなっちゃいました…
半分コする相手がいなくなったからですかね…
これからはペヤングもアイスも
全部、1人で食べるんスね、俺…
初めて会った日のこととか覚えてますか?
場地さんのことだから忘れてるかな
俺が友達からダブりがいるって聞いて
会いに行ったんすよね
そしたら場地さん、真面目な顔して
はったり眼鏡かけて
国語辞典見ながら、手紙書いてましたね
虎の字書けてなかったけど笑」
あれ、俺、今、笑った…?
場地さん、俺、場地さんのいない世界で
笑っちゃってもいいんですかね
「まあ、そっからの帰り道、俺は何人かに
囲まれちゃってて
場地さんが助けに来てくれたんすよね
俺、あん時、焦ったんすよ
笑っちゃいますよね
クソ強い人にお前の出る幕じゃねぇなんて笑
なんだかんだあって、
気付いたら回りは
場地さんが全部倒してくれてて
俺、かっけぇって思ったんすよ
しかも急に仲間って言ってくれたし…
そしたらまさか、団地が一緒で
一緒にペヤング食べたりなんかして…
東卍に入って…
場地さんの下で喧嘩して…
あっという間っすね…
ここから場地さんが死んだあの日まで」
俺は気付いたら泣いていた。
声もあげずに、ポタポタと
半分だけ残って
もう一生減ることの無いペヤングに落ちた。
「じゃあ、場地さん、また今度」
そうして俺はその場を去った。
俺にはまだ、行かなきゃならないとこがある
から
「心配かけてすみませんでした。」
深々と頭を下げたその先には
東卍。
ずっと連絡をくれても見ていなかったから
迷惑かけてしまっただろう。
俺だけが悲しい訳ではないのに。
それでも、みんなは許してくれた
場地さん、場地さんの仲間はいい人ばかりで
すね
きっと、場地さんがいい人だから
そのまわりもいい人ばかりなんすね。
ベッドで寝転んでたら
急に場地さんが俺の隣で寝てた
わかってる。これは幻だってことくらい
だけど、場地さんは俺に言ったんだ。
俺の聞き馴染みのある、あの低い声で
俺を見て
あの場地さんの綺麗な瞳に
もう一度だけ俺を映して
「俺に囚われるな」って
なにを言ってるのか一瞬わからなかった。
だって、場地さんのことを背負っていないと
きっと俺は生きちゃいけないから。
でも、言うんだ、場地さんは。
俺の手を握りながら
「俺は千冬が心配でなかなか成仏なんて
できそうにないや」って
「だからよ、
千冬のそばでずっと応援してやるよって
笑ってるときは俺も笑うし、
泣いてるときは頭でも撫でてやるよって
感情も半分コだ笑」
なんて…
笑いながらさ。
そして、俺は目覚めた。
あぁ、そりゃ夢だよな…
ほんとは一生彼処にいたかった
場地さんの隣でこれからの人生を
歩みたかった…
だけど、手にはまだ場地さんの温もりが残っ
ってる
見てろよ、場地さん。
アンタが命を犠牲にしてでも守った東卍を
俺が継ぐ。
挫けそうになってたら
いつでも夢に出てきてくれよ
外で黒くて毛の長い猫が
千冬の心の声に答えるように
ニャーと鳴いていた。
最後まで読んでくれた方、ありがとう!
もしよかったらコメントとかいいねとかフォローとかよろしくお願いします!
それではまた次回!
ばいびー