どうもしむねです!
今回は黒視点で見てみましょう!
どうぞ!
俺には小学生の頃からの幼なじみがいる。
内気で大人しくて泣き虫なせいかくやけど
俺と二人きりだとめちゃくちゃ楽しそうに素を出して話してくれる。
あいつは気づいてへんけど…
アイツもふつうにモテんねんな??
体の作りがええからか、体狙いの男から狙われることが多い。
絶対にそうはさせへんように何年もアイツを守り続けていた。
今でも俺はアイツを狙う男から守っている。
「○○部の有栖さんって可愛いよな…?」
「なんか胸もでけぇし」
黒「ピクッ」
黒「アイツ彼氏おるから狙うんは無理やでー♪」
「!?獅子尾先輩!?」
黒「喋ってねぇで仕事しろや!💢💢」
「はい!!!すみません!!!!」
まるで嫉妬心丸出しのように見えるがそれもそのはず。
俺も初兎の事が好きだからだ。
初兎と一緒にいる時間が本当に楽しくて、ずっと傍にいたいと思ったからだ。
同じ部署の女性社員に食事の誘いもよくされるが、俺は全て断っていた。
だって行く意味ないやん
黒「……せや」
黒「今日飲みに誘ってみようかな……」
同じ会社で働いてはいるけど、部署が違うため初兎とは少し離れたところに俺はいる。
とりあえず初兎を飲みに誘ってみた。
L○NEを送ってわずか数秒で返事が帰ってくる
黒「おぉ…?早…」
黒(あ…やった…!行けるって…!♪)
初兎からOKをもらい内心喜んでいる俺。
急いで会社から出て行った。
待ち合わせ場所に到着したが、まだ初兎は来ていなかった。
俺が張り切り過ぎて早く来てしまったんやなと少し恥ずかしくなる。
大人しくその場で俺は初兎が来るのを待っていた。
数分後
視界の横に白っぽい何かが映り込む。
見てみるとそこには初兎の姿があった。
俺は驚いてとりあえず初兎の元へ駆け寄る。
黒「おったんなら声かけろよなーw」
白「今来たばっかりやもんw」
好きな人の笑顔見るだけで仕事の疲れがぶっ飛ぶってすげぇよな。
出来るだけ長く一緒にいたい為、俺は初兎に沢山酒を飲めるか聞いてみたが、あまり飲めないとのことだった。
黒(仕方ない、初兎があまり飲まへんなら俺も控えとくか……)
ふと、初兎を見てみると…
手に息をふきかけて暖をとってる姿が見えた。
手が冷たいんやろうかと思って、俺は初兎の手を握る。
白「!?!?」
黒(あ、やべ。普通に握ってもうた!?////)
無意識に初兎の手を握ってしまった為、どうしようかと迷った結果
黒「ほな行こかー♪」
そのまま手を繋いだまま居酒屋まで行くことになった。
黒(なにしてんねん俺ー!?!?////手とか繋いだ事ねぇよ!?////)
初兎の反応を見るのが怖かった。絶対に嫌やろうなホンマにごめんなぁ。……とか思っていたら
まったく離す気配はなく、むしろ強く握り返してくれて俺はビックリした。
相当手が冷たかったんやろうか…?
とりあえず恥ずかしさもありながらもこのまま居酒屋まで向かった。
なんとか居酒屋までたどり着き、各々好きな飲み物を注文した。
あまり飲まへんって言っておきながらもなかなか度が強い酒を注文する初兎。
最近仕事は順調にいってんのか気になって、俺は初兎に話しかける。
黒「最近仕事はどうや?」
白「うーん、普通って感じやなー」
何もなさそうで良かった。
安心していると初兎が口を開き
白「悠くんは色んな人に恵まれてて何も困ってなさそうやなーw」
黒「そんなことはないで?」
白「嘘やんwモテとるくせにーw」
黒「いやホンマやって!…てかモテへんでええわ…」
学生の頃からよく告白されたりとか遊びに誘われたりしていたが、どれも迷惑でしかなかった。
仲良くねぇやつと一緒にいても楽しくねぇもん。
俺は初兎とずっと話せればそれだけでいい。
そう思っていた。
白「…なんかさー」
黒「…ん?」
白「…悠くんってそろそろ彼女が出来そうやんかー?そしたら…ウチの傍から離れてまうんかな…?」
黒「…………」
黒(ん???)
俺の聞き間違えだろうか??なんか今……
すげぇ可愛ええこと言わへんかったか…??
気まずくなったのか初兎が静かになってしまった。
離れるわけないやん。そんなこと言われたら尚更な
黒「…初兎」
黒「…俺は……」
「お待たせしました〜!♪」
タイミング悪く注文した酒が届いた。
黒(空気読めや💢💢)
すると初兎が酒を受け取ってがぶ飲みする。
黒「初兎!?そんながぶ飲みしたら悪酔いするで!?」
流石に心配になって止めようとするが、初兎が気にせず飲みまくる。
白「ええんや!!今日は酔いたい気分なんや!!///」
さっきは「あんま飲めへん」って言ったよな…?
俺の事はお構い無しに飲みまくるもんやから、これは絶対に酔いつぶれるなと思って俺は控えめに飲むことにした。
数分後
案の定、初兎は酔いつぶれてしまった。
白「……あぅっ……///」
黒「ほら言わんこっちゃないw」
白「……もう、飲めない……///」
黒「もう飲まへん方がええなー」
酔いつぶれる初兎ってこんなに可愛ええんやなぁ。とか思いながらじっくり眺めていると…
白「…悠くーん…///」
黒「ん?」
白「…ずっと…傍にいてねー…///」
白「ウチ…悠くんが好きやからさー…////」
黒「!?」
黒(え??今好きって…………)
黒「…今のは…どういう……」
白「…スカー…💤」
黒「…………」
黒「寝てもうた…」
黒「……今の…ホンマなん…?////」
ずっと幼なじみとして仲良くやっていこうと思っていた。でもやっぱり俺は初兎の事が恋愛的に好きになってしまっていて……でもそれが、初兎に迷惑をかけるようなら諦めてしまおうとも思っていた。
……もし、今初兎が言ったことが本音なら…俺の思いは変わってしまう。
俺はこれからお前をただの幼なじみとしてやなくて…1人の好きな人として見ることになる。
……それでも…ええんか…?
黒「…と、とりあえず…初兎が寝てしもうたし…帰るか……」
白「…すぴー…💤」
俺は会計を済ませ、爆睡かましてる初兎をおんぶして店を出た。
店を出たのはいいものの、この後どうするかを考えていた。
俺と初兎は一人暮らしで同じアパートに住んでいる。
しかし、成人してからまだ一度も初兎の家には行ったことがない。
年頃の女性の部屋に勝手に入るのはあまり良くないんじゃないかと悩んでいた。
黒「……俺の家に……連れて帰る…?///」
黒(いやあんま良くねぇんだけどなぁああああああ!!!でも仕方ないよなぁああああああ!!!////)
黒「……大丈夫や…//何もしなければええんや……////」
白「……くしゅんっ!!」
黒「は”ぁ”ッッ!!ごめんッッ!?!?////」
俺はびっくりして思わず謝ってもうた。
白「……………」
白「……あったかぁい…♪////𓈒𓂂◌」
黒「……ッ…////」
黒「…可愛い奴め……////」
なんとかアパートまでたどり着き、自分の部屋の鍵を開ける。
俺は部屋に入りソッコーで初兎をベッドで寝かせた。
黒「…明日…ビックリするやろうな……//」
黒(今日の事…覚えとるんやろうか…?)
少し期待しながら、俺も色々済ませて翌朝を迎えた。
流石に同じ部屋には寝られずに別の部屋で寝ていた。
初兎は起きたんやろかと部屋を覗き込むと、ベッドの上でボーっとしている初兎の姿があった。
俺を見た瞬間、何かを察したのか、ベッドの上で土下座をしだした。
白「ホンマにごめんッッ!!!!」
黒「あ、いや、別にええんやで!?…ただ…」
黒「…昨日のこと…覚えとるか…?///」
頼む、覚えていてくれ!!!
白「……昨日…?」
白「覚えてない…」
黒(覚えてないんかい!!!!)
黒「……そっか…」
でも聞きたい。俺のことが本当に好きなのかどうか
俺は混乱している初兎に近づいて、面と向かって聞こうとした。
黒「……お前さ」
白「…ん?」
黒「……」
黒「…やっぱええわ…///」
聞けなかった。
白「え?なんやねん!?ウチは一体どんな恥を晒したんや!?//」
黒「べ、別になんも恥なんか晒してへんよ!!」
黒「……むしろ…ありがとう…///」
酔っぱらってでも好きって言ってくれて。
白「ありがとう!?!?ホンマに何したんやウチ!?」
黒「あーもう気にすんな!!////」
白「ハッ・・・!!待って…!!」
白「…頭いたぁい・・・」
黒「二日酔いやないか!!」
白「悠くんたすけてぇ~ッ…!!」
黒「はいはい薬飲もうな~w」
また後で話すか……
続く。
黒視点ではこんな事になってましたw
両方思いの脳内ってめちゃくちゃ面白いっすね((
見て頂きありがとうございました!
コメント
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もう好きっすよッッッッッ!✨ 🦁の行動全部が初心過ぎて可愛いよ~…!😭飲みの誘いをOKされて内心喜んでるのかわい…手繋ぐときの内心も初過ぎて好きッッッ…!!まさかの昔は🐇ちゃんを周りから守ってたのも、もう…尊すぎますよ… 両片思いっていいっすね!👍特に内心は面白い((
好きッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!
🦁くんも🐇ちゃんが好きだとわッッッ! 両思いだったんだねぇ。 手繋いだ時わざとかと思ったら、🦁くん視点のやつで無意識だったんだと分かりました!!!