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りおん@激遅投稿🐢
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りおん@激遅投稿🐢
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入学式からいきなり方向音痴でスマホ逆持ちって…みことちゃん可愛すぎる🤍 先輩の「一緒に行こ」って手を差し伸べるシーン、すごく優しくて胸がきゅんとしました。新入生代表のこさめさんとの放送呼び出し、これからどうなるんだろう…続きが気になって仕方ないです!ぽこPokoさんのデビュー作、すごく好きです🌙
初投稿!
暖かく桜の花びらがひらひらと舞う朝、みことは学校までの道を歩いていた。
穏やかに吹く風がふわふわとした髪をなびかせている。
少しの期待と大きな不安を胸に学園までの道を歩いていた
のだが、
「んーー?」
先ほどから同じ道をぐるぐると歩いている気がする。一向に景色が変わっていないのだ。
スマホに表示された地図とにらめっこしながら、あっちにいったりこっちにいったり。
しまいには、くるくる回りながら地図の矢印の向きを確認している。
一向に辿り着く気配がない。
そんな未来を予想していたのか念のため早めに家を出ていたが、もうそろそろ急がないと間に合わない。
「どうしよ」
「このままじゃ間に合わないっ」
思わずじわりと涙が出てきそうになる。
「どうしたの?」
穏やかでそれでいて真のある優しい声が響いた。
おもわぬ救世主にみことの目がぱっと見開かれる。思わず涙がぽろっと溢れた。
「えっ、大丈夫?」
「なにがあったの?」
自分を心配する声と優しい言葉に涙が溢れそうになりながら、つっかえながら一生懸命言葉を紡ぐ。
「道にまよっ、ちゃって、」
「地図、見ても全然わかん、なくって」
そう言ってスマホを見せるみことを慰めるように頭をぽんぽんっと撫でながらスマホを覗き込んだ。
そしてふふっとかすかに笑った。
「これさ」
「スマホ、逆で持ってる」
「えっ、」
驚いた声をあげ、顔がぼんっと赤くなった。
「ほんとだ、、」
「気づかなかった!」
「ありがとうございます」
そう言ってスマホの向きを直し、歩き出そうとした。
「ちょっと!」
「学校は逆方向だよっ!」
「えっ?」
またもや赤面するみこと。もはや才能としか思えないほどの方向音痴っぷりに自分でも呆れていた。
「ほらっ」
「一緒に行こ」
くすくすと笑いながら差し出された手を遠慮がちに握り、2人で学校に向かって歩き出した。
そんな2人の背中を押すかのように春風が優しく吹いていた。
「名前はなんていうの?」
「みことって言います。」
「1年生?」
「はいっ」
「そっかー」
「じゃあ2つ下だね」
そんな会話をしながら、仲良く2人で歩く。
「わざわざ学年のフロアまで送ってくださり、ありがとうございます」
学校に着き、みことはお礼を言う。
「どういたしまして」
「こちらこそ楽しい時間をありがとう」
そう言って去ろうとする。
少し名残惜しさを感じながらみことが手を小さく振っていると、思い出したかのようにこっちを振り返って言った。
「俺は〇〇すち、またどこかで。」
入学式が始まり、みことは自分の席までの道をゆっくりと歩く。
前を歩く生徒は顔を堂々と上げて歩き、それを見守る保護者は誇らしげにカメラを向ける。
みことはそんな姿を横目で見ながら、ぼんやりと歩き、話を聞く。
「新入生代表の言葉」
「〇〇さん、お願いします。」
「はいっ!」
名前を呼ばれた生徒は元気よく返事をし、ステージへと上がって行く。
何度も練習してきたであろう文章を新入生らしい初々しさと明るくハキハキとした言葉で紡ぐ。
最後までつっかえずに言い終えたそのとき、自然とあたたかな拍手が湧いた。
みことはその拍手に紛れるように小さく手を叩きながら
(同じ学年なのに全然緊張せずにこんなに話せてすごいな)
(こんな人がみんなに愛されるんだろうな)
とふわふわと考えていた。
入学式が終わり、自分のクラスに戻ってからはクラス内はざわざわとしていた。
特に新入生代表だった生徒を中心に話の輪が広がっており、パッチリとした大きな目と可愛らしい声が魅力的なその子は笑顔でみんなの質問に答えていた。
「てか新入生代表ってことは、首席ってことでしょ?」
「え、まじ?」
「すごっ」
そんな会話を聞きながら、みことは本を読んでいた。
その時、、
「新入生の〇〇こさめさん、〇〇みことさんは至急生徒会室に集合してください。」
そんな放送が教室に響いた。
みことは驚いて目を軽く見開いて本から顔をあげ、新入生代表の生徒、
“こさめ”は不思議そうに首を傾げた。
見てくださってありがとうございました!次もお楽しみに。