__探偵社
『ん….ん~?あれ、皆いる。大丈夫だった?』
朧げな目を擦りながら話しかける。
「紗雪?大丈夫?」
敦君だ。
でも、なんか違うんな。
あの子、私の事呼び捨てにしてたっけ。タメ口だったっけ。
それに、賢治君がいない。
今日は任務ないはずなのに。
『ねぇ、敦君。』
「ん?」
『紗雪さんて呼んで。』
すると。君は困惑したように言っ良いって
「え、どうしたの急に。それに、紗雪がタメ口でいいって…」
やっぱりか。
敦君じゃないや。
ずっと私の事を見張ってたあいつだ。
下手くそな演技だ。
『ハサミ頂戴。』
「あ、うん。はい。」
『異能力:メメントモリ』
私は自分の喉にはさみを突き付けた。
”殺意を込めて”
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