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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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第三者視点でお送りしまぁす(謝罪:Twitterに載せた説明、年齢に間違いがあったのでこっちでちゃんと載せます、ごめんなさい!!!)


🦇(Ella)「……あれ、?」


ふと目を覚ますと、真っ白な天井が目に入った。起き上がり辺りをキョロキョロと見渡して見ると、壁も真っ白。すぐにわかったのは【ここは家じゃない】という事。Ellaの家の壁は赤ん坊の時の落描きだらけなのに、ここの壁は真っ白だ。Ellaは見知らぬ部屋にぽつんと寂しく置かれた質素なベッドで寝ていたのだ。


「やっと起きたか。…お前は今日から被検体No.011だ。わかったな。」


キィ、と軋む音がして突如ドアが開いた。部屋に入ってきたのは見知らぬ男だった。白衣を着ている。


🦇「え、ひけんたい?…あたし、えらって名前だよ?」


「黙れ。ここでお前の名前なんて関係ない。しばらくここで観察させてもらう。」


🦇「かんさつ…あれ、おとーさんとおかーさんは?」


「お前を置いてウォーターフェルに行った。ここはホットランドの隅だ。会いに行けると思うなよ。」


男はこう言っているが、全くの嘘だ。Ellaの両親は既に殺された。元々Ellaの両親はこの男の命令に逆らった反逆者、だったらしい。だが無理もない。命令は【子供が産まれたらハーフになる可能性がある。モンスターの未来のため、実験の被検体にするから受け渡せ】というもの。親心がある者なら【はい分かりました】と返事をするわけがない。


両親は長いこと逆らい続けたが遂に子供が産まれた。それがEllaだ。Ellaは父親、母親どちらかの血を継がずに、どちらの血も引き継いでしまった。そのためEllaは【珍しい八ーフの子】として誘拐されてしまった。抵抗した両親は反逆罪として罰せられ、殺された。


🦇「おとーさん、おかーさん……どうして、?」


この男、少しは優しさがあるのか幼いEllaには両親を殺したことを伝えなかった。まだ4歳の子供だ。伝えたらきっと病んでしまうに決まっている。…精神を病んでしまうと実験の邪魔になるから、あえて言わないのかもしれない。やっぱりこの男に優しさなんて無い。




Ellaがここに連れてこられて3年の年月が経った。Ellaは男を【博士】と呼び、研究所の暮らしも慣れてきた。7歳になってから少し経つと、突然研究所に見知らぬ黄色い誰かがやってきた。


「アルフィー博士。…お待ちしてました、こいつが被検体……Ellaです。」


🟨「この子が……。私はアルフィス、…アルフィー博士って呼んでちょうだいね。」


🦇「あるふぃーはかせ!!」


「さっさと連れて行ってください。こいつがここから離れたくないとかほざくと面倒くさいですし。」


🟨「…そうね。じゃあEllaちゃん、行きましょうか。」


🦇「え、どこに?」


急遽移動することになったElla。そりゃあ驚き戸惑うに決まっていた。パッとアルフィーに手を繋がれ、ちらりと男と目を合わせるが男は鋭く冷たい目付きでEllaのことを睨んでいた。


男の研究所を出て、ずっと歩き続けた。ぴたりとアルフィーが止まった目の前にあるのは大きな建物、ラボ。今日からEllaはここで暮らす、いや実験されることになる。


🟨「……ごめんね、Ellaちゃん。…少しだけ寝ててね。」


🦇「…っ、いた、」


何かを腕に刺された途端、Ellaを急に眠気が襲ってきた

。ふらりと倒れ込んだEllaをアルフィーはラボのとある場所へと運んだ。



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