テラーノベル
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「あ、やっと来たね」
佐久間を膝の上に乗せたままの宮舘が、楽屋に入ってきたメンバーに目を向ける。
「佐久間、寝ちゃったよ」
背中をポンポンとリズムよく軽く叩きながら。
「涼太、説明しろ」
「何を?」
渡辺が2人の近くに行き、ガタと椅子を引き座る。
後の2人も渡辺の近くに座った。
「佐久間が起きるから、静かにね」
「だから、説明しろって言ったんだよ、この状況を」
「説明って言ってもねぇ…」
宮舘は腕の中で眠る佐久間を見る。
あれはいつだったか。
楽屋に撮影終わりにみんなが集まっていたときだ。
「涼太、ねぇ俺と付き合ってよー」
楽屋で佐久間が宮舘に告白していた。
「もうそれ何度目だよ」
深澤のツッコミに他のメンバーも笑う。
こんなことは日常茶飯事だった。
「佐久間が俺を本気で好きになったらね」
宮舘もいつもと同じセリフを返す。
次の仕事が控えているメンバーは着替えを済ませて楽屋を早々と後にする。
残ったのは佐久間と宮舘だ。
「…佐久間」
宮舘は静かに佐久間の名を呼ぶ。
「え? なに涼太」
「…本気で俺と付き合いたいって思ってるの?」
「本気だよ、涼太のこと好きだもん」
宮舘にジッと見つめられ顔を真っ赤にした佐久間に宮舘は微笑んだ。
「俺も佐久間のことずっと好きだったよ、今もね」
ぱぁぁぁ、と満面の笑顔になって宮舘に抱きついてきた佐久間を抱き止め、甘く囁いた。
「…もう逃がさない」
「んふふ、涼太大好き」