蘭Side
医者『灰谷さん?大丈夫ですか?』
蘭『え、?あ、あぁ‥すいません』
春千夜に会ってから、ずっと春千夜以外何も考えられない。物事にも集中できない。
医『‥話、聞きましょうか?』
蘭『いや‥その‥』
医『抱えすぎると良くないですよ。』
蘭『‥そうなんですけど‥』
医『、無理にとは言いませんから。』
蘭『‥俺、大切な仲間がいて‥恋人もいて』
蘭『みんなを悲しませたくなくて、わざと嫌われたんです。』
医『そうだったんですね‥』
蘭『‥けど、またもう一度‥みんなと笑いたかったなって‥』
医『灰谷さんは優しいですね。』
医『‥仲間思いで、自分より人を優先して、』
医『けれど、このまま大切な人と関われない人生なんて辛くないですか?』
医『沢山笑って、幸せな人生送ってみたらどうでしょう‥』
医『必ずしも別れは来るんですから。』
蘭『幸せ…、』
俺‥蘭と居たい。幸せとか思い出とか沢山作りたい。
みんなお前を必要としてんだ。
今更本当のことを言って、みんなは許してくれるのだろうか。偽りだとしても、酷い事を言ったのには変わりない。みんなを傷つけた。
医『‥頑張ってください、!』
蘭『‥ありがとうございます。』
次の日
蘭『はぁ…行くか、』
久しぶりにスーツを身に纏い、ある場所に向かった。
蘭『…9時前か、』
蘭『もうすぐ始まるかな‥』
部下『あ、灰谷さん!』
蘭『しーっ…』
部『すいません‥』
蘭『‥俺ここ辞めたんだけど、入ってもいい?』
部『あ、はい!』
蘭『お前が殺されても知らねーからな~♡』
部『あ、あはは…』
コンコン
蘭『…失礼します。』
竜胆Side
?『…失礼します。』
ん?誰?、会議中は部下も来ないはずなんだけどな‥。外部の人間か‥?
マ『?、誰だ』
ガチャ
竜『‥兄…貴、?』
春『は、蘭‥?』
鶴『灰谷‥』
九『おお‥、灰谷‥』
蘭Side
久しぶりに見るみんなの顔。
どう思われているのか不安になる。
蘭『‥本当にごめんなさい、!』
皆『え、?』
春『か、顔上げろよ‥』
蘭『‥俺、またここに戻ってきてもいいかな‥』
マ『どうした、急に。』
やっぱ駄目か。世の中そんな甘くないよ。
竜『‥なにか事情があったんでしょ、話してよ』
やっぱり竜胆は、気がついていたんだ。
コメント
3件
今回も神作ありがとうございます~~.ᐟ.ᐟ.ᐟ.ᐟ.ᐟ😭