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間柄に名前をつけるなら

57 - 第3章 気づきたくない気持ち 第57話

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2025年08月29日

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夜。

自分の部屋に戻り、制服をハンガーにかけたあと、咲はベッドに倒れ込んだ。


視線を天井に向けても、浮かぶのは悠真の姿ばかり。

――スーパーで隣に立って、棚の上から商品を取ってくれた手。

――重たい袋を軽々と持ってくれた横顔。


思い出すたびに胸がじんと熱くなる。


「……ダメだってば」

枕を抱きしめて、小さく呟く。


“兄の親友”で、“私のことは妹にしか見てない人”。

そう頭ではわかっているのに、鼓動は収まってくれなかった。


窓の外に揺れる街灯の光を見ながら、咲はまぶたを閉じても眠れそうになかった

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