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〇〇side
目覚めた時に私の手を握って
いきなり話しかけてきた
あの見知らぬ男の人は
なぜか最近私の部屋をよく訪れていた
その男の人は翔太さんと言った
翔太さんはいつも来るなり
私の体調を聞いてくれる
今日だって
翔「よっ、元気?体調どう?」
って看護師さんみたいなこと言ってくるの
毎日来るようになってから
2週間くらい経つのに
毎回聞くから
いつもはふつうに会釈するんだけど
なんだかおかしくなって
〇「ふふっ、」
思わず笑いが溢れた
すると翔太さんは
一瞬驚いた顔をしたかとおもったら
凄く優しい目でこちらを見て
嬉しそうに微笑んだ
その笑顔が素敵でかっこよくて
私はしばらく見惚れた
翔「なに、そんなに見ないでよ、笑」
「なんかついてた?笑」
〇「っ、あ、いや、すみません、」
翔「…別にいーけど、その、」
「…照れる、から、、///」
きゅんっ
胸からそんな音が聞こえた
まだ出会って間もないはずなのに
その照れた表情も優しい笑顔も
素敵でかっこよくて
好きになってしまいそうだった
翔「…あの、さ、」
〇「…はい?」
翔「…それ、やめてよ」
〇「…え?」
翔「…敬語、やめて、タメ口で話そうよ」
〇「…あ、はい、じゃなくて、うんっ」
翔「ふは、」
「…んじゃあ、また来るわ」
next……
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