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私の名前は、命田百未。
ママが付けてくれた、素敵な名前。
ママはサンフォレストあんず、パパは命田守。ママは不動産の社長をしていて、パパは救急隊のトップだ。
ママと公園で遊んでいた時のこと。
「、、、ももみ!どこ!? 」
私は、ママが目を離した隙に誘拐された。
「お前はももみというのかい?そうか。お前は生粋の魔法使いなんだ。マグルなんかと一緒にいてはいけないんだよ」
誘拐してきた者の元では、自由などなかった。
「これが力だよ。力とは素晴らしいだろう。」
そう言われてもたらされた力は、闇の魔力だった。闇の魔力を体に発達させたのだ。
闇の魔力が増えるにつれて、身体は重くなり起き上がるので精一杯だった。
お腹の中でぐるぐるするような、そんな感覚。
辛い時によくそんな感覚があった。
私はある日、意識を失っているうちに魔法省に保護されて、幸いにも命田家へ帰ることができた。
「ももみ!!!良かったっっ!!ほんとに!」
パパもママも抱きしめてくれた。あったかくって、涙でいっぱいになった。
この日から、私はあったかいのが好きだった。
それからは、とても幸せに過ごした。優しいママと、パパに愛されて。身体はとても弱かったけど、パパが診てくれた。
つかの間の幸せだった。
身体が弱っていく私の状態は、初め病気だと思っていた。でも、どの先生が診ても治らなかった。
5歳になったある日のことだった。お腹の中がぐるぐるして何かが出そうになった。
「ももみ、、、?魔法がっ、!?!?」
ママが叫んだその瞬間、私からでた黒いモヤはママを包み込んだ。魔力の暴走だった。
そのあとママは動かなくなって、私は泣き喚いた。
「ママ!ママ!!」
私はこの日、ママを殺してしまったのだ。
パパはすぐ駆け寄って、救命措置をしていたのがわかった。私はぼうぜんと立ち尽くした。
「あんず、、!あんず!!」
パパは、ママが死んだとわかってからずっと憔悴していた。私には言葉では言わなかったけど、パパが私に向けてくる目はもう以前のような温かなものではなかった。
『お前のせいで。』そう物語った目で睨んでいる。
それからパパは目も合わせてくれなかった。
ママの葬儀の日、パパの同僚の救急隊員たちが参列していた。みんなママと仲が良かったから。パパが死因を言わなかったから、みんな魔法のことは知らなかったけど。
パパは、憔悴した様子で同僚の神崎治と天羽よつはに声をかけた。
「申し訳ない。この子をしばらく預かってくれないか。」
よつは先生と治先生はとても優しかった。自分の子のように優しくしてくれた。でも、私には未来の2人の子の居場所を奪ってしまうようで居づらかった。それに気づいたのか、よつは先生たちは私を病院に連れてってくれた。
私は身体が弱くて動けなかったので、ずっと奥の個室のベッドで寝ていた。 病院にはいろんな隊員がいた。かわるがわる様子を見に来て、お話してくれる。特に、かげまる医局長は苦手ながらもあやしてくれていた。ウィルも優しかった。でも、私はママをころしたから。居ていいのかわからなかった。気まずかった。
私の友達は妖精さんたちだけだった。
このころ、私の病気が、病気ではないことがわかった。魔力暴走。オブスキュリアルとなっていたのだ。それが、私の人生を狂わせたのだ 。それと同時に、長くは生きられないのだ、と。8歳になるころには死んでしまうだろうと思われていた。
3年が経ち、8歳となったある日。私の元に手紙が届いた。そこには医局長とウィルがいた気がする。そこからのことは、よく覚えていない。
気がついたら、2022年のロスサントスに来ていた。
私はホグワーツに入学するはずだと思い込んで。 何も覚えていなかった。パパのことも、ママのことも。
身体はとても元気になっていた。ロスサントスにやってきた、ただの女の子として。
そして、自然と病院へと足を運んでいたのだった。
そこには、若い頃の命田守と、ウィルナイアーがいた。
「おじさん!雇ってよ!」