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にょんとりのBLを書きます。
暇つぶしとして見てね。
スンリ→🐼 ジヨン→🐲
第1話「夜明けのコンビニ」
ジヨンがそのコンビニに入ったのは、午前3時すぎだった。
レコーディングが長引き、家に帰るのも億劫で、なぜか小腹が空いた。ただ、それだけの理由だった。
冷たいドアのガラス越しに見えた後ろ姿に、足が止まる。
「……スンリ?」
肩までの黒髪を後ろでラフにまとめ、カップラーメンの棚を見ている。
ジヨンの声に、スンリが振り返る。眠そうな目、でも口元は笑っていた。
「ヒョン、何してんの? もしかして…俺に会いに来た?」
「は? 勘違いすんなよ。たまたまだし」
照れ隠しのように缶コーヒーを手に取りながらも、ジヨンはスンリの隣に立った。
なんてことない夜のコンビニ。でも、そこにスンリがいるだけで、少しだけ時間が止まるような気がした。
「じゃあ、うち来なよ。カップ麺よりうまいラーメン作ってやるよ」
「おまえ、料理できたっけ?」
「ヒョンが作って。俺が応援するから」
肩を並べて歩く帰り道。寒いはずなのに、ジヨンの手の甲がスンリの手にふれると、なぜか指先が火照った。
コンビニの灯りが遠くなり、星のない空の下で、ふたりの笑い声が消えていった。
ごめんねきり悪いよ
伸びたら続き書くね
100いいね→2話かく