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コメント
12件
更新ありがとうございます‼️‼️‼️幸せあまあまカップル成立に涙を隠せません😭😭😭青春中の青春すぎてやばいですこれ😍😍😍ほんとに💛くんのたまにはずれる敬語がめろすぎて、、、

更新ありがとうございました❗夜勤中ですがニヤニヤしながら何度も読み返してます🤣 かわいいカップルの誕生を喜びつつ、山中さんがそっと自分の気持ちを押さえてる感じがせつなく、山中さん幸せになって欲しい😭😭次回の更新も楽しみに過ごします
もう、青春すぎてやばいです😭エモい、、、✨️ぺろさん大好き🫶
どうもぺろです🍀
【でこぼこ】第5話 変わっていく にたくさんのいいねありがとうございます!
今回はついに🩷💛花火大会DAYです🤭
かなり長いので早速どうぞ!
では 第6話 夏夜 ごゆっくりご覧ください⬇️
💛side
花火大会当日。
待ち合わせまで2時間ほど。
舜太の家で舜太ママに着付けをお願いしたところ、 舜太のお下がりは悔しいことにサイズぴったり。
一歳年下の幼馴染のお下がりがぴったりとは情けないが、白地に紺や黒色の幾何学模様の縦ラインが入った浴衣は涼しげで、まあ似合ってるかはわかんないけど悪くはないと思う。
全身鏡に写った自分は心なしかいつもよりご機嫌そうに見えて、なんだか小っ恥ずかしい。
くるりと後ろ姿まで見ては、着慣れてなくてそわそわする。
❤️「仁ちゃーん、入るでー!」
舜太がそう一声かけ、障子を開ける。
俺を見るなり、頭から足先までじーっと見つめる。
珍しい舜太の真剣な眼差しになんだか落ち着かない。
💛『…なに?やっぱ変??』
そう聞くと、舜太はブンブンと首を横に振って目を輝かせる。
❤️「めっちゃええわ!いやぁ、やっぱり俺の目に狂いはなかったなぁ…!」
そう満足げに俺の肩をぽんぽんと叩くと
❤️「髪型はいつも通りでいくん?」
俺の髪を手櫛でいじりながらそう聞く。
💛『んー、それでもいいかなって』
そう返すと舜太はにっこりと笑って俺の腕を引く。
和室から飛び出して連れて行かれたのは舜太の部屋。
用意された椅子に強制的に座らされる。
❤️「俺が髪の毛やったげるな?」
そう鏡越しに微笑まれる。
💛『え、あどうも。』そうぺこりと鏡越しにお礼すると、とんとんと自分の胸を叩いてまかせろといった表情。
ずっと可愛がっていた弟がいつのまにか色んな事ができるようになっていてなんだか感慨深い。
あっという間に舜太によるヘアメイクは終わって、全体を緩く巻いて左側に編み込みといったような普段の自分ではやらないようなヘアスタイル。
💛『おー、すごい…俺じゃないみたい。』
❤️「もお大袈裟やな笑 でもめちゃくちゃ似合っとるよ!かわいい!」
💛『可愛いか…?笑 でもありがと。』
❤️「全然ええよ!よし、俺も髪の毛やっちゃおー!」
そう言って手慣れた手つきで自身のヘアメイクを進めていった。
舜太と2人で花火大会の会場に向かっている間、すれ違う人々のちらちらと舜太を見つめる視線が気になった。
確かにここ最近の舜太は背も伸びたし、スタイルもいい、顔も整っているし、それに浴衣姿となれば皆が見るのもわかるよな。
当の本人は屋台で何を食べるかワクワクとご機嫌な様子。
❤️「部活のみんなあっちにおるから!じゃあ楽しんでな!」
そう言って舜太は手を振って去っていった。
1人残された俺は慣れない浴衣姿にソワソワとして、舜太がしてくれた髪をいじる。
集合時間まであと10分。勇斗先輩どんな浴衣きてくるんだろう。てかちゃんと着てくるよな?
そんなことを考えていると、突然名前を呼ばれる。
声が聞こえた方を向くと、私服の柔太朗が立っていた。
🤍「やっぱりよっしーだ。」
そう言ってふんわりと微笑んだ。
💛『あ、柔太朗も来てたんだ。サッカー部の?』
そういうとこくりと頷いてから俺をじっと見つめる。
💛『…やっぱ似合ってないかな?』
そういうとくすりと笑って俺の頭を撫でる。
🤍「んーん、可愛すぎるくらい。勇ちゃんとでしょ?羨ましいな。」
私服も相まってか、いつもより大人な雰囲気の柔太朗にそう言われてなんだか少しドキドキしてしまう。
💛『なにそれ、別に可愛くないし…柔太朗もなんか今日かっこいいね?』
🤍「えーまじ?嬉し笑 でもそういうのは勇ちゃんにいってあげなね。」
そう言っていつも通り笑う柔太朗は、どこか寂しげな表情をしていた。
🤍「あ…時間やば、俺もういくね。楽しんで。」
そう言ってひらりと手を振って去っていった。
柔太朗と話しているうちにどんどんと集合時間は近づいていた。
そのとき舜太ママが貸してくれた和巾着の中のスマホが揺れる。
🩷【もうつく!ごめん道混んでて!】
そう勇斗先輩から連絡が来た。
💛【俺もさっき着いたので大丈夫です。待ってます。】
そう返すと、すぐに返信が来る。
🩷【仁人、浴衣着てきてくれてる?もしかして白の?】
なんで俺の浴衣の色わかるんだ?もう見えるとこにいるってこと?
そう思って前を向くと、向かいの歩道で信号待ちの勇斗先輩が見えた。
💛【先輩いた。白の浴衣です笑】
そう返すと、信号が切り替わるなり駆け足で俺のそばに走ってくる。
🩷「仁人、ごめんおまたせ!」
そう言って俺の前に現れた勇斗先輩は濃紺のシンプルなデザインの浴衣をまとっていて、ゴールドのアクセサリーがアクセントになっていていつもよりかっこよく見えた。
💛『あ…いや、全然待ってないです』
見慣れない姿にどもり、目を合わすことができない俺に気づくとニヤリとして顔を覗き込んでくる。
💛『な、なんですか…そんな見ないでください…///』
顔を背けてそういうと、くすりとわらって
🩷「今日いつもより可愛いね、浴衣も似合ってるよ。」
そう言って舜太のしてくれた髪をするりと撫でると
🩷「髪も可愛い。自分でやってくれたの?」
といつもよりまったりとした優しい瞳で俺を見つめる。
💛『髪は舜太がやってくれて、その…ありがとうございます…』
🩷「ふーん舜太がね…なんか妬けんね笑 でも可愛いからいっか笑」
一瞬冷めた表情をしたかと思えば、またにこりと笑った。
浴衣姿の勇斗先輩はどんな表情もいつもよりかっこよく見えて、ずっと心臓がドキドキしている。
💛『あの、勇斗先輩も…』
ここまで言うも言葉が出ずに喉元で言いかけた言葉が詰まる。
🩷「ん?仁人なに?」
言葉が詰まり俯いた時、俺の耳にかけた髪の毛がぱさりと落ちると、勇斗先輩はそれを俺の耳にかける。
俺の小さくなった声を聞こうと勇斗先輩がぐっと距離を縮めた。
💛『勇斗先輩も、きょうかっこいい…です///』
恥ずかしさで爆発しそうで、すぐ近くにいる勇斗先輩の浴衣をきゅっと握る。
ワンテンポおいてから頭上からふふっと笑い声が聞こえて、勇斗先輩を見上げると
優しい顔で俺を見つめている。
🩷「仁人まじかわいい…そんなこと言ってどういうつもり?笑」
そう言って勇斗先輩は浴衣を握る俺の手を絡め取って、世にいう恋人繋ぎをする。
💛『え…ちょ、これ_』
俺が慌て始めると、聞く気がないようでそのまま縁日の方へ歩き始める。
💛『ねぇ、勇斗先輩…手!』
そういうとくるりと振り向きイタズラに笑って
🩷「だって仁人迷子になるでしょ?笑 いいの!俺についてくれば!」
そう言う姿はいつも通りの勇斗先輩だった。
花火が上がるまでの1時間ふらふらと縁日を回ることにした。
ぎゅっと繋いでいた手は勇斗先輩の買いすぎた食べ物によって自然に離れてしまう。
恥ずかしかったけど、人混みに紛れていたせいか誰にも気づかれることなく2人だけの秘密のまま繋がれた手に、少し嬉しさや安心した気持ちがあった。
手が離れた時もうちょっとだけ繋いでいたかったなんて思ってしまった自分に驚いた。
💛『ねえ流石に買いすぎでしょ…どっか座ります?』
俺がそういうと勇斗先輩は手に持ったチョコバナナを頬張りながら、こくりと頷くと
🩷「俺花火よく見えるとこ見つけたんだよね」と言って歩き始める。
花火の開始時刻が近づくにつれどんどん人が増えていって少し気を抜いただけで迷子になってしまいそうで、勇斗先輩の浴衣の袖を掴む。
勇斗先輩は袖の揺れに気づいて、少し振り向くと
🩷「ん…ごめん笑 いこっか。」そう言って人が少ない小道の方へ向かった。
少しだけ斜面のある山道を歩くと、開けた芝生の広場に出た。
人はまばらには居るもののあまり知られていないのか、かなり見やすい。
高台にあるうえに、周りに建物がないからか空が近く広く見え、きらりと星が見える。
🩷「仁人、あっちいこ」
勇斗先輩が指さす方には今いる場所より少し奥まった位置にある、人気がないベンチの方。
言われるがままについていくと、ベンチの砂埃をはたいてから隣に座るように促される。
💛『こんな場所よく知ってましたね。』
🩷「この前下見きたんだよね、仁人と花火見んの楽しみで笑」
💛『ふふ、ガキかよ笑』
恥ずかしげもなくそう伝えてくれる彼に可愛らしいなんて思いながらも素直にいえず誤魔化す。
勇斗先輩は先ほど買った焼きそば、たこ焼き、サイダーやらをベンチの空いたスペースに広げると、袋から割り箸を取り出して俺に渡してくる。
🩷「仁人も食べるっしょ?好きなの食べな、勇斗先輩の奢りな!」
そう言ってにこりと笑った。
割り箸を受け取って、俺も何かあげるべきだろうか…そう思って、俺の今食べ進めているいちご味のかき氷を一口すくって差し出す。
🩷「お、さんきゅー…ん、うまい笑」
💛『久しぶりに食べるとうまいですよね〜』
そんな他愛のない話をすると、勇斗先輩の視線が俺のもつスプーンに止まっているのに気づく。
💛『ん?まだいります?』
そう言って勇斗先輩にスプーンを差し出すと
🩷「んーん違う笑 前はあーんするのも恥ずかしがって渋ってたのになぁって」
そう言って柔らかく微笑む。
💛『…あ、たまごやき?笑』
よくそんなことまで覚えてたな。
確かにあんな感じだったのに、気づけば俺も勇斗先輩に影響されて距離感がバカになっていたのかもしれない。
🩷「懐かしいね。あんときの仁人おとなしくて可愛かったな〜笑」
そう言ってたこ焼きを食べ進める。
💛『なにそれ….今も勇斗先輩よりはうるさくないんですけど!』
🩷「今は生意気だよ笑」
ケラケラと笑って、俺の肩にもたれる。
💛『はあ、まじめんどくさい…笑』
そういうと勇斗先輩は何が面白いのか俺を見てにっこり微笑む。
勇斗先輩の買ってくれたご飯を食べている間も何度か俺の顔を見て、満足そうにする勇斗先輩。
💛『あんま食べてるところ見ないでください…食べずらいし』
🩷「んごめん笑 今日も可愛いなあって」
そう言ってティッシュで俺の口元を拭うと、俺の髪を優しく撫でる。
初めて一緒に行った喫茶店でもこの人はこんなことをしていた。
ずっと変わらず俺のことを子供扱いしてかわいいなんて溢す。
勘違いかもしれないけど、知り合ったばかりの頃の俺に向ける視線より、今俺に向ける視線は少しだけ甘いような気がする。
💛『気になってたんですけど、なんで頭撫でるんですか?』
嫌なわけじゃないけど、彼はよく俺の頭を撫でる。
いつも優しい顔で柔らかく触れるその手に慣れてきていたけれど、今になって急に気になってしまった。
🩷「んぇ?なんでって言われるとなあ…俺もわかんないかも笑」
そう言って困ったように笑った。
🩷「いやだった?」💛『んーんいやじゃないですけど…』
🩷「そっか、よかった笑」
そう言ってまた優しく俺の頭を撫でると、そのままするりと頬に手が降りる。
いままで頰をつねったり、ツンツンといじられることはあれど、あれはいつもの雰囲気の中でイジりとして受けていた。
でも今回は確実に違った。
いつもの明るい雰囲気とは違って、ゆったりとした大人っぽい雰囲気に惑わされてしまって、どんな反応をすればいいかわからない。
💛『勇斗せんぱ_』
🩷「仁人ってさ…俺のことどう思ってる?」
なんとか名前を呼ぼうとすると被せるようにそう質問される。
💛『え、どうって…俺は…』
そこまでで言葉に詰まってしまい、自然と俯きがちになる。
すると俺の頰に触れている指が動き、親指の腹で大切なものをに触れるように優しく撫でられる。
緩やかなその動きにぴくりと肩が跳ねる。
俺の反応を見とると勇斗先輩は小さく笑ってから、俺の顔を前に向かせる。
🩷「俺、仁人のことが好きだよ。」
そう言って切なげに微笑んだ。
🩷side
今日はずっと楽しみにしていた仁人との花火大会。
事前に花火がよく見える場所を下見したり、ネットで新しく浴衣を買ったりするなど、俺はかなり浮かれている。
【⭐︎浴衣着てくること!!厳守!!⭐︎】
思い切って書いてしまったけど、果たして仁人は着てくれるんだろうか。
仁人のことだし多分持ってないだろうし、まず外出も人混みも苦手なのに嫌な思いさせないかな。
そう今になって強引だったんじゃないかと自己嫌悪。
でももう集合時間まで後5分くらいだし、急がないと。
早めに家を出たのに、クラスの女子に捕まってしまったり、サッカー部のみんなにたまたま出会して盛り上がったりなんてしていたら、運悪く道まで混んでいて遅くなってしまった。
信号待ちで
🩷【もうつく!ごめん道混んでて!】
そう送ると、すぐに既読がついて
💛【俺もさっき着いたので大丈夫です。待ってます。】
そう返ってくる。
集合場所は目の前なのになかなか変わらない信号に少しイラついてしまう。
人混みの隙間から、覗くように集合場所を見ると、見慣れたシルエット。
だけど確かにその姿はしっかりと浴衣を着ていて、本当にその人が仁人なのかと漫画みたいだけど目を擦ってみる。
🩷【仁人、浴衣着てきてくれてる?もしかして白の?】
そう送ると、仁人らしき人物はキョロキョロと周囲を見渡してまっすぐとこちらを向くと少し表情が明るくなり
💛【先輩いた。白の浴衣です笑】
そう返信してくる。
まさか本当に仁人が浴衣を着てきてくれると思わず、信号が変わるなり仁人の元へ急いで駆け寄った。
🩷「仁人、ごめんおまたせ!」
そう声をかけると仁人はしばらくじっと俺を見つめたあと俯いた。
💛『あ…いや、全然待ってないです』
そう言ってもじもじとする姿が可愛くってなんだかこちらも調子に乗ってしまう。
可愛らしい表情をもっと見ていたくて、顔を覗き込むと、目が合った瞬間じわじわと耳が赤くなっていく。
💛『な、なんですか…そんな見ないでください…///』
そう言って顔をふいと背けられてしまう。
🩷「今日いつもより可愛いね、浴衣も似合ってるよ。」
🩷「髪も可愛い。自分でやってくれたの?」
今日のために普段しない可愛らしいヘアアレンジもしてくれたって思うと愛おしくてたまらない。それ俺のためって思ってもいいの?
調子づいてふわりと巻かれた髪に触れる。
次々に感想を言うとようやく仁人の照れくさそうな瞳と目が合う。
💛『髪は舜太がやってくれて、その…ありがとうございます…』
なるほど、舜太ね…まあかわいいけどさ。
俺の知らないところで舜太が仁人と一緒にいたこと、髪に触れたことに少しだけヤキモチ。
🩷「ふーん舜太がね…なんか妬けんね笑 でも可愛いからいっか笑」
仁人にとっての幼馴染であり、自身の可愛い後輩に嫉妬するなんて大人げないけどね。
仁人はいつもよりそわそわした様子で俺をちらりとみつめる。
💛『あの、勇斗先輩も…』
いつもの通る声とは打って変わって少し小さな声で仁人が話す。
🩷「ん?仁人なに?」
うまく聞き取れなくて、仁人に近づくとまた目を逸らすように俯かれてしまう。
はらりと耳にかけた髪が揺れて、仁人の顔を隠す。
その髪を耳にかけてあげると、ぴくりと肩が跳ねる。
💛『勇斗先輩も、きょうかっこいい…です///』
そう言って俺の浴衣をきゅっと握った手は小さく震えていた。
その言葉も仕草も全部が可愛く見えて、愛おしくて、なんで彼はこんなに俺が喜ばせることが上手なんだろう。
🩷「仁人まじかわいい…そんなこと言ってどういうつもり?笑」
思わず笑みが溢れる。
いまだに俺の浴衣を握る柔らかな手をとって、ぎゅっと恋人繋ぎすると
💛『え…ちょ、これ_』
なんてわかりやすく慌てて始める。
いまここで離したら絶対手なんか繋がせてくれないだろう。
仁人の反応を見て見ぬ振りして手を引くと
💛『ねぇ、勇斗先輩…手!』そう言って繋いだ手をゆらゆらと揺らされる。
振り向いて仁人の顔を見ると、夕陽に照らされたその顔は陽の光では誤魔化せない赤みを帯びていた。
ほんとに可愛い反応ばっかりして困る。
🩷「だって仁人迷子になるでしょ?笑 いいの!俺についてくれば!」
そう嘘をついてそのまま彼の腕を引き、人で溢れる縁日に向かう。
花火が始まるまでの1時間ずらりと軒を並べる屋台を物色することにした。
強引に繋いだ手は振り解かれることもなく、俺の少し後ろに歩く仁人は素直に俺のそばを離れずに寄り添って歩く。
🩷「仁人なんか食べたいのある?」
💛『ん?なんだろ…あんまお祭り来ないからなあ…』
そう言って仁人はきょろきょろと屋台を見回すと一点で視線が止まった。
視線の先には昔ながらのかき氷屋さん。
🩷「買ってあげるよ?」そう仁人に言うと、くすりと笑って
💛『えー、じゃあはんぶんこですか?笑』
なんて言って俺の隣に並んで歩き始める。
🩷「おばあちゃん、かき氷一個ください!」
人の良さそうなおばあちゃんは俺ら2人を見るとにこりと微笑んで
👵🏻「味はどうしようか?特別に二つ選んでいいよ。」
そう言ってメニューを見せてくれる。
いちご、ブルーハワイ、レモン、メロン、カルピスなど…こぢんまりとしているけど豊富なレパートリー。
🩷「うわー迷うな笑」💛『ブルーハワイとかいつぶりだろ…どうしよっかな。。』
でもやっぱり俺は
💛🩷「『いちごで!』」
まさかの2人しておんなじ味を選んでしまって、顔を見合わせて思わず笑い出す。
👵🏻「仲良いねぇ…じゃあちょっと多く作ってあげるからね。」
そう言っておばあちゃんはせっせとかき氷を作ってくれる。
待ってる間も繋がれた手は離れることはなかった。
時々繋いだ手をぎゅっと握り直すと、仁人ちらりとこちらを見上げてくるけど、そんな可愛い反応にわざと気づかないふりをした。
俺がなんか言ったとして、仁人が恥ずかしがって離されたら寂しいもん。
👵🏻「はい、おまちどうさま。」
おばあちゃんはこんもりともられたかき氷のカップにご丁寧にドーム状の蓋までつけてくれた。
🩷「ありがとうございます、いただきます!」
💛『ありがとうございます。』
そのあとも2人で歩きながらくだらない話をしてふわふらと出店を見て回っていると、だんだんとお腹が空いてきてしまって、一つ買い始めるととまらなくなり俺の腕にはいつのまにいくつかのビニール袋。
最後一品にはたこ焼きを買った。
屋台のおじちゃんがパックに輪ゴムをし始めた頃、こっちの手じゃもう持てないかな…なんて思ってちらりと仁人と繋いだ手を見ると仁人も同じことを考えていたようで、するりと仁人の手が離れた。
離れ離れになった手元から仁人の表情に目線を移すと少しだけ寂しそうな顔をしている。
俺の視線に気づくとなあに?といったような嘘くさい表情をした。
手繋いでるの嫌じゃなかったんだ、てかそんなかわいい表情してくれんだね。
密かに嬉しさを噛み締めていると、威勢のいいおじちゃんの声。
👨🏻「はい!熱いから気をつけてな!」
そう言って俺の手に熱々のたこ焼きが入ったビニール袋が手渡された。
流石に手一杯になってしまって、消費のためにチョコバナナを食べながら、人混みを歩くと
💛『ねえ流石に買いすぎでしょ…どっか座ります?』
仁人が俺の様子を見て呆れた顔で言う。
確かに荷物めっちゃ多いし、そろそろ時間も時間だよな。
🩷「俺花火よく見えるとこ見つけたんだよね」
そういうと仁人はきょとんとした顔をした。
例の場所に行こうと歩き始めるとくいっと裾布がひかれる。
振り向くと仁人が俺のそばに駆け寄ってくる。
ふと手を繋いでいないと迷子になりかねない仁人を思い出した。
🩷「ん…ごめん笑 いこっか。」
そういうとこくりと頷いて俺の後ろをついてくる。
時々仁人がついてこれてるかを確認しながら、行き着いた先は、先ほども言った下見して見つけた高台のひらけた広場。
人気もなく、高い建物もないため、とっくに日がくれた今の空には星が光っている。
空を見上げて呆然としている仁人を呼んで、2人でかけたのは周囲に人っこ一人いないベンチ。
💛『こんな場所よく知ってましたね。』
仁人は辺りを見渡してそう言った。
🩷「この前下見きたんだよね、仁人と花火見んの楽しみで笑」
💛『ふふ、ガキかよ笑』
ガキみたいでもいいよ、だってそんくらい仁人と一緒に花火見たかったんだもん。
買った屋台飯やらかき氷を一緒に食べて、2人の懐かしい話をする。
今ではあたりまえにあーんしてくれる一口も、前は恥ずかしがってなかなかしてくれなかったっけ。
初めて仁人がくれた卵焼きの味は今でも覚えてる。
初めて一緒に行った喫茶店で口いっぱいにホットケーキを頬張る姿も可愛かったなあ。
なんて考えているとまさにその瞬間と重なる光景。
仁人はたこ焼きを一口で頬張ると口元にソースをつけたままもぐもぐとしている。
かわいい。そんな一口で食べなくても誰も取んないのにね。
💛『あんま食べてるところ見ないでください…食べずらいし』
あまりにも俺が見つめていたからか仁人は怪訝そうな顔をして俺をちらりとみる。
🩷「んごめん笑 今日も可愛いなあって」
宥めるようにそう言って口元についたソースをティッシュで拭ってやると、気づいていなかったようで少し恥ずかしそうな顔をする。
愛おしいその表情にティッシュをビニール袋に捨ててから、髪を撫でると仁人はされるがままにもぐもぐと咀嚼をする。
ごくりとたこ焼きを飲み込むと
💛『気になってたんですけど、なんで頭撫でるんですか?』
そう言って俺を見る。 意外な質問に回答に戸惑う。
なんでか?って言われると明確な理由はないけど、最初は弟みたいでかわいらしいなって思って、実の弟が小さい頃していた癖でやっていた。
だけど、今では仁人への思いが溢れてしまって気づいたら触れていることの方が多い気がする。
いま俺が仁人にできる唯一の愛情表現がこの行為なのかもしれない。
🩷「んぇ?なんでって言われるとなあ…俺もわかんないかも笑」
そんな嘘をつくと仁人はふーんと言ったような表情。
🩷「いやだった?」 心してそう聞くと
💛『んーんいやじゃないですけど…』
なんて即答してくれる。
なんでもないような顔で当たり前に言ってくれた肯定の言葉が嬉しい。
🩷「そっか、よかった笑」
また可愛らしい君の髪を撫でる。
照れくさそうにしながら俺にされるがままのその姿にもっと触れたい。
そう思ってしまって、するりと白く柔らかい頰に触れると、わかりやすく仁人の表情がぎこちなくなる。
目が合うと仁人の瞳がゆらりと揺れた。
ぱちぱちと戸惑ったように瞬きが多くなり、その様子をじっと見つめていると耳が赤くなる。
その反応って嫌じゃないんだよね?
そんな反応されるとずっと取り繕って、大人ぶっていたのに貪欲に欲しがってしまう。
💛『勇斗せんぱ_』
🩷「仁人ってさ…俺のことどう思ってる?」
仁人の少し震えた声に被せるようにそう言うと
💛『え、どうって…俺は…』
そこまで言って何度か開く桜色の唇は紡がれてしまい、柔らかな手はぎゅっと浴衣の生地を握った。
居た堪れないのか、俯きがちになる顔。
仁人、今どんな表情してるの?
指の腹で仁人の赤くなった頬を撫でるとぴくりと肩が揺れる。
ごめんね、困らせるかもしれないけどもう我慢できない。
俯いた仁人の顔を俺の方に向かせると、街頭に照らされた紅潮した肌が見えて、瞳は薄く潤んでいる。
その表情は嫌じゃないって受け取っていいんだよね?
可能性は2分の1、言ってしまったらこの関係は崩れてしまってもおかしくない。
でもきっと仁人は優しいから、突き放すなんてことはしないだろうな。
そんな優しさに甘えて口を出る言葉。
🩷「俺、仁人のことが好きだよ。」
そう伝えると、仁人のまあるい瞳が見開かれる。
信じられないのかぽかんと口が開くが、何も言わずにただ俺を見つめる。
🩷「なにその口、ちゅーするよ?笑」
そうムードを無視してふざけて言うと、仁人は ゆっくりと頷く。
🩷「は…?」💛『だから…いいですよ///』
自分から言った言葉にまさかそんな反応が返ってくると思わなくて、俺も戸惑いながら仁人に少し近づく。
ぴたりと固まる仁人の後ろ髪を撫でて、引き寄せるといろんな感情が混ざったような瞳と目が合う。
否定の気持ちはないと見とれても、まだ仁人はちゃんと俺のことを好きって言い切れていないんじゃないか。
仁人の目元をゆっくりと撫でると、こてんと俺のその手に委ねるように首を傾げる。
今すぐ近づけば触れることのできる唇。
俺が見つめるときゅっと下唇を噛んだ。
🩷「仁人…だめだわ、ちゃんと返事聞かないとできない。」
そう伝えると俺の手にゆっくりと触れ
💛『…俺も、好き……です…///』
そう言って俺を見つめた。
その言葉を聞いた瞬間に留めていた思いが溢れるように、衝動的に仁人の唇にキスをした。
ゆっくりと離れて目が合うと仁人は照れくさそうにはにかむ。
両思いになっても変わらず可愛いその姿はいつもより愛おしく見えて、もう一度触れるだけのキスをする。
その瞬間夜空に大輪の華が咲いた。
2人して呆気に取られて花火を見上げる。
💛『あ、花火…きれー』 🩷「ほんとだ綺麗だね」
よくドラマとかで見る、【君のほうが綺麗】なんていう言葉。
何を言ってんだか…なんて思ってたけど今ではわかる気がする。
次々に打ち上げられる綺麗な花火に見惚れるその姿は、いままでみた何よりも綺麗で可愛らしくて愛おしい。
🩷「…仁人」名前を呼ぶとすぐにこちらを振り向いて、にこりと笑うと
💛『ん、なんですか?勇斗先輩』
そう言って俺を見つめる。
🩷「大好き…んーん、愛してる。」そう伝えると、照れくさそうにしてから俺のベンチについた手にそっと触れる。
慈愛に満ちた瞳みつめて、俺の手を撫でてぎゅっと握ると
💛『ふふ…花火終わっちゃうよ…?笑』
そうイタズラに笑った。
🩷「んな…/// 仁人は?!俺だけなの?!」
恋人になってから初めて見る彼の表情に、俺の心拍数はどきどきと上がっていく。
こんなに可愛い彼と過ごしていくこれからに心臓がもたないかもしれない。
花火に照らされたご機嫌そうに微笑む横顔にそっとキスをした。
第6話 夏夜 いかがでしょうか??
かなーり長くなってしまったのですが今回やっとくっつきました😌✨
残りの2話は🩷さんの進路について、恋人になってまた違う🩷さんにどきどきしてしまう💛さん、🤍ちゃんの恋の行方など色々お送りいたします🙋🏻♀️
残り2話もお付き合いいただけると嬉しいです❣️
第7話は金曜日に更新予定です!
ぜひいいね、コメントしてお待ちくださいね✨
感想も、リクエストもお待ちしております🙋🏻♀️💖
では🍀