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百済るくあ【colorful】
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#執着
猫とろ
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臣桜
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「……小森さん」
「はい?」
「お盆、俺の実家に……来ませんか?」
「実家、ですか?」
「母さんと妹に捕捉されたというか、外堀を埋められたというか、俺の個人情報保護が完全に漏洩したというか……!」
しどろもどろになる俺を見て、彼女はくすっと笑った。
「行きたいです」
「……え、即答?」
「はい。王子谷さんのお母さんに、ちゃんとご挨拶したいです」
「…………っ」
心臓が、変な音を立てた。
「それに、王子谷さんの実家って、たしか私の実家の近くですよね?」
「あ、そうっすね」
「母も、王子谷さんのお母さんとはご近所同士で顔見知りみたいで」
「…………」
(これ、完全に逃げられない包囲網が敷かれてない……?)
「それに、妹さんにも会ってみたいです」
「莉央に?」
「はい。前に少しだけ話してくれたじゃないですか。妹さんがいるって」
「……あいつ、けっこう辛辣っすよ」
「王子谷さんに似てるんですか?」
「顔は似てるって言われますけど、中身は全然似てないっす。俺に容赦ないっていうか……」
「ふふ。楽しみです」
楽しみにしていい相手ではない。そう言いたかったが、小森楽しそうに笑うので、俺は結局、何も言えなかった。
コメント
1件
第236話、妹審査編キター! 小森さんの「行きたいです」即答からの笑顔、最高だったなあ。王子谷さんの狼狽えっぷりと、完全に逃げられない包囲網に気づいてる感が面白い。「中身は全然似てない」「容赦ない」って妹さん、もうキャラ立ってるじゃん!莉央ちゃんの辛辣さがどんな感じか気になるし、小森さんがどんな風に切り込まれるのか、ワクワクと同時にちょっとハラハラするわ。続き、待ってる!