コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
-——-
こはねの口から聞いたあの言葉には、正直ちょっとびっくりした。
でも、私も普通に実行しようとしていた。
深夜テンションって怖いんだね((
「あ~、なんか笑えたし、そろそろ寝よっか!おやすみー(つ∀-)」
「うん。おやすみ(つ∀-)」
意外とすぐ眠りについた。目覚めもすっきりしていた。
だけど。
朝起きたら、隣にこはねがいなかった。
「、!?こはね!?」
いない。どこにもいない。
そもそもうちにこはねの靴がない。
『こはね、おはよう。もう帰っちゃったかな?昨日はありがとう。
また散歩しようね!』
そうメッセージを送る。
『杏ちゃん、おはよう。
あれ?でも私、昨日は丸一日眠っていたみたいで、どこにも行ってないんだ。』
……え?そうだっけ?
返ってきたメッセージに、私は混乱中。
「うわぁーー、夢なの?!現実なの!?どっちーー!?!?」
「杏!?起きたのか!?」「え?父さん?」
父さんが、説明をしてくれた。
どうやら、私は一昨日の夜寝たっきりずっと起きなかったらしい。丸一日も気失うことある?普通。いやあるのか…(?)
いやまてよ、こはねも丸一日眠ってて、私も同じ状況…
夢で散歩した?メ◯ちゃんの話した?
夢でこわい展開なった??
私の頭の中は疑問でいっぱいだ。
『こはね、夢で私と散歩した?』
『夢?うん、そんな記憶があるよ。
あと、声が出せなかったような…?』
全く同じ。でも、今は全然そんなことない。うなされてた?
_まあいいや。
私は、丸一日眠っていた(気を失ってた?)にも関わらず、メ◯ちゃんを返しに瑞希の家へと向かった。
この夢は、平凡な現実に抗おうとした、私たちの人生の1ページなのかもしれない。
*あとがきは次の話です!*