コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
あの星空の下で結んだ私達の同盟。
貴方はイヴァンさんの所の勢力を恐れ結んだ
私は…、貴方だからこそ結んだのですよ?
同盟をする前までは、同じ国の化身としか
思っていなかった。過去に7つの海を支配、
流石だ、大英帝国 と、…。そのぐらいの感情。
「おい、大日本帝国。」
最初にお会いした時はそんな態度
誰が好印象なんてもつのでしょうか
対して私も、少し態度を悪く接していた。
少しずつ関係が変わっていき、彼についても
分かってきた。
「菊!」
“大日本帝国”としてではなく私、“菊”として
仲良くなった頃 貴方はいつも薔薇を持ってきた
毎回、毎回 本数を変えて…
本数について意味があるのはこの頃の私は
知らなかった。ただ、彼の国の花だと知って。
そんな国の花を持ってきてくれる彼、
アーサーさんに我が国の花 桜を見せた。
「綺麗だが、お前の名前の花では無いんだな」
『ッ、菊の花は…誰かが亡くなる時によく
使われるのです。』
「ふーん、」
いくら花について知っていても、私がこの花を
嫌いなことは知らないでしょう。
先程言ったように亡くなる事を連想させる。
私の子達が周りから消えてゆく…。
理由は様々、だがその全てが私には関係する
菊と言う名はそのような意味で付けられた訳では無い。兄、王耀に教えて貰った意味は違う
それでも、私はこのことを思い出す。
「菊、お前は何色が好きだ?」
『色…、?』
「この世界には色んな色があるよな、 赤、青…」
『私は、』
耀さんの国旗にあって、貴方の綺麗な髪の色で
私の国旗の太陽にも関連する眩しい色、
『黄色が好きです』
「黄色の菊は長寿と幸福、ピッタリじゃねぇか」
『そう、ですね』
あぁ、なんなんだこの兄弟は、
彼の弟アメリカ合衆国、アルフレッドも
勝手な奴だった。だからこそ我が国を
開国させるがことが出来たのかもしれない。
私は交流に慣れていないのだ。
『家、戻りましょう』
「待ってくれ!…落ちたやつだが、これ
押し花にできるか?」
『…できますよ。帰ってしましょうか』
「あぁ!」
この前教えた押し花。
外人にとっては不思議なのだろう、
『皆さん押し花すきですよね』
南蛮貿易をしていた時にも、鎖国をしていた時
色んな方へ教えた、勿論私の国の者にも
「この花を保存していたらその時のことを
思い出せるだろう?」
『…』
貴方にとってあの景色は残したい物だった
のですか?、あの桜をみた瞬間が?、
私は不思議でならなかった。
今思えば、色んな花を栞へと変えましたね、
ッ、…
すみれにたんぽぽ、四葉、
どれもあの子供達と見てきた何処にでもある花
そういえば、大切に残してくれていた、
私は子供達の事をしっかりと見れていたか、?
こんなことにも気付かなかった、…
「できたぞ!」
『上手ですね、』
私がこの言葉を発した瞬間彼は驚いたように
目を見開いた、
「お前が褒めてきたの、初めてかもな」
『?』
「いや、今までも褒めてくれてはいたが、
心からって感じではなかったから」
『心、から…そうですね、 』
そうして同盟について持ちかけられた。
星空が綺麗な日であった、
あぁ、この星が手に取れたならば…
私は花のように残しただろう、、。
『私は貴方と同盟を組みたいのです、
これからよろしくお願いしますね』
「あぁ!もちろんだ!」