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プロローグ


「お姉さん、こんばんは」

暗闇から、凛とした声が聞こえた。

「こんな時間にお出かけは危ないですよ」

そして、懐中電灯の灯りをつよめ、にこりと微笑んだ。

「な、なにかしら?」

少し緊張したように、女性が震えた声で答える。

「猟犬の涼森 花梅、といいます。」

花梅はねっとりとした声色で問う。

「お姉さん、、、猟犬に捕まるような罪の覚えは?」

そう言って目を細める。

その気迫が恐ろしく女性は全てを話した。

「い、異能で人をツ、何人も、殺し、ました!」

花梅は焦ったように言った。

「泣かないで、お姉さん。」

そして優しく涙を拭う。

「人を殺しておいた分際で泣くことが許されると思わないで、ね?泣いたら腕をおるから。」

その微笑みながら伝えられた言葉は、女性を失神させるのに十分な言葉だった。

「あ」

女性はぱたりと倒れる

「涼森さん、終わりました?」

「はい」

奥の方から、条野が歩いてくる。

条野は、ちらりと足元の女性に目を向ける。

「これまた怯えているようですが」

「少し、脅してしまったので。」

「そうですか」

納得したように軽く頷く条野。

「連れていきたいので一旦起こしますよ?」

「分かりました」

条野がそう訪ねると、花梅は感情を感じさせない声色でそう言った。

「起きてください」

背後から立ち込める殺気で、女性は起きた。

「ひっ、!!」

「大丈夫ですよ?私たちは貴方が暴れない限り今貴方傷つける気は無い。」

「そう、ですか、、、」

少し安心したような女性。

花梅がそっと手錠をかける。

「逮捕です。」

なんやかんやでその女性を連れて行ったりなどしていると、もう深夜1時だ。

「時間が経つのは早いですねぇ」

と、花梅が呟くと

「本当です」

と条野。

花梅「外で飲み物買ってきますね。」

そして、外の自動販売機の前。

「ぁ?」

小さく声を上げた男性がいた、

「中原中也、、、!」

花梅は、声を出してしまった。

それがいけなかった。

「何だ、俺のこと知ってんのか?」

「えぇ、私は涼森 花梅。猟犬なので貴方のことも存じていますよ。中「そうか、、、というかお前、元VTuberの玲夏 アヤメか?」

「__は?な、なんツ」

中「『おはよ★疲れたみんなの心癒しちゃお★すーずし!玲夏アヤメだよぉ〜♡』」

花梅「タヒね」

中「口が悪いぞ~?笑」

花梅「あああああ!!!」

『猟犬隊員、マフィアに黒歴史知られた件』


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