花梅「早く忘れろ手前!」
中「お前、、、優しげな雰囲気とか言われてたけど」
と、中也が煽るような発言をすると、案の定挑発に乗ってしまった花梅が怒鳴る。
花梅「仕方ないでしょ!?」
条野「涼森さーん?誰と話してるんです?」
コツコツと条野の靴の音がする。
おそらく、全然帰ってこない花梅を心配してのことだろう。
花梅が中也に囁く。
花梅「とにかく!早く帰って!捕まりたくないでしょ」
その瞬間中也は重力操作で逃げていった。
条野「話し声が聞こえましたが、、、」
花梅「マフィア幹部の中原中也がいまして、少し話していたからそれでだと。」
条野は、薄く微笑み、戻りましょう、と優しげな声音で言った。
花梅「そうですね。」
燁子「条野、涼森!まだおったのか!」
花梅「副長。、、、実は仕事が長引いたので、軽食をとりながら少し談話を」
燁子「そうじゃったのか。」
燁子は、赤く美しい髪をなびかせながら此方に向かってくる。
燁子「涼森。」
花梅がゆっくり首を傾げると、にこりと笑った。
燁子「頑張ったな」
その、可憐な笑顔に、花梅は驚いた。
花梅「え?あ、ありがとうございます、、、」
燁子は、悪戯っぽく微笑みながら
燁子「最近、ずっと休みなく働いてたじゃろ。」
花梅は嬉しそうに頬を緩める。
そして、心の中で呟いた。
(嗚呼、これで彼奴❨ 中原中也❩が黒歴史のこと忘れてくれればなぁ)
すごく遠い目をしている。
そしてその後中也によって引き起こされるハプニングを花梅は、まだ知らない。
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