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頼まれたので悪役令息を辞めます。IF

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2 - 最強主はか弱い執事の未来を作る 続

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2025年05月11日

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初めての執事服が出来上がり、初めての護衛(戦闘力はシャルロットの方が高い)はメルーデル国開催のパーティーによるもの。


様々の国の貴族が集い顔合わせを含むパーティーだ。



碧「シャルロット、専属執事は分かるけど護衛って…ちゃんとした人の方がいいんじゃ?」

シャル「俺の護衛してるやつが俺を守ると思ってるのか?逆に刺して来そうだな」

碧「でも、俺弱いよ…?」

シャル「お前は護られてればいーの」

シャル「そこら辺の奴に負けるほど弱くない」

シャル「あと、これは勘だけど今回のパーティーはお前の為になる」


最後はポソりと呟いたシャルロットの言葉は碧には聞こえていて?と首を傾げた。




_________________



城から少し離れたこのパーティー専用会場があるらしく馬車で揺られすぐに着いた。パーティー会場の扉が空いた時中で待機していた貴族達が歓声を上げ挨拶をしようと近づいてきた。




「ナシード様!お久しゅうございます!」


「ナシード様!会えて光栄です!」


「シュルト様!本当に素晴らしい!学園を卒業し、お父様の護衛になられるなんて!なんと頼もしい!」


「ロイ様!もう少しで卒業ですね!きっと立派な聖人様になり世界を救ってくださるのでしょう!」


そんな高い声でただのお世辞を並べ言い続ける貴族にシャルロットだけではなく碧まで呆れる。シャルロットも一応はメルーデル家なのに1人も話しかけてこない。まぁ其方の方がきらくだが。








ぽそ


「シャルロット…?」


高い声の中で低くお世辞でもない、ただシャルロットの名前を呟いた人物の声がシャルロットと碧には聴こえ、聴こえた方へ顔を向けるとシャルロットが碧の手を取り早歩きで声の主の元へ歩いた。






その身長の高い青年は目の前に2人が来たことにより驚き、いや泣きそうな顔をしながら挨拶をする。



「あ、は、初めましてシャルロット様」


胸に手を置きお辞儀をする青年、青年は初めましてと言っているがシャルロットはこの青年が誰なのか知っているし碧も薄々気づいている。



シャル「ルーカル・ファストだな」

(ルーカル・ファストだ!



ルーカル「え、なんで知って」

シャル「へ〜…お前2週目か」

ルーカル「!?」


ルーカルを頭の上から足のつま先までゆっくり見て、何かに気づいたように声を出し告げる。図星だったのか、驚き後ずさったルーカルに近づいた。



(そんな事まで分かるって…どうなってるんだ?


すごいな〜なんて思っているとシャルロットが繋いでいた碧の手を引きルーカルの前へ立たせ口を開いた。



碧「え?シャルロット?」

シャル「こいつ、俺の護衛かつ専属の碧って言うんだけど、パーティーとか初めてだから教えてやってくれ、よろしくな、ルーカル」


肩に両手を起き碧をルーカスに向かせ笑顔をそれだけを言い何処かに去ってしまった。置いていかれた2人はへ?と顔のまま固まっている





沈黙が続きそれを破ったのはルーカルだ



ルーカル「あー、俺はルーカル・ファスト、ルカって呼ばれてるからそう呼んで!タメでいいから」

碧「わ、わかった、俺は碧 御宮あお おみや、好きに呼んでくれ」

ルカ「よろしく碧、シャルロット様が戻ってくるまで料理でも楽しもうか?何か好きな食べ物とかある?」

碧「どういうのがあるのか分からないけど、甘い物は好きだなぁ」

ルカ「俺も甘いお菓子よく食べるよ、それに少し苦い紅茶とか飲むと一生食べられる」

碧「確かに!」




料理を取るための皿を取り一目散にデザートコーナーに取りに行った2人の背を見ながらシャルロットは顔を手で押え笑った。


シャル「はははははっ!!」

シャル「あの二人はいい関係になるだろうな」




_________________


完全過保護な保護者シャルロットです。 専属執事に用があるなら俺を通してくれます???な執事を護るタイプの主ですね。そのうちルカとシャルロットによる碧への貢ぎが始まります。

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