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桃白/水赤 恋に堕ちたくない

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「桃白/水赤 恋に堕ちたくない」のメインビジュアル

桃白/水赤 恋に堕ちたくない

1 - お前なんかに堕ちたくない!!

♥

2,233

2024年02月11日

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いらっしゃいませ〜

足を運んでくださりありがとうございます。

それでは本日のおすすめの本の

注意書きをご覧下さい

✿.•¨•.¸¸.•¨•.¸¸❀✿❀.•¨•.¸¸.•¨•.✿

irxs様とは関係ありません

nmmn注意

ペアは桃白、水赤

身長変更

桃···▸174cm

白···▸163cm

赤···▸160cm

水···▸170cm

オメガバース 刑務所 R要素あり

(やんわり“雰囲気“です。)

苦手な人 地雷な方は自衛をお願いします

nmmnのルールを知らない方は

お調べ下さい。

ルールを守りましょう

✿.•¨•.¸¸.•¨•.¸¸❀✿❀.•¨•.¸¸.•¨•.✿

以上になります。

それではまた遊びに来てね〜

行ってらっしゃい











薄暗い部屋。

ダボッとした囚人服。

錆び付いて冷たい鉄格子。

犯した罪を償う為に 今日も刑務作業を行いながら図太く生きている。

そう。それまでは…何の問題もなかった。

この刑務所に新しい看守が来るまでは…

僕の刑務所暮らしは平和やった。

そんな僕と看守の物語。




白side 「看守なんか大嫌いや」




白「…今日も今日とて暇やなぁ〜」


朝の刑務作業を終え部屋でゆったり過ごしている。

食事も刑務作業も慣れてしまって 毎日がつまらない。


白「…僕って何の為に生きてるんかな…」


虚無感 絶望が胸を支配する。

─周りに迷惑かけたから…仕方ないよな…

ゴロンと地べたに寝頃がっていると

こちらに近付く足音が聞こえ上半身を起こした。



「…3番起きているか?」

白「…起きてますよ…僕に何の用ですか?」


─部屋に来るなんて…珍しいな?


刑務官が部屋に来るのは珍しい。

基本は刑務作業や食事 自由時間以外は 姿を見せない。


白「刑務作業は終わりましたよ…? 」

「刑務作業じゃない…新しい看守がいらっしたから囚人との顔合わせをする。

身支度は特に無いなら一緒に行こうか。」


─新しい看守?

聞き覚えのない看守という言葉。

前任の看守は見たことがなく想像が出来ない。


白「…あ、抑制剤飲んだら行きます…ので…

他の囚人呼ばないんですか?」


その場から1歩も動かない刑務官。

やっぱり僕なんかした?


「他の囚人は俺以外が呼んでいる。

抑制剤が不足したらいつでも言ってくれ…

すぐ用意する。」

白「っはい!!ありがとうございます

不足したら言いますね。っ、ん… 」


規定量を守り抑制剤を摂取する。

抑制剤を飲むと発情が少しずつ楽になった。


白「行きましょうか」

「嗚呼。看守にご迷惑を掛けないように…

気をつけろよ。」

白「あ〜はい。分かってますよ」













「着いたぞ。何度も言うが迷惑を掛けないように気を付けろ。」

白「…っ、あ、の…僕だけ…???」


他の囚人を呼びに行ったと言われたが

周りに囚人が1人も見当たらない。

不安になって刑務官の方に振り向くと

さっきまで居た刑務官がもう居ない。


白「…この部屋…に入ったらええんかな、って…!?」


─ここ…懲罰房やん…

懲罰房は刑務所のルールを破った囚人が

入れられる部屋。

今までの言動を振り返っても僕はルールを破った記憶がない。


白「…帰、ろ…!!」


懲罰房から後ずさり姿勢は、逃げの姿勢になる。

かちゃりとドアが開く音が聞こえ部屋から

良く通る低音の声が聞こえた。


?「…やっだなぁ〜?俺が呼んだんだから

帰ろうとしないでよぉ〜」

白「……」


桃髪と桃色の瞳。ちらりと見えるピアス。

─ホンマに看守か?

チャラついた身嗜みのせいで看守としての

威厳がない。

じろじろ見ていることに気付いたのか

男は嬉しそうに笑った。


桃「俺はないこ!今日からここの看守で、

君の番で〜す♡一生よろしくねぇ〜」

白「……はっ…??番??」


─何言ってんや此奴。

純粋無垢な笑顔が言葉遣いが胡散臭い。


白「…ここはホストじゃないねん!!

冷やかしならはよお家に帰りぃや!!」

桃「え〜??ホストじゃないもん〜

それと冷やかしでもないし…言ったでしょ?君の番だって…」

白「だーかーら!!僕は番とか要らへん!!

かーえーれー!!…っ、て…」


辺りが真っ白になり…その場にへたりと座り込む。

─抑制剤は飲んだから…ヒートでは無いよな

心では落ちついていても 体は冷や汗でびしょびしょだ。

もし目の前の奴が‪α‬やったらと思うと

背筋がゾッとした。


桃「大丈夫??貧血だった??」

白「…違、う…と思う…」

桃「なら怖がらせちゃったかな?ごめんね」


素直に謝り立ち上がらせようと

傍にしゃがみこみ手を差し伸べられた。


桃「今日からよろしくね…」

白「嫌や!!懲罰房に呼ぶ

あんたみたいな看守なんか…大嫌いや。 」


キッパリと低い声で胸の内に秘めていた感情を伝えた。

こんなチャラい見た目の 看守なんて大嫌いや。

この時心から彼を軽蔑した。








桃side 「酷いなぁ…」



桃「あはは…〜初対面でそれ言っちゃうの?面白いね…君」

白「あ“??おもろないわ。あんたなんか 生理的に無理。」

桃「あんたじゃなくてないこだって〜 初兎ちゃん」

白「…っ、…きもっ…」


名前を呼ぶと瞳を見開き冷たい視線を向けられてしまった。

言葉だけでなく…瞳でも俺を軽蔑し瞳に写したくないと訴えていた。


桃「酷いなぁ…俺初兎ちゃんの未来の番だよ??」

白「誰が…んっな…つまら“ないこ“と予想しとる所失礼やけどそんな未来一生来ぃひんから 」

桃「あ、名前呼んでくれたね〜♡

もうツンデレなんだから〜」

白「はっ??呼んでへんから… 」


冷ややかな瞳が俺を写す。

言葉で拒絶されても俺は諦めない。


桃「…まぁこれからゆっくり口説くから

覚悟しといてね??」

白「あんた看守やろ…口説く時間ないや、ろ…や、なくて!!僕…昼の刑務作業あるから

失礼します!!」


耳元で囁くと恥ずかしいのか耳を真っ赤にし

懲罰房から出ていこうとする。

─初心で可愛いなぁ。まぁ…逃がす気も無いけど…


桃「せっかく懲罰房に呼び出したから

何かする?初兎ちゃん」

白「…僕ルール破った記憶がありません。

身の覚えがないのに罰とか理不尽やない??」


痛い所を衝かれぐぅの音も出ない。

いくら看守とはいえ…ルールを破ってない

囚人を罰せられない。

暫く唸りどうにかして罰せられないか

必死に考えた。

考えてる合間も初兎ちゃんは 呆れた表情で 俺を見てくる。


桃「あ、あったから行かないで…」

白「何すか…??」

桃「初兎ちゃんΩだよね??」

白「…そうですけど…それが何か?」

桃「発情期の時周りの 囚人・看守・刑務官を問わず誘ったって…前任から聞いてるけど本当? 」


俺が問い詰めると初兎ちゃんは困った顔で

気まずいのか目を逸らす。


桃「抑制剤を飲まない時もあるって担当から聞いたよ?せっ〜かく独房与えてるんだからしっかりルールは守ろうね??」


首を傾げながら初兎ちゃんの顔を覗くと

納得がいかないといった表情で俺の肩を揺すった。


白「んなの…!!あんたが赴任する前の話やし!!罰はその時しっかり受けた!!」

桃「…そだ、ね…俺が来てからその話は

一切聞いてないけど…抑制剤の過剰摂取が

多いとは聞いてる。」


発情を抑えようと抑制剤を多く飲むと

通常の量では薬が効かないと体が麻痺を起こす。

より多い量を飲んだ時の

快楽を求め薬を飲む頻度が多くなる。

─それはいけない。囚人が薬物中毒とか

笑える話でも無いしね。


白「…だ、って…飲まな…ヒート起こすから…で…」

桃「でも過剰摂取しても効果は変わらないよ。」


震えながら肩に手を置き、手を掴む。

怯えていたと思っていたが

薬の禁断症状で震えていたのか。


白「は、なせ!!」

桃「はいはい薬物中毒者は

大人しくしようね〜」


掴んだ手を離し空いた手で薬をチラつかせた。

薬を見せると初兎ちゃんの 瞳がキラリと光った。

薬を求める身体は自然と手を伸ばす。

たとえ初対面で軽蔑している看守だろうとも

距離を詰めて来る。


白「…はぁっ…はよ頂戴 … 飲まな…あか…んからッッ…」


呼吸を荒げて初兎ちゃんは薬の方をじっと見る。


桃「コレ欲しい??欲しいよね〜??俺から

奪って見たら??雑魚雑魚うさぎさ〜ん♡」

白「…言われんくても…と、る…!!」


体を必死に伸ばし薬を取ろうとするが それは叶わない。

なんせ俺と初兎ちゃんの 身長差は約10cmと 差があるから初兎ちゃんがどんなに手を伸ばしても薬には届かない。


桃「これが罰だよ…独房なんだから

ヒートしても大丈夫でしょ?? じゃあこれは俺が預かっとくから 戻っていいよ」

白「…失礼しま、した…」


バタンと扉を閉め初兎ちゃんは

部屋を後にした。


桃「どれだけ我慢出来るか…見物だよね〜♡」


俺を求めて求めて 顔をぐちゃぐちゃにしながら涙を零し 初兎ちゃんが体を許すまで 薬は返してあげない。


白side「お断り」


白「…っ…ふぅ〜ぅぅ…」

水「初兎ちゃん大丈夫?顔色悪いよ?」

白「大丈夫やから…刑務作業は

私語厳禁やから自分の作業に戻りぃよ 」


注意を短くして無言で作業に戻る。

黙々と手を動かしている方が

じっとしている時より楽だった。


水「で、も…辛そうだよ??」

白「僕のことはええから…はよ戻りぃや」


注意しても尚食い下がらないいむくんに

小声で再度注意し口を閉じた。

小声で話していることもあり刑務官に注意されることは無かった。

いむくんは…困った表情をしながらも 作業に戻った。

嬉しそうに刑務官の糞餓鬼を

眺めて 作業をして 注意されていた。

─ったく…何やってんだか…。


赤「2番じろじろ見ないで作業に集中してよ!!」

水「してますよ!?言い掛かりは辞めてください〜!!」

赤「何処が??さっきから手止まってる」


りうらが指摘した通りいむくんの手は止まっていた。


赤「まぁ、お喋りはここまでにして

2番と“3番“黙って作業に戻れ」

白「(はっ?!僕も含まれてんの??)」

水「ふぁ〜い。戻ります〜」


不貞腐れた声でいむくんは作業に戻った。

僕はと…いうと…例の奴の目に止まったらしく…こちらに近づく足音が聞こえた。


桃「っへへ〜♡初兎ちゃんまた会えたね〜

黙って作業出来ないのも可愛いね〜」

白「っ、ぅ“…ぁっ…!!失礼します!!」


逃げようにも作業を済ませれず

りうらの背に隠れた。

生理的に受け付けられない顔を見ると

吐き気が込み上げてくる。


桃「…また逃げられたんだけど〜??

りうらぁ〜!!??」

赤「ないくん看守…きもい…」

桃「ぇぇぇ〜!!酷〜い…」

白「…吐き気が…する…っ…りぃらぁ〜 部屋戻りたい…」


2人の会話を見守りつつりうらの背にしがみついた。


赤「3番…また体調不良??薬の飲み過ぎは

駄目ってりうら言ったよね??

いむ…いや…2番、3番医務室に

連れてって来れる??」

水「ん、はぁ〜い??分かった〜

初兎ちゃん 歩けそう??」


背中を撫で口元に袋を当てるいむくん。

吐くなら吐けということだろうか…


白「ぅ“っぉ“、」

水「…よしよし。良く頑張ったね… 」

白「っ“、ぉ“…ぇ…」

桃「俺が運ぶから2番はりうらと部屋に戻って遊んでおいで…3番行こうか」


いむくんの手を外し抱き上げられた。

嫌いな奴に抱き上げられてもドキドキも

意識も何もしない。


白「す“、みません…っぉ“…ぇ…ぅぅ“っ」

桃「袋口に当てて良いから…

気付けなくてごめん」


どんなに嘔吐をしても泣いても

…心配している声音が優しい。

塩っぱい匂いと口の中は吐きすぎて血腥くて…気持ち悪い。


桃「…これに懲りたらもう過剰摂取したらダメだよ??」

白「…っ“ぅ“」

赤「(あの人は囚人というか…

3番に甘い自覚を持ってないんだろうなぁ…)」

白「…ッゲホッゲホッ…」


咳き込む僕の背中を撫でる。

触るなと手を振り払おうとすると手を掴まれる。


白「ッッ!!」

桃「後で離す…今はモチモチな初兎ちゃんの手触らせて」


赴任して間もないのにこの人は

いつも僕に構ってくる。


白「誰が!!モチモチの手やって??僕は太ってへん!! 」

桃「怒んないで〜」


お腹の肉を掴まれ触れるだけ触れて

飽きたのか頬に手を伸ばし頬に触れる。


白「…ッッ…は、なせ!!」

桃「っ、とだ…細っそ… 」

白「分かったなら離せ!!下ろせ!!」


ジタバタと暴れ床に降りたいと

意思表示をする。

紫色と黒のマニキュアが塗られた手を

なんとか引き剥がそうと手を延ばす。


桃「こらっ〜看守の手に触れようとしないの〜暴れたら床と口付けすることになるけ ど良いの??ファーストキス床に奪われて?? 」

白「嫌やけど…僕高いの苦手なんよ…」

桃「…そうなんだ〜ならおろさない」


おろす所か瞳を覗き込み顔を近付けてくる。

─唇触れそ、う…やだ嫌や…こんな奴に

奪われんのやだ


近付いてくる唇を手で抑え端的に罵った。


白「お前からの口付けはお断りや!!」

桃「……んぅ…っ〜」

白「舐めんな犬か??あんたは…」


抑えた手をからかうように

舐め嬉しそうに笑う。

─断ったのに笑うとか…こいつMか?


桃「っはぁ …そんな元気なら作業戻れるね…」

白「ちょ、っとお、い!!」


からかうのに構うのに飽きたのかそっと床におろされた。

さっきまで温厚な表情がスっと無くなり

冷たく近寄りがたい看守の顔になった。


桃「 …ごめん」


何に対して謝ってるのか理解出来ないでいる僕を置いて彼は走り去った。


白「…なんやあいつ…」


─いつもは鬱陶しいくらい構うのに…。


白「僕に飽きたんかな…」


最初は面白い玩具で興味を示していたが

実際関わって遊んでみると 反応が

子供っぽくて面白くないのだろう。


白「…ええ事やのに…気分悪い…ッッ…」


作業を終え誰も居なくなった部屋で

嘔吐をしてしまった。








桃side「押して駄目なら引いてみろ!!」


赤「ないくん看守良かったんですか〜?」

桃「なにが??」


俺が質問の意図に分からず首を傾げると

心底呆れ顔のりうらに顎を掴まれた。


桃「りうらぁ??い、たい…なぁ…」

赤「聞いてないないくん看守が悪い

りうらが聞いたのは3番のことですよ。 」

桃「初兎ちゃんがどうかした?」

赤「甘やかしてる自覚…ないよね」

桃「…」


─嫌々。甘やかしてないよ??

看守として平等に囚人に接してる。


赤「りうらも人の事言えないけどさ…

看守と囚人ってことは忘れたら駄目だよ」

桃「うん??何当たり前の事言ってるの?? 」

赤「馬鹿…」


溜め息を付いてソファに腰掛けるりうらを 他所に囚人日記に目を通す。

1ページ、2ページとノートを捲り

日記に記している内容に目を通す。

─面白い事は特に書かれてないな。

どの囚人も当たり障りの無いことばかり…


桃「2番の子はりうらの事ばかり書いてるよ〜」

赤「あいつ…変な事書いてたら

許さないから…ないくん看守日記帳見せて」

桃「ん。良いよ〜」


ノートには可愛らしい文字で

りうらの事を ばかり書いてあった。


『今日はりうちゃんに声掛けられた!!

刑務作業をサボったから怒られちゃったけど…怒った表情も可愛くて癒された〜!!

パートナーなのに素っ気ない態度取られちゃうのは辛いけど…仕方ないよね…僕が囚人でりうちゃんは刑務官だから…でも僕もそろそろ出所出来るんだ〜外に出たら真っ直ぐに

りうちゃんを抱き締めるんだ〜

ずっと大好きだよ。りうちゃん』


赤「…ッッ//も、ういい…//返すね」

桃「ありゃりゃ…赤くなって可愛い〜

出所したら抱き締められておいで〜」


耳と頬を真っ赤にしページを閉じノートを返された。


桃「…次は…3番…初兎ちゃんのだね〜」


頬を緩めながらノートを捲る。

落ち着いた丸字で今日の出来事を書いていた。


桃「…」

『…僕はΩやから皆に虐げられて馬鹿にされる…今日やってうざい看守に声を掛けられた。どうせ面白半分でからかってるだけ…

抑制剤も取られて…体が辛い…疼くって言うか…熱い…ヒート状態になっても独房やから襲われる心配は無いと思うけど好きでも無い看守に股を開くのは死んでも嫌や。

‪α‬にもラットがあるっていうしお互い近付かない方が良い。番とかこれからもずっと要らへん。』


─やっぱり嫌われてんだな……

赴任してから真っ先に声を掛けに行った。

可愛い容姿とは裏腹にキツイ言葉遣いに

惹かれた。

Ωだからといって周りに頼らず

刑務作業を頑張っている所に惹かれた。

─今日だって…異変に気付けなかった。


赤「本当ないくん看守は…3番の事好きだね… 気になるなら顔見に行ったらどう??」


目尻に指を添え雫を掬う。

りうらの行動で自分が泣いていると気付いた。


桃「ううん。今は食事だと思うし

就寝後の見回りの時に声掛けてみる。

心配してくれてありがとう〜りうらぁ」

赤「っ、抱き着かないで…もう…っっ」


りうらの胸に顔を埋め頭を擦り付ける。

触れ合うと体温が伝わって安心する。


桃「りうらもご飯にする?最近食べてないでしょ?? 」

赤「後で食べるからないくん看守が食べておいでよ」


看守として食事を先に頂くのは

…どうかなと悩む。

看守として威厳は無いけど…仕事はキチンと行っている。

囚人に対して特別な感情は無いし抱くつもりもない。

何時まで立っても席を立たない俺を見て

りうらは痺れを切らし口を開いた。


赤「じゃあ先に頂いて来ます…変な行動したらここに戻るからよろしくね 」


俺を気遣ってかりうらは静かに扉を閉めた。


桃「俺も食べよっかな…」


ガサガサと買って来て棚に置いていた

食事を袋から取り出す。


─何年前の奴だろ…これ…

カビは無いし匂いを嗅いでも異臭もしない。

購入日を覚えていないから食べる勇気が出ない。

買ってきた物を食べなくても食堂に行けば

良いんだけど…

─行ったら初兎ちゃんが居るのと

今日は何となく食べる気になれないんだよね



赤「…ないくん看守…ソレ食べない方が良い奴だよ…もうぼーっとしてないで食堂行こうよ。先に様子見に行ったけど

3番は居なかったよ。」

桃「…っ、ごめん。なんか食べれそうにない。」


せっかくのお誘いを断ってしまった。

心の中でもっと他に断り方が無かっただろうかと後悔しているとりうらは俺の頭を撫でた。

おずおずと背伸びをし1回2回と優しく撫でる。

人に触れるのが好きなのか嬉しそうに微笑む。


赤「水分補給はした方が良いと思いますよ。ゼリー買って来ますね」

桃「要らない… 」


要らないと口にした時にはりうらの姿が見当たら無かった。


桃「…ッッ//吐きそ、うかも…」


変な物は食べていないのに吐き気が込み上げてくる。

体も熱くなって視界がどんどん真っ白になって気を失いそうだ。


桃「…っ、とに…やば、いかも…」


ふらりと体が揺れ大きな音を立てて

椅子から崩れ落ちた。

受身を取れず体が痛い。


桃「りぃらぁ…っ、て…来て…」


そこで俺の意識は途切れた。











「ないこ…!!…ない、こ!起きろ!!」


誰かの怒鳴り声が聞こえる。

暖かくて柔らかい掌がおでこに乗せられた。

熱を測っているのか濡れタオルをおでこに乗せられた。


桃「…っ、//おは、よぉ?」

白「…やっと起きたか…寝坊助。 もうお昼やで…」

目を覚ますと隣には

大好きな囚人が座っていた。

時計を確認するとふと疑問が込み上げ

初兎ちゃんに質問をする。


桃「初兎ちゃん??、な、んで居るの?

お仕事は?」

白「僕今日で出所なんよ…出所手続きは

いむくんと同時にりうらにやって貰った。 」


出所か。

初めて会った時から大好きな人が出所する。

寂しいような嬉しいような複雑。


白「ラット起こして倒れるとか

だっさいなぁ…馬鹿看守〜」

桃「言い返す元気がな、いからごめん」

白「熱も出てるし変な物でも食べたんちゃう??ゼリー食べて安静にしときぃや。」


おでこのタオルを剥がされまた濡れた状態で乗せられる。

体を支えられ上半身を起こす。


桃「っ、ごめん…食べさせて…欲しい。」

白「ゆっくり食べぇや。」

桃「…ん…っ…美味し…」


ゼリーを口に運び何度か咀嚼し飲み込んだ。

囚人に看病されるって変な気分。


白「元囚人に甘やかされて嬉しい??

それとも屈辱??ばーかばーか」

桃「っ、…ん…♡」


距離が近付いたことを良い事に初兎ちゃんの顎を掴んで唇を重ねた。

急に唇が重なり急いで唇を離そうとする

初兎ちゃんの顎を持ち強引にカクテルキスをする。

苦しくて 気持ち良くて心拍数が上がる。

初兎ちゃんが泣きながらもされるがまま。

病人だから暴力はいけないと気遣ってくれたんだと思う。


白「…っ、な、せ//っ、ぅ“//」

桃「…少しだけ付き合って」


再び唇を重ねた後笑みを浮かべた 。


白「…っはぁー//はぁっ、// ッッ//っあ“〜」

桃「ヒート起こしてるけど…大丈夫??

雑魚とか良く言ってくれたね〜??」


ネクタイで腕を拘束して 暴れないように手で 抑える。

発情しているから暴れることは 無いと思うけど念の為に拘束した。

空いた手で初兎ちゃんの衣服を脱がしていく。


白「ッッ//…離せ!って言っとるやろ!!」

桃「っ、たた…!!」

白「帰る!!馬鹿!!変態!!さよなら!!」


お腹をグッと抑えられ体勢を崩し

ベットに寝転がってしまった。


桃「で、も…効果あったかも♡??」


押して駄目なら引いてみろ作戦は

…上手くいったかも??








赤side 「糞餓鬼」


赤「…2番出所時間だけど荷物纏められた??」

水「う、ん!!纏め終わったよ〜 りうちゃん〜ぎゅっ♡」

赤「…//」


─こうやってすぐ抱き着いて来るの 本当に慣れない。

パートナーと言っても番ではなく

…ただ傍に居るだけの存在。


赤「2番離れろ…公務執行妨害罪で

また刑務所に戻りたいのか??」

水「……ごめんなさい」


怒ると肩を落とし寂しそうに瞳を潤ませる。

泣いている所を見られたくないのか手で涙を乱暴に拭う。


水「…見、ないで…可愛くないから」

赤「…2番泣くのは出所してからにしろ…

他の囚人も刑務官も接し方に気を使うから

行こう。」


─泣いてる所も可愛いって言ったら怒るだろうなぁ。

で、も…りうらは泣き虫ないむが好きだ。

この気持ちはずっと変わらない。

Ωとβなんて関係ない。番なんて要らない。


赤「出所したら…良い//?」

水「…勿論。僕もりうちゃんに触れたい」


こうやって誘ったら頷いてくれる。

優しいいむが好きだ。

身体はいむを求めて秘部はじんじんと熱い。

この熱さを早く取り除きたい。


赤「…触ったら…逮捕だよw雑魚いむっ」


体の熱にやられて普段なら絶対に言わないで

あろう言葉を口にしてしまう。


水「…その言葉がどれだけ続くか楽しみだね〜」

赤「ん、そうだね」


手を繋いで刑務所を出るのはシンプルにドキドキした。

久しぶりのいむの温かさが伝わる。

─好きだなぁって実感する。好き。















赤「…た、だ…いま//いむっ♡早く…ッッ//

ちょーだい♡ 」


リビングのソファに寝転がり股を広げる。

陰部も秘部も全部見せる。

たらりと垂れた愛液がソファに染み込んだ。

掃除が面倒って言われるかもだけど…

生理現象だから仕方ない。

熱を帯びた身体はドクンドクンと

早く脈打つ。


赤「…いむっ…//もしかして久しぶりのフェロモンの匂いに酔ってる?? 雑魚…なβさんには濃すぎたwかな?そうだよね…βには

強すぎるよね〜糞餓鬼童貞には刺激が強すぎたね〜♡」


煽るだけ煽って後悔するのを 知らず罵っていく。


赤「刑務所に居すぎて…りうらの匂い忘れちゃった??♡♡それとも初めて見るΩの

ヒートに戸惑ってるの??」


黙ったままのいむを横目で眺め口を開く。

口付けを求めて無言で硬直している いむの上に乗っかり 唇を重ねた。

ライトキスからカクテルキスへ

過激に優しい口付けをする。

不慣れだから咳き込みながら唇を重ねた。


赤「…ッッ〜♡っ“ぅ“♡ 」


唇を重ねているだけなのに…達してしまう。

愛液が零れいむの膝にかかってしまった。


赤「…(まだ硬直してる…)」

水「っ、//りうちゃん…積極的だ、ね…♡」

赤「あ、っと//  ヒート状態って…止められないから… ほ、んとごめん…ね」


理性が無い時は恥ずかしくないのに

素に戻ると一気に羞恥心が体を襲う。


水「許して欲しいならね

…僕 りうちゃんが1人でしてる所 見たいなぁ〜♡」

赤「…//」


いむは‪α‬じゃないのに…りうらは発情しちゃう。

‪α‬じゃないのに…運命の相手じゃないのに…



赤「っあ“♡♡ひゃ…♡ッッ〜♡…あ“//」


大きめのバイブも秘部はキチンと呑み込む。

バイブ音と卑猥な水音が部屋に響く。


赤「っ“ぁ“っ♡♡っッッ〜♡イ…//」


見られているのに腰を振ってしまう。

精液も唾液もソファに垂れてしまった。


赤「たり、ない//…ッッ〜♡」


─バイブじゃたりない

…自分の指で弄っても足りない。


赤「いむのが良い…//いむの欲しい…//」


遠くに座り嬉しそうに

自慰行為を眺めるいむに手を伸ばす。


赤「ちょーだい♡…ッッ…欲しッッ〜♡っあ“っあ“っ…//♡♡」


─変に前のめりになったから …奥まで…届いて…//


赤「ん“//ぁぁ“//や、だ…//…も、う…♡

いむ…♡…//」


秘部はバイブを呑み込み達してしまう。

達してしまう時はいつも陰茎を

深く奥まで咥え抜けない様にお腹が締まる。


赤「…ッッ//乳頭弄るの…初めてか、も//♡」


触る度ピクピクと反応が良く頬が赤くなる。

誰かに見られながらも良いかも…。


赤「いむ…指示してよ♡りうらのこと

沢山気持ち良くしてよ♡雑魚童貞の

指示全部従ってあげるから♡」

水「じゃあ〜〜♡♡♡♡」













赤「っ““ッッ//ぉ“♡はっ♡っ、ん、で、る…♡ご主人…様で、る…♡りうらの…達してる所見て…//て♡♡ 」


乳頭と陰茎を弄り腰を降ろしバイブを呑み込む。

結腸まで届いて目がチカチカする。

達しそうになると離さないと いわんばかりにお腹に力が入る。


赤「っ、こ、の体勢♡

やば、い…、かも…♡//♡♡」


四つん這いに近い体勢にドキドキして

興奮して息が荒くなる。

ぱちゅぱちゅと聞こえる水音が心地良く

頬が緩む。



赤「っ//♡…っ♡♡ぎゅっ♡♡っ好き♡♡」


振動するローターに体をビクつかせながら

いむに抱き着き口付ける。


水「可愛い。もっと見せてよりうちゃん♡」

赤「ん〜♡良いよぉ♡っご主人様の

指示は絶対だもん、ね♡」


利尿剤を口にしいむの陰茎を

とろっとろになった秘部に挿れた。

秘部は有無を言わず陰茎を飲み込み

体にフィットした。


赤「…ローター抜いちゃ…駄目??

…//あった、ら気持ち良くて可笑しくな

…あっあっ♡♡…」


最高潮に達しびゅるびゅると

達してしまい潮を拭いてしまった。

恥ずかしくて気持ち良くて止まらない。


赤「っ♡…//ご主人様のせーし♡全部ちょーだい♡♡ぉ“っ//♡♡っ、…♡♡」


前立腺を攻められ痙攣を起こしメスイキした。

目がチカチカするのに

精子は出ない不思議な感覚。

中出しされたのに…漏らしてしまったのに

気分は凄く良い。


赤「‪首噛んで…番とか要らないから…

虫除け…して欲しい♡」

水「僕で良いの?」


フェロモンに当てられ理性が 外れた獣のような瞳でりうらを写す。

─本当は自分のモノにしたいくせに…♡


赤「いむが良いの♡噛んで♡♡」

水「…好きだ、よ」


じゅるじゅると首筋を噛む音が聞こえる。

犬歯が首筋に当たり血が垂れてしまった。

いむは垂れた血の箇所に唇を這わせ喉を鳴らした。

ごくごくと喉を動かし

りうらの血液を吸っていく。


赤「っはは♡吸血鬼み、たい♡」

水「確かにそうかもね…♡」

赤「っ“♡…だ、め…壊れ、る♡」


腰を掴まれ貪る様に前後運動をする。

気持ち良くて何度も達した。

正常位じゃ物足りなくて1度達する度に

体位を変えた。


水「どーお♡立ちバック気持ち良い??」

赤「っあ“あ“//♡っ、気持ち良くないから…ざーこ♡♡っん“んっ“」


ひくつく秘部がいむの陰茎を奥まで呑み込み

締め付けた。

自分から流れる愛液は家具にかかってしまう。

床 壁 鏡に付いた物は躾とし て

全部舐めとらされた。

いむのお腹に付いた物 は

犬のように床に手を付いた。


赤「っ“ふ“っ♡♡っっ♡♡お、っ、き♡♡」


太くて大きくて熱くて舐める度に膨張し

顎が外れそうだ。


赤「…っ♡♡尿道攻め好きだから

もっと♡♡♡」


尿道に挿れられてモノが気持ち良くて

また達してしまう。

愛液がローションの代わりになり

滑りが良くなり気持ちが高揚する。


赤「っ♡♡そ、れやぁ…♡♡」


ローションをしっかり含んだガーゼで

精子が付着した陰茎を拭き取られる。

触られてないのに気持ち良くて

お腹がひくつき精子が溢れた。


赤「んぁ“//♡♡っぉぉ“♡♡♡

っ、にゃあ“♡♡//ご主人様ご主人様♡♡♡と、まりゃな…♡♡っあ、で、た…で、る

♡♡っぁぁ““♡♡」


気持ち良くて頭がふわふわする。

ぐっしょりと濡れて汚れたズボンを脱がされ

奥の奥まで突かれ愛液が出て体がヌメヌメして力が抜ける。


脱力したのを良い事にソファから

床に押し倒る。

足を上げさせられ

りうらの 秘部  陰茎 達する所は

全てカメラに収められた。


赤「ひ“っっ♡♡で、にゃ、、♡♡

んぁぁ//♡♡繋がって、るの分かる♡♡

肉棒っ…肉壁に擦れて気持ち♡♡もっと中

ぐちゃぐちゃにして♡♡♡ いむ♡♡好き♡♡」

水「僕も好き…ずっとりうちゃんが好きだよ」


βとΩは幸せになれない。

首筋を噛んでも番にはなれない。

でも、コレで良いんだ。


赤「りうらから目離したら駄目だよ ♡」

水「離さないよ。発情してるりうちゃんの事一番に僕が隣で見たいんだもん」


唇を押し付けられ2人で愛を誓った。

もしΩのりうらが‪α‬の番を作るなら…

いむを裏切るなら…


赤「りうらの事めちゃくちゃにして

壊して欲しい。」




赤「んぁ“ッッ//っ、♡♡で、な、い…//

いむっ…♡あっ♡っあ“愛してる…やっ♡

だ、め…//っ、触ん、な//っ、あっ♡♡

ゴム無し…だ、め…//子作りはまた今度しよ、ね//ッッ//♡♡だ、め、…」


嫌がっても生で挿れられ唇が触れる。

罵っても今のいむには煽ってると言われる。


赤「…っは♡…ッッ♡…だ、っ…め//ぅ、ぅ…//お腹…暖かい…けど、…//中出し駄目って

いっ、たのに!?//っああ“//ほ、んとむ、り…//外っ、やっ…だ…い、むっ、、まっ…」


ふらつく体を引かれベランダの床に寝転がされる。

火照ってる体が夜風に当てられて心地良かった。


赤「…っむ…//せーし…のむ、の…?や、だ…

っ、ぅ“♡…んっ…かった、い、//…んんっ♡喉…の奥まできて、、♡♡だ、め…//

っぐっ…♡♡っ、ん、あ〜♡っ、ぐ…」


中で出された物も口で出された物も零さず飲み込んだ。


赤「っ、♡♡っ、、も、っと♡♡

激しい、の… ほし、い♡…

りうらは…ご主人様の 玩具で、す♡

駄目…穴で…誰にでも股開くの…//っだから

お仕置きして欲しい♡」




赤「ぁぁぁ“♡っ、中キュって、な、った♡ん、っ…手で、されるのも、好き♡♡

んっ…♡」


陰茎と秘部はもう正常にならない。

いむの形を覚え満足しない 体にされたんだからもういむから逃げれない。


赤「っ、っ“//♡♡♡び、…//

っ… り、好、…っ、ん“ん“♡っあ ♡

…大好きだよ。いむ 」


最後に寂しくなった唇に触れ啄む口付けを。

指には銀色のリングを。

首には男避けの噛み跡と首輪を。


赤「全部ちょーだい♡」

水「…っ、こんの… 糞餓鬼が♡覚悟してね」


これから先もりうらの隣にはいむしか居ない。










白side「ほんまは惚れてる」



白「…っ、な、せ!!こ、の変態」

桃「ここから出たら…寂しいもん…だから

慰めて♡」

白「嫌や!!…離せ!!」


医務室から出てさっさとシャバの空気を吸おうとドアに手を伸ばすとこいつに引き止められた。


桃「俺今すっごく興奮してるんだぁ…♡

Ωの初兎ちゃんなら分かると思うけど…

発情してると…ね…正常な判断出来ないの♡」

白「…っ、や…//」


手首を掴まれ床に押し付けられた。

ピンで止められた蝶のように身動きが取れない。

興奮してる‪α‬のオスの顔。

獣みたいに息を荒らげ捕食しようと

首元に歯を突き立てられる。

貪るように強引に無理やり。

血が流れても…気にせず噛みつかれる。


白「…っあ“…っ、やぁ…だ…」

桃「っはぁ…//…可愛いね…あとは…

ヤることヤるだけだから…ね♡付き合って」


体重を掛けられ逃げれない

僕を満足そうに眺め解かさず 秘部に勃起したモノを挿れられる。


白「っ、っ…ぅぅ“…//っ、や、、//」


‪α‬のフェロモンに当てられてんのか体が怠い。


桃「…っ凄…解かしてないのに

全部入った♡」

白「…っぅ“…っっ、ぅ“」


奥まで届いたモノを動かされ体に痛みが走る。

痛くて苦しくて助けの声も出せない。


桃「痛いの好きなの?? …どんどん…溢れてくる…//」

白「…ぁ“、、っ、ん“…//っあ…♡」


痛みに慣れた体はモノを必死に呑み込み締め付ける。

チカチカする視界の中こいつの声だけはハッキリ聞こえる。


桃「、じょーず…♡じょーず…上手に

出せたね…♡♡」

白「っ…ぅ“〜…っ、ぅ…」


初めて達してしまった。

大嫌いな看守に…奪われてしまった。


白「初めては可愛い…女の子に…

奪われたかったのに何してくれてんねん//」

桃「…っははw何馬鹿な事言ってんのぉ♡

初兎ちゃんには俺が居るから女の子なんか

不必要だもん♡」


唇を重ねられると思うと怖くて瞳を閉じた。


桃「んっ…っ、♡コレで…俺のΩだね♡」

白「さ、…っ、て…」


唇に触れず首筋に歯が当たり

八重歯が首筋に食い込む。

はぁ…っと吐息を漏らす声が聞こえ ないこは嬉しそうに耳を舐めた。

白「あのさ…ないちゃん…」

桃「なぁにぃ??」

白「一生よろしく…//僕の‪α‬…♡」


挿れられた物を出さないように

ないこに 乗っかる。

体勢を変えると奥にモノが入り込む 。

ズブズブと入り込む音が部屋に響く。


桃「んぁ“っ…//っ、…」

白「っ、へ♡っ、ぁ“…//僕ばっかり

気持ち良くなるの嫌やから一緒に 気持ち良くなろう…ないちゃん」



ないちゃんの衣服を脱がし

胸元に唇を押し付けた。


白「…顔はタイプ…やから

…番として…まぁっ…//よろしく♡ 」

桃「…っ、う、ん…//よろしくね〜//」


お腹が暖かい。

中出しされたんか…気分悪い。


白「お前なんかに堕ちない…//」


身体はないちゃんを求めて1度達しても

すぐお腹が締まる。

気持ち良くて頬が緩む。

歯型を付けられた仕返し に陰茎に跡を付けた。


桃「…あはは…独占欲強そうな…Ωだ、ね…♡好きだよ。惚れさせるから覚悟してて♡」


告白を受け返事をさせてもらう隙は貰えず

行為は続く。


昼はまだ始まったばかり。

ゆっくりじっくり…楽しもうや。


白「もう…惚れてる…っ//」

桃「素直じゃないんだから♡」


ふふっと穏やかに笑うないちゃんが大好きだ。


Ωとか‪αとか‬βなんて関係ない。


好きな人と一緒になれたら

身分関係なく幸せや。










𝑒𝑛𝑑






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コメント

4

ユーザー

とても好きな作品でした! 4人ともそれぞれかわいくてもうすき(?) お話しが長編でとても満足感が得られました(* ˊ꒳ˋ*) あとサムネ依頼の件ありがとうございました! 奏雨さんに描いていただけるなんて幸いです

ユーザー

...現存のストーリーで過去1で好きです...、なので1000押させていただきました..ほんとはもっと押したいんですけど..、時間が許してくれませんでした、() 、語彙力吹っ飛んでなんも言えないんですけど神でしたっっ...!また何度も読みにこようと思いますっっ

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