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5畳沼の底まで

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5畳沼の底まで

1 - 第1話落ちる

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2022年08月26日

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 それは、その物語の主人公(プレイヤー)に与えられた名前だ。  【凍結中】final‐voxyz - 1.序曲の終わり - ンは、『大いなる力には大いなる責任が伴う』という言葉を聞いた覚えがあった。  (そんなのは詭弁に過ぎない…)と思いながらも、その言葉を心に留めておいて、この仕事を引き受けると決めたのだ。   1  私は、【彼】が好きだ。大好き。愛している。愛しています。だから、私は…。 - イクス・オン・ザ・スノーフォール. - ん 2 私の気持ち…気づいてくれた?  ☆  「今日はありがとうございました」  客を送り出した後、シノブは大きく息をついて玄関を見渡した。そこには彼女のほかに、1人――黒ずくめの男が立っている。黒いローブの上に灰色のトレンチコート、白い手袋、編み上げブーツという格好だった。彼はアトリビュートであると同時に、この喫茶店”cafe  neuesel”の店主なのだ。「おつかれさまです、マスター」「お疲れ様、クランティ君」  カウンター越しの彼に微笑みかけ、コーヒーカップを下げたシノブは自分の席に戻った。「どうだった?」「……相変わらずですね……」「そう……」「…すみませんね…」「謝ることはないよ」 申し訳なさそうに肩を落とす少年に苦笑を返す。「謝らないでほしいな。君が気にする必要はないよ」「……でも……」「それに君はもうこの店で働き始めて10年以上になる。それなのに全然仕事を覚えられないなんて問題外だからね!」「…………」 からかうような口調とは裏腹に顔は笑っていない。

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