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日常回です
前回と同じ人物、カッコです
自衛よろしくお願いします
[見てみて、貴方の推しの新グッズの告知]
<うぇ、マジじゃんどうすんだよ俺金ないんだけど…>
[一旦ちゃんと手にとって見てから考えよーね。]
その告知を見せてから彼がトントンとスマホを触り始めたのを見て、私はゆっくりとソファから立ち上がってマグカップを手に取る。
そのままキッチンへ向かってコーヒーを入れる。ミルクと角砂糖を2つ。横に蜂蜜を添えてトンッと彼の座るソファの前のローテーブルへ置いておく。
<ありがと、>と生返事ながらも感謝を伝える彼に育ちがいいなぁと思いながら[どういたしまして、]と返す。その間にテレビにYouTuberを映して気になっていたゲームの配信を見てみる。
ゴロゴロとそのゲームを見ながらふっと近くにいる彼の目をじっと見つめてみる。
淡くグレーのかかったブラウンの掴みどころの無いような瞳が綺麗だなと毎回思う。
ふと彼と目が合うと彼はゆっくり近づいて来てちゅっと額にキスを落とす。
<なぁに?惚れ直した?>
[たった今惚れ直した分のときめき幻滅した。]<なんでだよ笑>
なんて、二人で話す時間が大切で仕方なかった。