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日記みたいに書いてて好き
めっちゃ良かったです♪
こういうのめっちゃ好き☆
私、花玲は最後の高校生の夏。
君に恋をしました。
私が君に恋をしたのは、クラス替えの自己紹介。
肝心の自己紹介はさっと終わったけど、
無口で、でもどこかしら楽しそうな君の顔に私はドキッとしました。
〜2学期〜
月一である席替えがありました。
私は席替え運が悪いのであまり近くなれませんでしたが、今回は同じ班になりました。
どうせだったら隣が良かったけど、班になれただけ嬉しかったのです。
私はこれを気に話してみようとしました。
でも君は無口なので、塩対応。
ちょっと寂しいです。
〜冬休み〜
私は君とLINEを交換しました。
君といる時は冷静だったけど、家に帰ると飛び跳ねる程喜んだんです。
私は早速彼にメッセージをしてみました。
「質問をします。」
既読をされ、その時私の顔は真っ赤だったと思います。
『どうぞ』
やっぱりLINEも塩対応か….。
でも、返信をくれただけでも嬉しい!!
私はポジティブに受け止めました。
「では好きな食べ物は何ですか?」
『チョコ』
案外可愛い彼に益々惚れていく私。
『俺からも質問いい?』
勿論返事は「YES」
『今好きな人はいますか?』
その一瞬嬉しすぎて暑くなった汗が冷や汗に変わった。
どう答えればいい?
YESって答えれば嫌われるかもしれない…….。
でもここは正直に….。
「いるよ」
「でもどうして?」
『クラスの奴が俺の事好きなんじゃないかって噂してて』
「なんて答えた?」
『そうかもねって』
なんて優しい人なんだろう。
「逆に好きな人はいますか?」
それに返信は無かった。
あれなんか不味い事言っちゃったかな?
遅かったけど返事がきた。
『います』
それは私かな?
今思えば私にだけ笑ってくれてた様な。
「誰?」
『絶対他の人に言うなよ』
「言わないよ」
『瑞希』
あ….私じゃないんだ。
じゃあ私にだけ向けてた笑顔はなんだったの?
私は怖くなって泣いた。
分かりきってた事なのに。
それを知ってて浮かれていた自分が憎くなった。
私は恥ずかしさで学校には行けなくなった。
親に事情を話した。
怒られるかもしれないと思いながらも頑張って話した。
そうゆう時もあるよ。ってお母さんは言ってくれた。
好きなだけ休みな。っとお父さん。
優しい人達だなって私は思った。
あのメッセージから私は1度もスマホを見ていない。
でもその日は通知で光っていて、見てしまった。
そこには彼からのメッセージ。
『でも今はお前が好き』
嬉しかった。
心の底から嬉しかった。
私はまた学校へ行った。
学校へ言ったら彼とまた話そう。
そう心に誓いながら。