彼の手が私の頬を優しく包み込むように触れる。優しい手つきで触れる彼は気の所為か少し頬が赤くなっているように感じられた。
そして、彼は私の頬に小さく口付けをした。
この行為が何を意味するのか。
どんな物なのか。
そんなことは全く分からなかったけれど、彼の顔が酷く赤いことだけは分かった。
私は彼の血で赤い。
彼は何故か頬が赤い。
それは同じようで違うような赤だった。
「君に出逢えて本当によかった。」
彼はそう言うとニコッと微笑んでいた。
「私も」
不意に出た言葉だった。
「私もFukaseに出逢って、色々な事が知れたよ」
言葉が止まらなかった。
「ありがとう…Fukase。」
彼は驚いたように少し目を見開いていたが、すぐにいつもの満面の笑みで笑い返してくれた。
私はその顔を見ると何故か嬉しくなれる。
Fukaseが嬉しそうに笑うと、私も嬉しいんだ。
「Fukaseと一緒に居ると暖かいの。」
私がそう言うと、彼は嬉しそうな顔をして微笑んでいた。
「僕もhukaと居ると楽しいよ。」
彼もそう返してくれた。
すごく嬉しかった。
きっと私はhukaになれる。そんな希望が持てたからだろう。
そんな時だった。
アレが起きたのは。
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