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登録が終わり、そこを出たらリサさんが待っていた。
アーサー「終わりました〜。」
リサ「そうですか、良かったです。」
アーサー「リサさんは、何処に行ってたんですか?」
リサ「アーサーさんの装備を作ってくれそうな人のところに行ってました。」
アーサー「作ってくれそうでしたか?」
リサ「えぇ、快く引き受けてくれました。」
良かった。
リサ「その方に呼ばれているので、行きますか。」
アーサー「はい。」
少し歩くと、
リサ「ここです。」
アーサー「ここですか。」
さっきのところよりは少し小さめだ。
中に入ると、武器や防具が沢山飾られてある。
リサ「来ましたよ。」
???「おっ、来たか。」
奥の方から男の人の声が聞こえた。
すると、自分より少し大きめで中年ぐらいの男性が出てきた。
???「この赤茶色の髪の坊ちゃんがアーサー君だな。」
リサ「そうですオーウェンさん。アーサー君、この人が私の言っていた知り合いの鍛冶屋の『オーウェン・ホワード』さんです。」
アーサー「よろしくお願いします。」
僕は頭を下げた
オーウェン「律儀な子だなぁ。で早速だが、どんな武器を使いたい?杖?斧?剣?」
アーサー「剣ですかね。今使っているので。」
オーウェン「剣か、ちょっとその剣見せてくれないか?」
僕はオーウェンさんに剣を見せた。
オーウェン「おぉ、素材がいいな。だが、刃がところどころ欠けてるなもったいない。」
アーサー「何とかなりますかね?」
オーウェン「再利用っていう手があるな。」
アーサー「再利用?」
オーウェン「あぁ、簡単に言うと新しく生まれ変わらす感じだな。」
アーサー「成程!」
オーウェン「この剣を再利用しちまってもいいか?」
アーサー「はい。大丈夫です。」
オーウェン「分かった、じゃあ剣の大きさはどれぐらいがいい?短めか普通か長めか?」
アーサー「普通で。」
オーウェン「はいよ。いいの作りますか。」
そう言ってまた、奥に戻った。
僕が辺りを見渡してるとリサさんが、
リサ「オーウェンさん、何歳に見えますか?」
と聞いてきた。
アーサー「えっ?何歳だろ?」
リサ「実はもうすぐ300歳なんですよ。」
アーサー「えっ!てっきり40歳ぐらいかと。」
リサ「オーウェンさんはドワーフなので人より遥かに寿命が長いんですよ。」
アーサー「へぇ〜。とても若く見えますけどね。」
オーウェン「そんな若く言ってくれるなんて嬉しいなぁ。」
オーウェンさんが奥から帰ってきた。
オーウェン「さて、作ってきたぜ。ほれ。」
アーサー「おぉ、凄い!」
目の前に置かれた剣は前の面影を残しつつ、新しく生まれ変わって戻ってきた。
リサ「流石の腕前ですね。」
オーウェン「褒めても何も出ないっての。でもまぁ、いい感じにできたんじゃないか。」
アーサー「本当にありがとうございます!」
オーウェン「いいってことよ。じゃあ、気をつけてな。」
アーサー「はい!」
リサ「ではまた。」
オーウェン「はいよ。」
僕は、扉を閉めた。
オーウェンさん良い人でよかったな。
リサ「アーサーさんこれから何処かに行かれるんですか?」
え?
確かにそうだな…
確かに考えてない!