テラーノベル
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へんな君が倒れ、場が一気に静まり返る。
ふつう君:「へんな君!ねえ、返事してよ!!」
ペンソー:「くっ…これはマズい…!」
最強君:「神様なら…助けられるかもしれん!」
ペンソー:「はぁ!?神様って本当にいるのかよ!?」
(視界が白く歪み——)
ペンソー:「うわぁ!?ここどこだよ!!」
神様:「うるさいぞお前ら。今度は何の用だ」
ペンソー:「し、神様ァァァ!!」
ふつう君:「へんな君が急に倒れちゃって…!」
神様:「……なるほどな」
(少し黙り込む)
神様:「これは**“極輪廻(ごくりんね)”**だ」
ばか君:「ごくりんね?それ食べ物?」
神様:「違う」
神様:「“闇を統べる王”と呼ばれた存在の力。その本質は“支配”だ」
最弱君:「じゃ、じゃあ…へんな君は…?」
神様:「このまま制御できなければ、いずれ自我を失う」
ふつう君:「そんなの…!」
神様:「俺でも、この力を消すことはできん」
ペンソー:「つまり…ポケット野郎が向き合うしかないってことか」
神様:「そうだ。受け入れるか、飲み込まれるか…二択だ」
包帯だらけのへんな君が、息を切らしながら立っている。
へんな君:「はぁ…はぁ……!
くそ…体が言うこと聞かない…!」
ふつう君:「無理しないで!」
へんな君:「大丈夫…負けたくないんだ…僕の中の“何か”に…!」
神様:「“極輪廻”の代償は人それぞれだ。
お前の場合…まだ見えん」
ペンソー(小声):「命とかじゃなきゃいいがな…」
謎の声(独白)
「まさか…極輪廻が目覚めるとはな……
計画が早まるかもしれん…」
(赤黒い瞳が、静かに光る)
へんな君:「ぜぇ…はぁ…!
ダメだ…全然コントロールできない……!」
(倒れ込んだ瞬間、低く響く声)
???:「——貴様か。俺の力に耐えたのは」
へんな君:「……誰だ……?」
気づくと、骨の山。
その中央に、玉座のように座る男。
へんな君:「ここ…どこ……」
へんな君:「……お前が“極輪廻”だな!」
へんな君:「勝手に人の体に入ってくるな!!」
???:「黙れ」
へんな君:「黙らない!!」
(骨を掴んで投げまくる)
???:「……本当に、耐えたのか…この性格で…」
へんな君(ほっぺ膨らませ):「耐えたけど何か!!」
???:「面白い」
???:「その器、貸してやる。
だが——使いこなせなければ、全てを失う」
へんな君:「はあ!?」
へんな君の体が、淡い黒紫に光り、ふわりと浮く。
へんな君:「……あれ?
体が…軽い……」
(暴走していた闇が、静かに馴染んでいく)
神様:「……まさか……“契約”が成立したのか」
ペンソー:「冗談だろ…!」
ふつう君:「へんな君……!」
へんな君が、ゆっくり地面に降り立つ。
目は赤く光っているが、表情はいつも通り。
へんな君:「大丈夫……」
へんな君:「この力……なんとなく、わかる」
へんな君:「少しだけ……使えそうだ」
——闇は、完全には消えていない。
(終)
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