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続き
リト『』テツ「」るべ「」
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テツside
最悪なタイミングでるべ君が帰ってきた
「ッリト、!なにしてるの……」
ああ、これが修羅場っていうやつか。でも、そんなことはもうどうでもいい。急いで服を整え、リト君にブランケットをかける。早くるべ君を問い詰めないと。
「るべ君さ、昔俺の嘘流したでしょ。俺とリト君が付き合わないようにするために」
思わず口調が強くなる。誰だってこの状況に置かれたらそうなるからしょうがない。
「嘘、?てか話が急すぎ、それに昔って…どのくらい前のこと?」
「2年くらい前の僕らがvtaかよってたとき」
すると混乱していたるべ君の表情が急に固まり、少しの間をおいて話し出した。
「……俺、記憶なくしてるから、」
『ッ…… 』
確かにそうだった。るべ君はデビューする前に記憶を奪われたんだ。そうなると、今のるべ君とあの時のるべ君は同一人物だけど別人でもある。だから今ここにいるるべ君は嘘をついていないということにもなる。
「ねえ、いいから早くリトから離れてくれない?ていうか離れて。」
リト君は腕を掴まれてるべ君の方へ引き寄せられた。
ビクッ
『ッぁ、…るべ、』
怒るるべ君に、リト君は少し怯えている。さっきまであんなにいちゃいちゃしていたのに、今はこうだ。
「…なに、?リト、もう大丈夫だから」
『……るべが…そんな嘘つくわけないよな、?あのとき、側にいてくれたのも…全部企んでたってこと?』
「………」
少しの間、沈黙があった。
「昔の俺と今の俺は別人でしょ?過去の自分が何してようと今の恋人は俺だから。」
『なんだよそれ、否定してくれよ…じゃないと俺、今まで……』
家の中は静まり返った。
『……2人とも、一旦帰ってくれ、』
その声は、震えていて今にも壊れてしまいそうだった。るべ君はリト君の側に行こうとしたが、話しかけられる雰囲気ではなかったのか家から出て行った。
「っ……_」
僕も少しリト君に話しかけようとしたが、やっぱり無理で、その場を去った。
家から出るとるべ君が立っており、俺のことを一発殴って帰って行った。まあ、当たり前だよな
ぁ”ーー・・・タバコきれてる
あのとき帰ってきたるべ君の手には、リト君にあげるためだと思うコーヒーがあった。こんなことする恋人は俺から見ても良い恋人だと思う。
俺のことを殴ったときも、本気の力ではないと感じたし、怒ってはいたものの暴言は吐かなかった。
………
もう必死に言い聞かせるしかなかった。
俺は悪くない。悪くないんだ。
俺は悪く…ない
るべside
昔の俺がリトとイッテツをひきさいた?
そんなこと急に言われても記憶がない以上どうしようもない。
……けど、
あのときリトに聞かれて否定できなかったのは、今の俺なら同じ場合に直面した時、嘘を流す…かもしれないからだ。
そう、あくまで、かもしれない…だ。
とはいえ、今の俺はリトのことをこんなにも愛している。それに今の恋人は間違いなく俺自身だ。だから大丈夫。
俺は悪くない。
きっとリトは俺のもとへきてくれる。
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