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久々のクラスに馴染んでると
柊「おい、皐月居るか?」
皐月『あ、え、居ます……けど』
柊「話がある、屋上まで来い」
俺なんかした??え、やっぱり辞めろって言われる??
考えたら吐き気が……
蘇芳「皐月くん、大丈夫だよ」
皐月『蘇芳?何で分かるんだ?』
蘇芳「んー、俺の勘だけど、きっと大丈夫さ」
楡井「さ、皐月さん!俺も大丈夫だと信じてます!!」
クラスのヤツらを見たら皆笑顔で居る。
なら、大丈夫…、なのか?
そのまま柊さんの後を着いて行くと屋上に上がった。
扉を開けたら梶先輩が居て……、
トラウマが甦ってくる…。
俺が何も言えずに下を向いてると
梶「……、ごめん」
皐月『…へ?』
梶「柊さんから聞いた、俺が上手く伝えれなかったから…、お前学校来れなくなったんだろ…」
俺は困惑して柊先輩を見た
そしたら柊先輩は当たり前のように頷いて俺の方を見た。
皐月『……ッ、梶先輩が言ったのは当たり前です、俺がちゃんとしていないから叱ってくれたんでしょ…、でも、俺には皆を守ることも、誰かに伝える事も…、壁になる事も出来ないです。梶先輩が正しいです。』
梶「……、なぁ、お前はなんなら出来るんだ?」
柊「…ッ梶!!」
何が出来る?俺に、何が出来る??考えたことも無かった……。俺に何が出来る?
梶「…、何も出来ないと思ってるんだろ?」
俺は頷くしか出来なかった…。
梶「確かにお前は何も出来ない…でも、やれる事は他にあるはずだ、考えろ。お前にしか出来ないことを…、柊さん、すみません、俺からはもう話す事ないんでクラスに帰ります。」
柊「おう、後は何とかするわ」
そう言われた梶先輩は柊さんにペコリと謝って屋上から消えた。
柊「なぁ、皐月」
皐月『はい』
柊「梶が何を言おうとしたか分かったか?」
皐月『…、すみません、わかんないです』
柊先輩は溜息をつきながら、そうだよなぁっと独り言を言って
柊「なぁ、皐月はこの街で何ができると思う?」
皐月『……、そんなん言われても何も出来るはず…ないじゃないっすか』
柊「多分そこだと思うぞ」
皐月『へ?』
柊「何も無い、なんて無い。何かしら出来ることがあるから梶はお前に対して強く当たると思う。」
皐月『……、俺にしか出来ないこと?』
1つの思いが浮かんだ。
皐月『…、柊先輩』
柊「おう」
皐月『もし、俺が……、俺でなくなったら止めてくれますか?』
そう問うと自信満々に
柊「何のための総代だと思ってんだ」
きっとあの人なら俺を止めてくれる、暴走したらきっと……止めてくれる……。
翌日
皐月『さぁくら!おっはよ!』
桜「だぁあ!お前は突然寄り添ってくんな!」
皐月『えー?俺の事好きなんだろ?』
桜「ぅ、あ。」
蘇芳「もー、ダメだよ皐月くん、俺も皐月君のこと狙ってるのに〜」
皐月『俺物じゃないんすけど??』
蘇芳「大丈夫知ってる!だから振り向いて欲しくて必死なんだよオレたち」
皐月『よく分からんけど俺はお前ら全員好きだし誰かを1番なんて考えれんぞ?』
そう告げると皆泣き始めた……何故……。
皐月『…、俺が悪いの?』
蘇芳「まぁ、皐月くんはちゃんとクラスの人と話さなきゃね!」
皐月『…うげ、俺覚えるの苦手、楡井後でデータ送っといて……、吐き気する……。』
楡井「ええっ!大丈夫っすか皐月さん!!」
皐月『俺、ちょっと情報多いと無理……しんどい。帰る…。』
楡井「皐月さん気を付けて帰って下さいね」
皐月『…ぅん、頑張る…』