帰るとは言ったものの…、ちゃんと梅先輩には話さないとなと思って梅先輩を探す事にした。
3年生のクラスを覗いても居ない、屋上も居なかった……ってことはことはのとこか?
そう思い浮かべて俺はポトフに向かった。
inポトフ
チリンチリン…
ことは「いらっしゃ、あら皐月どうしたの?」
皐月『…あ、いや、梅先輩探してて……。』
ことは「梅なら居ないわよ?」
皐月『どこ言っても居ないんだよなぁ、ここなら居ると思ったのに……』
ことは「んー、施設か、あ」
皐月『?何かあんのか?』
ことは「…、家族と会ってるのかもね…」
皐月『…??家族と会うのは当たり前じゃねーの?』
ことはは暫く黙ったまま…
ことは「…梅ね、幼少期に家族亡くしてるの、それも母親が妊娠してて…家族が増えるかもって時に…。」
皐月『…え』
ことは「ちょうど無くなった時期と同じくらいかしら…、皐月会いに行ってみてよ」
皐月『…ッ俺が!?会いに……行っていいのか…?』
ことは「今の皐月はきっと梅の心の支えになると思うわよ…」
そんな事言われたら…行くしかないっしょ…。
皐月『…、分かった。行ってみる。』
そう告げてことはから住所を貰って梅先輩の家族の元に行く事にした。
ことは(…、頼んだわよ、皐月)
皐月(ここが、梅先輩の家族が眠るところ…)
数々の墓石が立ってる中目当ての人を見かけた。
遠目だが梅先輩だ。
俺がここに立ってていいのか分からないが…、暫く様子を見る事にした。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!