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1月17日 PM19時 ロシア カリ島
俺と雪はロシアンマフィアスカーと呼ばれる組織に連れ去られた
ロウ「よう、起きたか」
手錠を付けられ、薄暗い檻に入れられた俺はその独房で夜を過ごした
悠「眠れるわけねぇだろうが」
ロウ「それもそっか」
ゴゴっとパイプ椅子を動かし、腰かけた
ロウ「俺はロウだ。短い間だがお前の監視を頼まれた。ほれ、食事だ」
ロウはポイっとカロリーメイトを箱ごと投げつけた
悠「カロリーメイトかよ、というかあんたら日本語わかるんだな」
ロウ「俺たちは国際的ギャングだ、これから潰す他国の言語を理解するのは当たり前だろうが」
同刻 中国 北京 中国マフィア ジョンイル 拷問室
イザ「ふーんふーんふーんっと♪」
センター分けの若い男はガサガサと刃物を棚から漁った
拘束されたスカーのメンバー「よせ…頼むやめて…家族がいるんだ…」
スカーの工作員のライズは頭から大量の血を流しながら衰弱していった
イザ「だったら喋れよアホンダラがぁ!てめぇのその低能さで自分のボスの首絞めてんだぞわかってんのか?」
イザはライズにナイフを向けた
ライザ「…ボスは今指名手配されてる日本人を捕らえて、これから魔国ジーンに乗り込んで戦争する気だ…」
イザ「その答えが聞きたかったんだよぉおお!」
イザはライザに抱き着き血塗られた頭を撫でた
イザ「俺は嬉しい!お前を心から愛そう!」
グサリとライザの首にナイフを突き刺した
イザ「地獄の底でな」
ライザは動かなくなった
ガチャリとドアを開けて入ってきたのはイザの弟の二ム
二ム「兄貴!ボスが呼んでる!そいつ喋ったの?」
イザはにこっと笑い、うなずいた
中国マフィア ジョンイル 書斎
パク「それで?とっ捕まえたロシア人は喋ったの?」
パクはジョンイルを取り仕切る闇社会の大物女
清楚な見た目とは裏腹にこれまで500を超える殺人を行ってきた張本人
イザ「はい、スカーの連中は既に日本人を捕らえたそうです」
イザ「ボス、俺たちの武装は完璧です。どうでしょう、ここはスカーと共に魔国ジーンに乗り込み、国ごと乗っ取ってしまうのは」
二ム「俺たちの銃とエルフの魔法、どう考えても技名がない我々の銃弾が先に奴らの腹をえぐります」
兄弟はキラキラとした眼差しをパクへと向けた
パク「やれやれ、君たちにはかなわないわ、わかったわ」
パクはくすくすと笑い、笑顔でそういった
イザ「やったー!皆殺しだ!」
はしゃぐイザ
数分後、イザ達は書斎を後にした
イザ「なぁ、ニムー」
二ム「んー?どったの兄ちゃん?」
イザ「もしこの戦争でボスが死んだら次のボスは俺だな!」
二ム「兄貴も人が悪いよ!」