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耀聖(ようせい)
922
設楽理沙
880
ぼくの誕生日に近き日のことだ‥…
体調がすぐえない諏訪さんに
つい‥手を握ってしまった…
ちょっと、‥…とゆう
諏訪さんに
[大丈夫]と…丈一郎は言った
すると
垂れ下がった優美な目尻で‥
‥[心配してくれて、ありがと…]と
述べ微笑みを 浮かべる、‥
耳打ちで語りかけてと
相づちうち
ぼくは語りかけ‥
かんじるあなたに憂いがたつ‥
で、‥宇佐美丈一郎‥…
彼女の何処に惚れたのかな
[ありがと]
ハァ、‥?
[あの日‥]
[ありがとが凄くありがとに変わったんだ‥…]
コメント
1件
読ませていただきました。「ありがとう」が「ありがとに変わった」という表現、すごく響きました。体調の優れない諏訪さんに思わず手を握ってしまう丈一郎さんの心情と、それを受け止める諏訪さんの微笑みが、たったこれだけの描写なのにものすごく鮮明に浮かびます。改行と空白のリズムも相まって、読んでいるこちらまで呼吸が整うような静かな余韻が残りました。この二人にどんな物語があるのか、続きが気になります。