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「あ」
『…』
もう、あれは完全な “一目惚れ” だった。
「目黒先輩っ」
『ん?あ、涼太じゃん』
「何してるんですか」
中高一貫の入学式。
初めてする恋に心のドキドキは止まらない。
『何って…部活行くところ』
「え…今日一緒帰れるって言ったのに」
『あ、やべ…忘れてた』
「もぉ…!」
『あははっ笑 ごめんってば』 ポンポンッ‥
「むぅ〜…(拗」
先輩は意外といい加減。と言うか自分がした約束だったり会話だったりを普通に忘れてしまう人。
ようは天然ということだ。
「…いつ部活ないんですか」
『んー…分かんない笑』
「…もう知らないっ」
『えー笑 拗ねないでよ〜笑』 ナデナデ…
「それ嫌ですっ。俺子供じゃないんだから」
『俺からしたら三個下だから子供だよ』
「嫌です。子供じゃないです。たった三個違いじゃないですか。」
『ふふ笑…本気で拗ねた?』
「//!」
そう言った先輩は俺の顔を覗き込む。
先輩は俺よりも遥かに背が高いから。その高い背を丸めて俺の目線と合わせてくれる。
「…近いです…//」
『耳真っ赤だね笑』
「別に赤くないですっ。もう帰ります!」
『あ、待って』
「っ…何ですか…」
『…明日の放課後、俺の教室来な?(囁』
「っ!……」
『…返事は?ニコッ』
「…は、ぃ」
[翌日の放課後]
ガラッ…
「目黒先輩?」
『あ、やっと来た』
「すみません…ホームルーム長引いちゃって」
『良いよ良いよ笑』
「…それで、何か用ですか?」
『俺の家泊まりに来る?』
「...はい??」
『だーかーらっ!俺の家泊まりにおいでよ!明日から4連休だろ?』
「そぅ…ですけど…え?急に??」
『昨日のお詫びじゃないけど、ほらっ楽しそうじゃん笑 俺一回お泊りしてみたかったんだよ笑』
「…何で俺なんですか?お友達居るでしょ」
『だってそいつら部活の宿泊練習なんだもん』
「はぁ……ん?目黒先輩は??」
『オレ?サボる!』
「はぁ!?何言ってるんですか!ダメですよ!」
『いーのいーの笑』
「ダメですよ!!」
『オレ部活とお泊りより涼太とお泊りの方が絶対楽しいと思うんだよねぇ〜駄目?』
「なっ……だめって…言えないじゃないですか…っ」
『あはは!笑 じゃあ決定ねぇ!』
何処か強引で、予想打にしないことを言い出す人。
でも俺はこの人のこんな予想外な言動が少しずつ好きだと思い始めている。
『あ、なんなら今日から泊まる?』
「えっ」
『いいじゃん!そっちの方が涼太が楽じゃない?』
「待って下さいよ。そもそも目黒先輩のご両親は…」
『え?旅行で居ない!ニコニコッ』
「...なるほど」
『ほら!涼太の家行こう!着替えとか持ってさ!』
「わっ!あんまり引っ張らないでくださいぃ!」
『いらっしゃ〜い』
「お邪魔します」
『俺の部屋わかるでしょ?荷物置いておいで』
「あ、はい」
前にも数回家にあげてもらったことがある。
俺が親と喧嘩した時とか、放課後目黒先輩に勉強を教えてもらうためにだとか。
だから何となく先輩の部屋はわかるのだ。
ガチャッ
「…懐かし…前来たの、もう一年前…」
俺はベットの端に着替えなどが入っているバッグを置き早々にリビングへと戻った。
「目黒先輩、戻りまし…」
『おかえり…(囁』
「ぎゃっ!?」
『ちょっと “ぎゃあ” は酷くない??』
「脅かすからでしょ!?」
『あはっ笑 ごめんね?』 ポンポンッ
「ほらぁ…たまそうやって子供扱い…//」
『子供だよ涼太は笑』
「〜〜…!!」
『ふふ笑 ほら、お風呂入っておいで』
「はーい…」
「先輩上がりました」
『んっ。じゃあ俺も入ってくるよ』
「…今のうちにご飯作れるかな?」
『えー!何この良い匂い!』
「あ、先輩。勝手にキッチン使っちゃったけど良かったですか?」
『全然良いよ!なんなら早く食べたい!いい?!』
「えっ、あはい…笑」
こんなに喜んでくれるなんて…
料理、得意で良かったな
「先輩、おやすみなさい」
『おやすみニコッ』 ポンポンッ
「んっ…」
安心する先輩の大きな手。俺は無意識にその手に触れる。
『…涼太?』
「…めぐ、ろ…先輩…」
『…“蓮”って呼んでよ』
「…れん、せんぱっ…」
『…ん?なーに涼太…ニコッ』
「…おれ、せんぱぃ…が、すき…です」
『…えっ?』
『嘘…?』
「…ほんと、、…俺、せんぱぃ…がすき」
『…恋愛で…?』
「…ぅん…、、れん、せんぱぃ…の、かのじょに…、して…?」
『…そんな寝ぼけながら言うの…反則だよ』
チュッ‥
『…涼太、俺も好きだわ。涼太を無理やり泊めたのも告白するつもりだったから』
「ぇ…ほんと…?」
『うん…あーヤバい…こう見ると尚更可愛い…』
「…俺、せんぱいの…かのじょ、、?」
『ぅん…大好きだよ涼太』
「…俺も、、れんが、…一番すき…」 ギュッ
『……あー、、…そんな事、しちゃうんだ♡』
「…え…♡」
『おはよ涼太♡』
「んん…おはようござぃま_」
ゴキッ!…
「!? いたぁぁ!!!?」
『え?どうしたの?』
「え?ぇ、??なんで?腰超絶痛いよ!?」
『えっ、もしかして覚えてないの??』
「覚えてる…?なにを??」
『えー?昨日はあんなに可愛くないてたのに』
「な、く??」
『自分から腰動かしてさぁ?』
「こし…うごかす…」
『爪が食い込むまで抱き締めて善がってきたのにさぁ?』
「つめが…くいこむ、だきしめて…よがる…」
『♡ 俺が壊しちゃった♡』
「...なんでぇぇぇぇ//////!!!?」
俺は知らぬ間に、イケメンの姫になっていた。