テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
※ワンクは一話をご覧ください。
息が吸いやすい朝
ほとけside__
最近は朝起きたら、
息を吸うのが楽だった。
理由を探すけど、見つからない。
ただ、
ほんの少しだけ楽な気がする。
ほとけ)……
いふ)ほとけ、おはよう。
いふ)よく寝れた?
……うん。
よく寝れた。
いつもより眠りが深くて、
嫌な夢も見なかった。
いふ)ご飯にしよか。今日は洋食やで。
いつもご飯美味しいよ。
ありがとう。
いふ)いただきます。
ほとけ)(手を合わせる)
……いただきます。
ほとけ)(洗い物をしようとする)
いふ)洗い物してくれるん?ありがとうな。
これくらい、させてよ。
作ってくれたんだし。
いふ)今日は寒いなぁ。
そういえば最近いふくんの音が途切れていない。
それなのに、
楽しいかどうかは、よくわからなかった。
ほとけ)……
いふ)また近くのカフェ、デート行こな。
また、デートでいっぱい遊ぼ?
ほとけ)……
いふ)終わったん?ありがと。
ほとけ)(コクッ)
喉が、熱い。
応えなくても、
ここにいていい気がした。
今なら、
そう思ってもいいのかもしれない。
ほとけ)……_!
いふ)……!
いふside__
今、一瞬。
何か言ったように思えた。
聞き取れなかったけど、
もしかしたら―― 何か言ったのかもしれない。
end
ー余談ー
幸せだと、
胸を張って言えない日があってもいい。
愛されていても、
それをうまく受け取れない心のままでもいい。
それは、
不幸でも、間違いでもない。
あなたが今、
どこに立っていても。
ここに生きていることだけは、
確かでありますように。