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※心霊現象の表現有り
この後私は鍵を開け部屋に入った。
(お化けなんて言われたらなんか怖いな…)
さっき言われたことを思い出し私は背筋に少し悪寒がはしった。
(でも大丈夫だよね…?)
自分を落ち着かせるために安心出来る言葉を考えながら部屋に足を踏み入れるとそこは値段で想像していたよりも広く綺麗だった。
(良かった…もっとくらい感じをイメージしてたけどそこまでじゃないみたい…)
私はさっきよりも少し落ち着き荷物を下ろした。
(とりあえずお風呂入ろうかな…)
そう思い洗面所に行くとそこには思いにもよらなかったものが置いてあった。
(なっなにこれ )
そこには排水溝に詰まった大量の長い黒髪があった。
私は気味が悪くなりその場を静かに後にした。
(きっきっと清掃し忘れただけだよね…?)
そんな少し恐怖感を感じながらも近くにあった椅子に座った。
すると今度は棚に置いてあった花瓶がガシャンッと音を立てて落ちた。
「きゃ!?」
思わず声に出して驚くとその花瓶を拾い上げる時間もなくすぐに周りから沢山のものが落ちてきた。
私が避けながら唖然としていると今度は壁にかけられていた時計がけたたましい音を立てながら針をぐるぐると戻したり進めたりしていた。
(なっなんなのこれ… )
私が恐怖で固まっていると今度は何も無いところから壁を叩くような音が鳴り出した。
私はその場にとうとういられなくなり机に置いていたカバンを取るとまだガンガンとなる部屋を後にし走ってエントランスに向かった。
「っ…ハァハァ」
急いで走ったせいか先程受付をしてもらった人に心配をさながらも私はさっき見た光景を思い出し、 そのままホテルを出た。
それからしばらく走り集会を行った神社まで戻って来た。
(こっここまで来ればきっと大丈夫だよね…というかさっきのあれはなんだったの…)
私は階段に座り込み軽く呼吸を整えるとこの後どうしようかと悩んでいた。
(ここまで走って来たはいいけどどこに泊まろう…)
さっきのこともあり当分はホテルに泊まれないような気がし私は頭を抱えていた。
(そうだ…!春千夜くん前になにかあった時は連絡してって言ってた…!でもさすがにこんなに遅い時間迷惑だよね…)
そう思ったもののここには泊まれなさそうだったため試しにと思い春千夜くんに連絡すると思いのほかすぐに返信が来た。
(今から来るって…えっ!?本当に来るの!?)
自分から連絡したものの本当に来るとは思っていなかったためまた心臓が少しずつ早くなって行った。
後書き
皆さんこんばんは!
今回は心霊系を入れて見ました!
そして昨日は♡47もありがとうございました!
今回の♡数も20にします!
𝕟𝕖𝕩𝕥➯➱➩♡20