テラーノベル
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🍍「……無理……起きれない……」
布団の中で丸まりながら、俺は小さく唸った。
カーテンの隙間から差し込む春の光が、やたらと眩しい。昨日遅くまでアニメ見ちゃったせいだ。完全にやらかした。
👑「なっちゃん、入学式よ? 起きないと遅れるで?」
少し高めで、でも優しい声。
隣の部屋から顔を出したのは、みことだった。
🍍「……あと5分……」
👑「それ昨日も言ってた」
🍍「……じゃあ3分……」
布団を引っ張られ、俺は渋々顔を出す。
みことは苦笑しながらも、慣れた手つきで俺の肩を揺らした。
👑「新しい学校やで? 今日はちゃんと起きよ?」
🍍「……うぅ……」
朝は本当に無理だ。
甘いものがあれば起きれるのに、とか考えてる自分が情けない。
なんとか制服に着替えて、ネクタイを締めながら鏡を見る。
高校生。
ついに俺も高校生か。
……正直、不安の方が大きかった。
人見知りだし、初対面は苦手だし。
ちゃんと友達、できるかな。
高校に着いて体育館に入ると、すでにたくさんの新入生が集まっていた。
ざわざわした空気。知らない顔ばかり。
🍍「人、多……」
俺は無意識に、みことの袖を掴んでいた。
👑「大丈夫大丈夫! きっと楽しい!」
みことはいつも通り明るい。
このテンション、朝からすごい。
クラス分けの掲示板を見ると、俺は1年A組。
みことと、らんも同じクラスだった。
🌸「やったー! 3人一緒!」
らんが後ろから勢いよく抱きついてきて、俺はバランスを崩しそうになる。
🍍「ちょ、らん! 抱きつくな!キモイ!」
🌸「いいじゃんいいじゃん〜! なっちゃん入学おめでとうー!
らんは相変わらずテンションが高い。
周りの視線が集まるのが、ちょっと恥ずかしい。
体育館の前の席に座り、式が始まるのを待つ。
その時だった。
―――ふと、視線を感じた。
前の方、B組の列。
そこに、ひときわ目立つ男子がいた。
紫髪で、姿勢が良くて。
落ち着いた雰囲気なのに、どこか余裕がある。
……なにあれ。
めちゃくちゃ、イケメン。
女子たちがひそひそ話してるのが、嫌でも耳に入る。
「B組のあの人、やばくない?」
「もう告白する人居そう」
俺は慌てて視線を逸らした。
(いやいや、関係ないし)
そう思ったのに―――
なぜか、もう一度だけ見てしまった。
その瞬間。
目が、合った。
🍍「……っ!」
心臓が、ドクンって鳴った。
相手は驚いたように目を瞬かせたあと、
ほんの少しだけ、口元を緩めた。
……え、笑った?
(な、なんで……?)
意味がわからなくて、顔が熱くなる。
慌てて前を向いた。
🌸「なっちゃん、どうしたの?」
らんが覗き込んでくる。
🍍「な、なんでもない!」
声が裏返った。
らんがニヤニヤしているのが、すごく嫌だ。
ということで!!
新連載 【この恋が実るまで】です!
🍍 × 📢
🌸× 🦈
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です!!
彼女組↓↓↓
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彼氏組↓↓↓
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